
ドレッドヘアで個性派おしゃれ生活を始めるために知っておきたいポイント
2020.10.01 | 128view
ヒップホップやレゲエのイメージが強いドレッドロックス。最近では、人種や性別に関係なくドレッドヘアにしている人を見かけるようになりましたね。今回は「憧れのドレッドロックスにしてみたいけど、かゆみやニオイが不安」という方に向けて、初めてドレッドをする前に知っておきたい、お手入れ方法をご紹介します!
目次
1.ドレッドヘアとは
ドレッドとは、髪が細かく絡み合って、棒状や束状になった髪型です。ドレッドロックス、またはロックスとも呼ばれます。
昨今では国内外で見かけることも増えたドレッドヘアですが、練習を重ねたプロでないと自分で編むのは難しいです。また、一般の美容室や理容室では施術できないこともまだまだ多くあります。
ドレッド生活を快適に送るために、まずは成り立ちやどんな種類があるのか知っておきましょう!
ドレッドの歴史
ドレッドは、中央アメリカのカリブ海に位置する島国、ジャマイカでのラスタファリ運動と呼ばれる宗教的な生活から生まれました。ドレッドという単語ではないものの、古代エジプトや、その後のさまざまな宗教書にドレッドのような髪型の記述が多く存在します。
旧約聖書に基づき、「たとえ髪の毛であっても、自身の身体に剃刀やはさみなどの刃物を当ててはいけない」という思想から、髪を放置して自然に出来上がったのがドレッドヘアです。
ドレッドロックスという名前で呼ばれ始めたのは1950年代頃からで、レゲエミュージシャンのボブ・マーリーの活躍により世界中で周知されるようになりました。現在では宗教的な思想だけでなく、ファッションとして取り入れている人も多いです。
ドレッドの種類
ドレッドロックスには、いくつか種類があります。強く縮れた髪質がドレッドに適していますが、パーマをかけずに作る方法もありますよ。
・アフロドレッド
アフロ状の細かいくせ毛、またはパーマをかけた髪を編んで作るドレッドです。エクステでボリュームや長さを足すことも可能で、特にボリュームが出しやすい種類です。
・ツイストドレッド
ツイスト状に編まれたドレッドです。逆毛を立ててからツイストパーマをかける方法や、ロープのように編むタイトロープもあります。
・パイプドレッド
スパイラルパーマをかけ、パイプ状の束を作る方法です。細い束を多く作るスタイルに向いています。
・ナチュラルドレッド
パーマやエクステを使用せず、地毛のみで作る方法です。逆毛を立てたり、かぎ針を使って編んでいきます。また、放置して自然にできたドレッドを示す言葉でもあります。
2.ドレッドヘアのお手入れ方法
ドレッドをしていると、「洗えないんでしょ?」と聞かれることがとても多いです。最初は洗いにくく感じるかもしれませんが、慣れてしまえばきちんと洗えますよ。
エクステを足している場合、濡らすととても重くなり、乾かす時間も長くなります。洗う頻度は編み方によって変わりますが、洗いすぎると崩れの原因になりますので、週2~3回を目安にしましょう。
ドレッドヘアの洗い方とおすすめのシャンプー
1.まずはお湯で頭皮からよく流します。水分が不十分だと泡立ちが悪くなり、きれいに洗うことができません。
2.シャンプーを馴染ませていきます。指が通る部分を擦らず揉むように洗うと、ドレッドの持ちが良くなりますよ。メントールが配合されているものや、フケ防止用のシャンプーがおすすめです。
3.すすぎ残しがないように、しっかりと流します。リンスやトリートメントは頭皮のかゆみや崩れの原因となりますので、使用しません。

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ドレッドヘアのかゆみや臭いを防ぐコツ
ドレッドをする前に一番気になるのが、かゆみや臭いの問題ですよね。正しいお手入れをしていれば、防ぐことができますよ。
かゆみの原因は、多くがすすぎ残しです。ドレッドは複雑な構造をしているため、通常よりもよく流す必要があります。上からだけでなく、様々な角度からシャワーを当てると良いですよ。
また、乾かさずに寝たり帽子を被ったりすると、頭皮や根元が蒸れて生乾きのような臭いになるので要注意です。シャンプー後は絞って水分を切り、しっかりタオルドライをしてドライヤーで乾かします。
もし臭いが出てしまった場合は、なるべく早くシャンプーをしてよく乾すことが大切です。放っておくと臭いが取れにくくなり、悪化することがありますので気を付けましょう。
3.ドレッドヘアができるサロン
ドレッドは、ブラックヘアを扱うサロンでできることが多いです。普通の美容院ではできない場合があるので、事前に調べて電話で聞くなどして相談してから行きましょう。ブラックヘアの専門店もありますよ。今回は都内でドレッドができるサロンをご紹介します。
都内でドレッドヘアができるサロン
・JUMBO
荒川区西日暮里の、都内でも老舗のブラックヘアサロンです。ダンサーやミュージシャンのヘアも多数手掛けるオーナーは日本ヘアーブレイダーズ協会の理事長を務め、本格的なスタイルに定評があります。
・naught
渋谷にあるブラックヘアを専門的に得意としているサロンです。本場のアフリカンヘアーを日本でも広めたいという思いから、ライフスタイルに合ったオリジナルのテクニックを発信しています。
・golbony hair
都内ブラックヘアサロンで店長をしていた方が代官山に開いたサロンです。ミュージシャンやアスリートのヘアも手掛け、ブラックヘアの同業者も通うなど人気が高く、ウィッグの販売もしています。
事前にカウンセリングをしよう
ブラックヘアを扱う専門サロンでも、必ず事前にどんなスタイルにしたいのか伝えておきましょう。地毛が短すぎるとドレッドができないこともありますし、付けたいエクステの色や種類がそのお店にない場合もあります。
・ドレッドの種類
・長さ
・太さ
・本数
・エクステの有無、色
・予算
上記の条件によって値段や施術時間が大きく変わります。わからない場合は理想に近い写真を見てもらい、相談するとメニューの提案をしてくれますよ。大体の値段はホームページなどに載っていることが多いので、一度調べてから電話をするようにしてくださいね。
正しくお手入れをすることが大切!
正しいお手入れをしていないと、束同士が絡んでしまったり、臭いや頭皮が荒れる可能性があります。せっかくドレッドにするのですから、長く楽しみたいですね。寝るときには完全に乾いている状態が理想ですので、朝にシャンプーをする人が多いです。
またドレッドヘアは、根元が伸びてもその部分だけ編む、リペアというメンテナンス方法があります。スタイルや色を変えない場合に根元だけドレッドを足すことが可能です。リペアを続けて何年もドレッドを育てている人もいますよ。リペアをするためにも、正しいお手入れは必要です。
場合によっては丸刈りも...
元の髪型に戻したい時やドレッド同士が絡んでしまった場合は、サロンでほどいてもらうことができます。注意したいのが、パーマをかけたスタイルは元の状態には戻りにくいことです。ストレートパーマや縮毛矯正は、ダメージによってできないこともありますので、ドレッドをする前に心得ておきましょう。
また絡まりの度合いがひどいと、ほどけなくなることがあります。最悪の場合、伸びた部分だけ残してカットしたり、丸刈りにした人も少なくありません。
しかし洗い方、乾かし方をしっかり守っていれば、最悪の事態はほとんど起きません。正しいお手入れ方法で、ドレッドヘアを楽しんでくださいね。