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【はじめての健康診断】初めて行くのはドキドキ!会社員なら必ず受ける健康診断の内容は?注意点も合わせてチェック。

【はじめての健康診断】初めて行くのはドキドキ!会社員なら必ず受ける健康診断の内容は?注意点も合わせてチェック。

入社して初めての健康診断。検査の中でも神経を使うのは、採血と尿検査ですよね。採血で貧血にならないようにするには、どんな受け方をすればよいでしょうか?尿検査でも、尿蛋白が出たら糖尿病かなと心配になってしまいますよね。健康診断の各項目での注意点をチェックしながら、定期健康診断の流れをみていきましょう。

ぶちうに

この記事のアドバイザー

ぶちうに

スポーツ好き元塾講師


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目次

1.健康診断って必要なの?

健康診断の種類は?

会社に入った時、または定期的に「健康診断を実施します」という通達が来るのをご存知ですか?人事労務の担当者の年中行事のひとつに、健康診断の手配と実施があります。健康診断は、人事課に配属された新人が戸惑ったり、てんてこ舞いになったりする行事です。

健康診断には、ざっくり分けると2つの種類があります。ひとつめは、特殊健康診断といって、法定の有害業務に従事している労働者が受ける健康診断。特殊健康診断は、放射線業務や高気圧業務などに従事している人が受ける検査です。そして2つめが、一般健康診断です。これは、多くの人が体験するであろう雇用時健康診断と定期健康診断とに分かれます。

会社勤めの方は必ず受診すること

一般健康診断は、職種に関係なく実施する健康診断で、すべての企業が対象になります。企業に入社した時、まずは健康診断を受けることになります。雇用時健康診断は、会社の業務に耐えられる身体かどうかをチェックする意味があるので、必ず受けなくてはなりません。
また、法律で、入社後は1年以内に1回、定期健康診断を受けることが定められています。

雇用時健康診断も、定期健康診断も、「常時使用する労働者」が受けることになっています。「常時使用する労働者」の条件として、「1年以上使用する予定で、週の労働時間が正社員の4分の3以上」と定められています。ですから、パートやアルバイトでも一定の条件を満たせば、健康診断を受けなくてはならないのです。

どんな種類の診断が受けられる?

定期健康診断で受けられる検査は、往歴および業務量のヒアリング。自覚症状および他覚症状の有無の検査。身長、体重、腹囲、視力および聴力の検査。胸部X線検査および喀痰検査。血圧の測定、貧血検査(血色素量および赤血球数)、肝機能検査(GOT、GPT、γ―GTP)。血中脂質検査(LDLコレステロール,HDLコレステロール、血清トリグリセライド)。血糖検査、尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)、心電図検査です。

雇用時健康診断と定期健康診断との違いは、胸部X線検査および喀痰検査の有無です。雇用時健康診断は、胸部X線検査のみですが、定期健康診断では喀痰検査も加わります。

健康診断の実施は、企業の義務とされています。企業は、労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して医師による健康診断を実施しなければなりません。この義務に違反した場合、企業に50万以下の罰金が課せられることになるのです。健康診断を拒否することも、原則、できません。定期健康診断を受けようとしない人に、会社は「健康診断の受診を職務上の命令」として命じることができます。受診を拒否すれば懲戒処分になるのです。

2.健康診断の流れ

企業での健康診断の申し込み

企業の定期健康診断では、病院が指定されているケースが多いです。健康診断の申込みは会社が行ってくれるので、従業員は指定された時間に指定されたクリニックに向かいます。大きなビルの中にある会社だと、定期健康診断を受けるクリニックが、ビルに入っていたりします。その場合は、業務内に従業員が交代で、定期健康診断を受けに行くことになります。

診断日前日にやってはいけないこと

健康診断前日に、してはいけないことが3つあります。

1つめは、消化に悪いものを食べること。脂っこい食べ物や、甘い食べ物は控えておきましょう。きのこ類、海藻類も消化が良くないので、控えましょう。食物繊維も前日に大量に食べたりすると、尿検査の数値がおかしくなります。

2つめは、激しい運動です。激しく汗をかくと、脱水症状が起こって尿酸値に影響が出ます。筋肉の使いすぎで、肝機能に影響が出るかもしれません。

3つめは、夜ふかしや睡眠不足。睡眠不足だと交感神経が活発になり、血圧に影響します。また、健康診断前日の夕食は、午後9時までに終わらせるようにしましょう。それ以降は絶食です。

診断日当日の食事とプション検査

健康診断当日の午前中に受診する人は、朝食は摂ってはなりません。起床後、受診の2時間前までであれば、水・お茶に限り200ml(コップ1杯分)程度、摂取できます。午前7時までOKとしている病院もあります。午後の受診の場合は、朝トースト1枚は食べられます。以降の食事は不可です。胃の検査がある場合に限り、起床後から受診の2時間ぐらい前までに、水・お茶500ml程度、摂取できます。それ以降、診断の終わりまで飲食は厳禁となります。

定期健康診断のコースには、オプション検査として、胃カメラや脳ドッグなどもあります。胃カメラ等を受ける人は、事前にクリニックに連絡しておくことが必要になります。申込みは、健診を受ける1週間前までにしましょう。胃カメラは、1日にできる人数制限があるので、日程調整なども必要になります。早めに申し込むことが肝心です。

3.健康診断の各項目で気を付けたいポイント

尿検査と採血には注意!

尿検査を受ける前に注意することは、甘いものを控えることです。清涼飲料水も控えたほうがよいでしょう。尿の中に糖が出てしまいます。尿検査の前日には、ビタミン剤、ビタミンが入っている風邪薬、ドリンク剤なども摂取しないようにします。尿の成分に影響が出て、結果が判定しにくくなるからです。尿をとるときは、ばい菌がいるので、出始めの尿ではなく中間の尿をとるようにしましょう。尿量はコップ3分の1ほどあればよいのです。

採血する際、血管迷走神経反射になりやすかったり、血を見ると気分が悪くなる人は、ベッドに寝たまま採血をすることが可能です。事前に看護師さんに申し出るようにしましょう。採血が終わってから5分は、ベッドに寝ていても、座っているときと同様、親指で強く採血された部分を止血します。血が完全に止まるまで、しっかり止血しましょう。

止血しているイラスト

バリウムと胃カメラ、どちらがよいの?

「35歳になったら、胃の検査を受けましょう」と一般に言われていますよね。35歳からは、成人病にかかる割合も増えるので、定期的に胃がんの検査をしておいたほうがよいのです。定期健康診断でもオプションで付けられるので、多くの人が受けています。

胃がんの検査には2種類の検査があります。これまで胃がんの検査は、一次検査としてバリウム検査(胃透視検査)を行い、異常があった場合のみ、二次検査(精密検査)として胃カメラ(内視鏡検査)が行われていました。バリウム検査とは、飲んだバリウムを胃の中に薄く広げて、胃の形や表面の凹凸をレントゲンで観察するものです。一方、内視鏡検査は、先端についた小型CCD(ビデオカメラ)で、胃の中を直接、ビデオ画像で観察します。

内視鏡検査は、細かな病変や、わずかな粘膜の隆起や凹みが認識できる検査です。しかし、バリウムのほうが手軽にできて、費用が安く、検査時間が短く、検査を行う人も多いため、これまで多く使われてきました。内視鏡検査は、検査器具を飲み込むのが苦痛だという報告も多くあります。一長一短なので、自分が受けたいほうの検査を受けるとよいでしょう。

定期的な健康診断の必要性

近年では、メタボリックシンドロームという言葉が流行りましたね。成人病は、いつどのようにしてかかるか分かりません。体重測定や腹囲の測定では、体重の変動を年単位で把握でき、医師の具体的な生活改善のアドバイスも貰えます。

また、女性は身体の性質上、貧血になりやすく、定期的な注意が必要です。病気の早期発見、早期治療は何よりも大切なこと。定期健康診断は、自分の身体の変化を1年という長いスパンで把握できる、非常によい機会です。自分の身体のメンテナンスだと思って、忘れずに受けるように心がけましょう。

ぶちうに

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