
初めて自分用にオフィスチェアを買いたいと思っている方に向けて
2020.02.01 | 736view
パソコンなどでデスクに向かう時間は昨今非常に多いと思います。ですので、せっかくなら腰痛や肩こりの予防のため、少しでもいいチェアを用意したいものです。ここでははじめてオフィスチェアを買いたいと思っている方に向けて、選び方のコツなどを伝授したいと思います。
目次
1.オフィスチェアどれを選べばいい?
オフィスで与えられたオフィスチェアに座ってパソコン作業をして、肩や腰を痛めてしまった方もいらっしゃるかもしれません。そんな方におすすめしたいのが、パソコンなど、長く机に向かう方向けに開発された少し良いオフィスチェアです。もちろん、お値段もそれなりになりますが、そのへんの安価なオフィスチェアと違い、その快適さは抜群です。
ですが、そのようなオフィスチェアは一体どれくらいの値段で手に入れることができるでしょうか。オフィスチェアもピンきりなので値段も様々ですが、少し良いものを、と思うとやはり1万円は超えてきます。ハーマンミラーなどの高級ブランドのものになると、10万20万するものもあります。オフィスチェアを初めて買おうとしている人に向けて、少し参考になるものが書ければと思います。
フィッティングとは
人は身長、座高などによってそれぞれ向いている椅子が異なります。自分に向いている椅子を選ぶにはやはり実際に座ってみるのが一番です。どのような作業をするかや、その人の姿勢などによっても買うべき椅子は違ってくるのです。
人の体型などに合わせて椅子を加工したり、調節したりすることをチェアーフィッティングと言います。自分の体型に合わせた椅子を選んだり、高さを調節したりすることを指します。
実際に実店舗でチェアに座ってみてください。そして店員さんのアドバイスを聞いて、自分に一番良くフィットする椅子を選んでみてください。そしてそのチェアで一番しっくりくるサイズや高さ、背もたれの位置などを探ってみてください。作業中の姿勢、少しリラックスしたときの姿勢、少し良いオフィスチェアはだいたい背もたれや椅子の高さが調整できるようになっており、サイズが数種類あるものもあるので、調整しながら自分に最もよくあった椅子を選びましょう。
自分によくあった椅子で毎日作業をすれば、肩こりや腰痛が解消されるかもしれません。ただ、やはり短時間座っただけでは本当に自分にあった椅子かどうかはわからないものです。結局は買ってみて、長時間座ってみなければその椅子の真価はわかりません。
2.オフィスチェアのメーカーって?
自分によくあった椅子が一つに決まれば、正直メーカーはあまり関係ありません。ただやはりどのようなオフィスチェアのメーカーが有るのか知っておきたいという人に向けて、書きます。
おそらく一番有名で、非常に高級なオフィスチェアーが上にも書いた米国に本拠地を置くハーマンミラーです。座り心地は抜群ですが、安いモデルでも10万前後します。20~30万するモデルもあります。ハーマンミラーが作っているチェアの中でももっとも有名なのが、アーロンチェアです。人体を徹底的に研究し、作られたアーロンチェアー。座り心地は抜群ですが、お値段も抜群です。もう少し安価なセイルチェアというモデルもあります。10万円以下で手に入りますが、非常に優れたチェアです。サイズが3つあるアーロンチェアと比べ、セイルチェアは1サイズと、少し選択の幅が狭まっていますが、コストパフォーマンを考えればやはり非常に優れています。

ハーマンミラー アーロン リマスタード ライト サイズ:ミディアム グラファイト アーム
¥123,200(税込)
HermanMiller「アーロンチェア」
デザイナー:ビル・スタンフ&ドン・チャドウィック、1994年
リマスタード:ドン・チャドウィック、2016年
アーロンチェアをよりリーズナブルなプライスでより身近に感じて頂ける「ライトシリーズ」。
ハーマンミラーよりは少し落ちますが、5万円~10万円ほどで買えるエルゴヒューマンというブランドもあります。これは日本の関家具が販売している台湾・中国製のオフィスチェアです。オットマンという足置きが内蔵されているモデルもあり、次に書くオカムラと並んで日本人の体型にフィットする椅子を多く作っています。

Ergohuman オフィスチェア ベーシック ロータイプ EH-LAM BL(KM-15)
¥54,329(税込)
人間工学に基づいた機能性と操作性を見事に融合したエルゴヒューマン
長時間のデスクワークなどでも独立したランバーサポートでしっかりと
腰をサポートし負担を軽減します
シリーズの中で、基本機能を全て搭載したスタンダードモデル
オカムラは日本製のブランドで、数万円で買えるモデルから10万以上するものまで、幅広い商品を扱っています。ハーマンミラーのアーロンチェアに対抗して作られたコンテッサというチェアがあり、いまはコンテッサ・セコンドという後継モデルが販売されています。一番人気はシルフィーというモデルで、10万円前後で買うことができる、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

オカムラ オフィスチェア シルフィ― エキストラハイバック メッシュ アジャストアーム
¥95,556(税込)
背と座はシンクロしてリクライニングし、従来の直立姿勢から後傾姿勢までのリクライニングに加え、パソコン作業や筆記作業をサポートするように、前傾ポジションを取ることが可能。
中古のオフィスチェアは?
中古なので傷がついていたり、穴が空いていたりとモノによってダメージはありますが、新品の半額以下で購入することができます。もし中古で良い状態のチェアを見つけることができたら、購入してみる価値はあります。
3.【番外編】ゲーミングチェアとは
ゲーミングチェアって何?
少しオフィスチェアとは違うのですが、似たようなものにゲーミングチェアというものがあります。主にパソコンでゲームをする人に向けて作られたチェアで、レーサー向けのシートを作っているメーカーがゲーミングチェアを手掛けているケースもあります。お値段は数万円から高くても5万円ほどで、高級オフィスチェアに比べると安価です。ただメッシュ素材のものがあまりなく、ウレタンやファブリック素材のものが多いです。
デザイン的にもゲーマーの方向けといいましょうか、尖っている感じのデザインのものが多いです。合成皮革のものもあり、座り心地は良いのですが、夏場などは特に蒸れてしまい、不快な思いをするかもしれません。ゲーミングチェアの中には180°座面が倒れるものもあり、簡易ベッドとしてゲームに疲れたときなどに休むことができるものもあります。
また、ゲーミングチェアを買うデメリットとしては保証期間が1年ほどと、高級オフィスチェアに比べて短いことがあります。あまりすぐに壊れるということはないと思いますが、この辺も念頭に置いておいてくださいね。
ゲーミングチェアの種類
それでは次に、具体的にゲーミングチェアにはどんなものがあるかを見ていきましょう。
まずはエーケーレーシング(AKRacing)。中国のメーカーですが、世界中に展開しています。もとはオフィスチェアを製造していましたが、レーサー向けのシートを製造するようになり、その後、ゲーミングチェアも製造するようになりました。
似たような経歴を持つメーカーとして、デラックスレーサーチェア(DXRACER)やジーティーレーシング(GTRACING)といったメーカーも有り、特にGTレーシングはコストパフォーマンスに優れており、非常に人気です。他にもバウヒュッテ、E-WIN、COUGAR、サンワサプライなど多くのメーカーがゲーミングチェアを作っています。
そんな中、高級オフィスチェアメーカーのハーマンミラーがゲーミングチェア市場に参入することが発表されました。最近非常に熱くなっているe-sports市場にハーマンミラーがチェアを提供するのです。一体どんなゲーミングチェアを作ってくれるのか、非常に楽しみですよね。

GTRACING ゲーミングチェア PUレザー ブルー (GT002)
¥16,800(税込)
GTRACING、その名を示すレーシングチェアです。2011年に創業、年間100万以上のゲーミングチェアを生産・販売し、世界各国に供給しています。
自分にあったオフィスチェアで疲れを軽減
いかがでしたでしょうか。ここまで高級オフィスチェアとゲーミングチェアについて見てきましたが、どれか気になる椅子はあったでしょうか。
肩こりや腰痛で悩まされている方はぜひこれらの椅子を使ってみることをおすすめします。オフィスワークをされている方にとって、おそらくオフィスチェアは一番身近なインテリアだと思います。長い方だと1日10時間くらいチェアに座っている方もいるのではないでしょうか。
そんな方にとって、少し良いオフィスチェアは買っておいて損はないものだと思います。ぜひ自分の体型にあった最適のチェアを手に入れて、肩こりや腰痛とは無縁の生活を送ってみてください。

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