
みんなでトランプを楽しもう!初めての方でも楽しめるトランプの遊び方。
2020.12.20 | 116view
みんなが集まるホームパーティーや学校の休み時間など、ちょっと時間があるときに遊べるトランプ。今回はそんなトランプの色々な遊び方を紹介!普段あまりトランプをやらない方でも、基本のルールを覚えてしまえば楽しむことができます。勝負で勝つ方法なども紹介するので、みんなでトランプを楽しもう!
目次
1. トランプの歴史とちょっとした豆知識
トランプの誕生
世界中で多くの人に遊ばれているトランプですが、そもそもトランプはどのようにして生まれたのでしょうか。トランプの起源については諸説があり、古代エジプトに由来するものであるとする説などがありましたが、現在最も有力とされているのが、中国(東方)起源説です。そこからイスラム圏、そしてヨーロッパへと伝えられた可能性が高いようです。
12世紀以前の中国には『葉子』というトランプの一種があったそうで、それがヨーロッパへ伝わったのではないかと言われています。ヨーロッパで最初にトランプが出てきたのは、14世紀前半のイタリアであるという説の他、スペインが最初であるという説もあり、こちらもはっきりとはしていません。
ただ、現在のトランプで描かれているダイヤ・スペード・ハート・クラブのスート(絵柄マーク)が描かれたものは、15世紀後半のフランスで生まれたようです。トランプのスートについては、伝えられた国によってデザインも様々で、各カードの呼び方も異なります。現在日本で見るトランプの多くは、フランスで生まれたタイプのものです。
絵札に描かれている人物は誰なのか?
普段私たちが目にするトランプには絵札というものがあり、人物が描かれていますが、この人物はそもそも誰なのでしょうか。フランスタイプのトランプの絵札には、実在もしくは伝説の人物が描かれていて、16世紀のパリで作られたものには、以下の人物が描かれています。※諸説あり
従者 Valets (J) | 女王 Dames (Q) | 王 Rois (K) | |
♥ | ラ・イル | ユディト | カール大帝 |
♦ | エクトール | ラケル | カエサル |
♠ | オジェ・ル・ダノワ | パラス | ダビデ王 |
♣ | ランスロ | アルジーヌ | アレキサンダー大王 |
もしかしたら皆さんが聞いたことのある名前もあるのではないでしょうか。それぞれの人物の簡単な解説も一覧にしてみました。
【 従者 Valets (J) 】
ラ・イル ― ジャンヌ・ダルクの戦友。
エクトール ― ギリシア神話に登場するトロイの王子で、トロイア戦争の英雄。
オジェ・ル・ダノワ ― カール大帝の騎士。
ランスロ ― “中世騎士物語”に登場するアーサー王に仕えた円卓の騎士の一人。
【 女王 Dames (Q) 】
ユディト ― “旧約聖書”外典の一つである“ユディト記”に登場するユダヤの女戦士。
ラケル ― 旧約聖書のヤコブの妻。
パラス ― ギリシア神話のトリトンの娘。
アルジーヌ ― ラテン語の女王を意味する単語・レーギーナのアナグラム(Regina⇒Argine)。
【 王 Rois (K) 】
カール大帝 ― シャルルマーニュ、中世のフランク国王。
カエサル ― ジュリアス・シーザー。古代ローマの政治家・軍人。
ダビデ王 ― 『旧約聖書』の「列王記」に登場するソロモン王の父。古代イスラエル国王。
アレキサンダー大王 ― ギリシア時代のマケドニア国王。
とある番組のキャラクターいわく、伝説のオールスターです。