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気楽に取れてしかも安い!はじめて高速バスを利用する時の心得!

気楽に取れてしかも安い!はじめて高速バスを利用する時の心得!

遠距離を移動しなくてはならない、でも飛行機も特急もなかなか取れないし高い、そんな時の心強い味方が高速バス。利用する路線やバスの種類について知っておき、しっかり対策をすれば、初めての高速バスはきっと楽なものになります。

Evelyn

この記事のアドバイザー

Evelyn

スローライフ派/元編集者


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目次

1.高速バスは、かなり選択肢の多い移動手段

仕事で、帰省で、あるいは観光で遠距離を移動しなくてはならないとき、飛行機や新幹線は速くて快適ですが、その分割高でもあります。LCC(格安航空会社)も料金は安めですが、ハイシーズンはやはり高くなります。

その点高速バスは、移動時間は少し長めになるものの、コストパフォーマンス的には魅力いっぱいな移動手段。高速バスでありがちなものごとを知った上で対策をしておくと、快適に利用することができます。実は高速バスにもさまざまな選択肢があります。

昼運行のバスと夜運行のバス

高速バスというと深夜に運行している、というイメージがありますが、昼運行の便もたくさんあります。夜は「眠らなくては」という意識があるのに眠れなくて、結果疲れる、という状態になりがちですが、昼運行のバスは、基本起きた状態で乗っていますし、人間起きていれば何かと動くので、同じ姿勢を取り続けて疲れる状態もある程度回避できます。昼だと周りの景色も見られて、気もまぎれます。

たとえば、旅行会社の日帰りバスツアーに参加したなら、そんなに移動は辛く感じないですよね。それと同じことです。しかも昼運行の方が若干料金が安いです。移動距離が600km以上だとさすがに夜運行になってしまいますが、それより短い距離なら、昼運行のバスも選択肢に入れましょう。特に、夜バス車中泊で眠れない方は、昼を選んだほうがいいのではないでしょうか。

定期的な運行の路線バスとツアーバス

利用者が常に一定量いて需要のある路線は、毎日、もしくは週に数回、定期的に運行しています。特に、東京ー大阪間や大阪ー広島間などのドル箱路線は、複数の運行会社が1日に数路線を出していて、かなりの選択肢があります。

また、運行会社の中には地方都市に強いところもあり、電車なら新幹線~在来線を乗り継いでやっと到着するような場所に、バス1路線だけで行けるようになっていて、とても利便性が高いものもあります。

一例をあげれば、新宿から飛騨高山の古川駅まで移動する場合、電車なら新宿から品川に向かい、東海道新幹線に乗り換えて名古屋まで行き、そこから在来線で古川へ向かいます。乗り換え回数は2回、所要時間は4時間50分、運賃は14,410円です。

一方、高速バスだと、全くの乗り換えなしで新宿から古川駅まで6時間、もちろん道路状況によって時間は前後しますが、運賃は7,500円です。荷物を持って移動することも考えると、高速路線バスはなかなか捨てたものではないのです。

定期的な運行の高速バスではなく、季節によって運行されるバスもあります。よく知られているのはスキーのツアーバスですね。ツアーバスとはいえ片道利用も問題なくできるので、スキーはしないけれども利用する、という方もいます。夏山シーズンの上高地行きとか、果物の収穫時期になると運行するバスなどもあります。

東京のバスターミナルといえば、バスタ新宿

バスによる座席のかたち

かつては、高速バスはきつい、狭い、というイメージがありましたが、近年は車内の快適性の高いバスが多く出ています。特に夜間運行のバスの場合、隣を気にしたくない、足を伸ばしたい、横になって眠りたい、といった要望に合わせて、どんどんシートのクオリティが上がって行きました。現在は3列シートフルフラット個席カーテン付きというハイグレードのバスも登場しています。

また、4列シートであったとしても、かなり足元が広く取られていたり、フットレストが常備されているなど工夫されており、快適なバスでないとユーザーに選んでもらえない状況になっているようです。つまりは、それだけユーザーの選択肢が広がってきている、ということなのです。

座席がカーテンで仕切れるのは、一般的になりました

2.高速バスの選び方とチケットの取り方

バスによって違う、さまざまなサービス

そもそもバスのグレードによってもアメニティは違いますし、料金によっても差は付きます。近年ではほとんどのバスがトイレ付きになりましたが、格安なバスだとトイレがないこともあります。夜間移動する場合はトイレ付きのタイプを選ぶと安心ですね。

充電用のコンセントやUSB差し込み口の有無も、夜運行のバスならなおさら確認しておきたい点です。バスによっては通路側にしかないということもあります。フリーWi-Fiは多くのバス運行会社が対応していますが、逆に利用者のスマホの回線の方が速く、Wi-Fiについては導入しない、あるいは導入したけれどやめる、というところも出てきました。自身のスマホに専用のアプリをダウンロードすると、多くのコンテンツを無料で視聴できるサービスをしているところもあります。

座席に付属のアメニティとして、ひざかけ(毛布)、スリッパは割と一般的ですが、アイマスクやネックピロー、ティーサーバーなどのドリンクサービスを行っているバス運行会社もあります。いずれにしても付加価値なので、料金に反映したサービスと思って下さい。格安の料金ならこうしたサービスはないということです。

また、会員になってリピート利用をすると料金が割安になるサービスを行っているところもあります。何度も高速バスを利用する機会があるのなら、気に入ったバス運行会社の利用会員になることをオススメします。

座席指定をしたいなら、指定のできる比較サイトを選ぼう

多くの会社が運行している人気路線は、高速バスの比較サイトでプラン一覧を見て選ぶことができますが、そのサイトから申し込みをした場合、座席指定が必ずできるわけではありません。申し込みのシステムと、バス運行会社の予約システムはまた別のものだからです。

座席は、エアコンの効き方やトイレの近さ、出口に近いかどうか、などでかなり居心地が変わります。静かに眠りたいのなら、人の出入りのなるべくない場所がいいですし、SA毎の休憩で外に出たいのなら、出口の近くの方が、他の方をわずらわせないで済みます。後部タイヤの上の座席は揺れが伝わりやすいので、車酔いが心配な方はできるだけ避けたい席です。比較サイトからの申し込みはワンクリックでできるので簡単ですが、座席指定もしたいのであれば、座席指定可能な比較サイトを選ぶか、お目当ての運行会社のHPから直に申し込みをした方がいいでしょう。

・早期割引でお得にチケットゲット
高速バスにも早期割引ができるものがあります。出発日の3週間前とか1週間前など、出発日までの日数と路線によって割引率も変わります。中には、早めの予約をした順に割引が適用されるものもあります。

高速バス比較サイトによって、割引率が変わるものもありますし、いくつかサイトを見て、同じ路線バスでもよりお買い得なチケットを探すといいでしょう。暮れやお盆などの帰省で、時期が確定しているのであれば、早期割引を受けるとお得ですよ。

3.高速バス、利用時に気をつけたいポイント

おしりの痛み・脚のむくみ対策

長時間乗っていることになる高速バスでつらいのは、ずっと同じ姿勢を取り続けることによる身体への負担です。特に問題なのが、おしりの痛みと、脚のむくみです。

・おしりの痛み対策
最近は椅子のリクライニングをフルフラットに近いところまで倒せるバスも出てきてはいますが、やはり圧点はおしりに集中してしまいます。その結果、血行が悪くなって痛みが出てきます。それを回避するためには、できるだけ圧を同じ場所にかけないようにすることが必須です。

本来なら寝がえりをするのが一番なのですが、狭い座席ではなかなか寝がえりはできません。それでも少しずつ角度を変えてみたり、できるだけ負担を分散するようにしてみて下さい。また、空気を入れてふくらませるクッションを持って行き、お尻に敷いて使うのも方法です。持ち運びも楽です。

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・脚のむくみ対策
飛行機の座席で問題になった「エコノミークラス症候群」、これと同じことが、高速バスにも起こりえます。長時間同じ姿勢でいると、下肢が圧迫されて血流が悪くなり、足のむくみや血栓が起こりやすくなることを指します。フットレスト(足台)付きの高速バスは増えてきましたが、それでもやはり、椅子の高さよりも脚は下になり、むくみの原因になるのです。

そのための対策として、まず、靴は脱ぎます。靴の締め付けもむくみの原因になるからです。その上で、足元は温めましょう。冷えるとさらに血行が悪くなるので、できるだけ足元を冷やさないようにしましょう。膝下の長さの着圧ソックスを履いておくとより楽になります。

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手荷物があって、足で踏んでもよさそうなものなら、足元やフットレストの先に置き、できるだけ脚を高い位置にキープできるよう、あらかじめ座席を自分仕様につくってみて下さい。また、脚用ハンモックのようなフットレスト商品も出ています。

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【使いやすい】前方の座席に引っ掛けるだけで簡単取付が可能です。ベルトは調節できるから、お好みの高さに調整し良い姿勢を保ちます。調節可能な長さが92-116cmです。
【多場合に適用】新幹線、バス、車などで長距離移動時の快適な睡眠を得るための便利グッズです。

おしりの痛みも、脚のむくみも、動かないことから起きると言われています。それが原因で眠れないようなら、SAで停車のたびにいったん車内から出て、歩いたり、ストレッチなどをして身体の状態を整えましょう。おしりの筋肉やアキレス腱を伸ばしたり、腰や膝の屈伸運動をすると、だいぶ身体が楽になりますよ。

隣が気になる!安眠対策

夜行のバスの場合、「隣が気になって眠れない」ということはよくあります。まずは、隣が気になる場合の対策と、逆に、自分が隣の迷惑にならないための対策を考えることが大切です。

・隣を気にしないために
隣を気にせず眠るためには、隣の気配が気にならないように情報を遮断することが必要です。情報は、目、耳、鼻から入ってきます。

目からの情報はアイマスクをつけることが一番ですが、タオルを顔にかけるだけでも対処できます。

耳からの情報は、やはり耳栓があるとしっかり遮音できます。イヤホンで音楽を聞く、という方法もありますが、かえって音漏れで周囲に迷惑になるかもしれません。

そして、意外に盲点なのが鼻からの情報。隣りの席の人が何かを食べていたり、隣の方の服のにおいや体臭が気になったりすることがあります。マスクを1枚持って行くとだいぶ楽になりますし、バスの中での乾燥対策にもなります。もし余裕があるなら、ラベンダーなどのアロマを持って行き、ティッシュに1滴沁み込ませてマスクの中に入れておくと、よりリラックスできますよ。

座席のアメニティに枕を提供しているバス会社もありますが、あまり多くはありません。座席で寝ると寝違えたり、頭が安定せず肩こりを起こすこともありますので、そういう方はネックピローを使うのもいいでしょう。100均のものでもかまいませんし、何度も使う機会がありそうなら、肌触りの良いものを選ぶと重宝します。

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・自分が隣の迷惑にならないために
まず、においの強い食べ物は食べないことです。バス中での飲食は、おにぎりやサンドウィッチなどの、においの影響のほとんどないもの、そして袋を開けたり食べたりする時に音の出ないものがいいのではないでしょうか。

バスの移動中の飲食は禁止されてはいませんが、マナーとして、消灯後の飲食はできるだけ控えてください。どうしても食べたい場合は、トイレ休憩のSAでさっと食べる程度にとどめておきましょう。その際にも、ブレスケアを心がけた方が無難です。アルコールの摂取も、車内では禁止しているバス会社もあるくらいですので、ほどほどにとどめておきましょう。

また、眠れないからとスマホを見たり音楽を聞いたりするのも、周囲への配慮を忘れずに行動しましょう。カーテンで遮光されている座席ならいいかもしれませんが、4列シートで隣とのスペースが近い場合は、隣の方の安眠を妨げないようにしたいものです。音楽を聞く場合も、音漏れがしないよう音量を調節しましょう。

現地早朝着の時の時間つぶしを考えておこう

夜行の高速バスで困ることは、意外なほど早朝に現地に着くパターンがあることです。朝の4時~5時に現地に着いてしまったけれど、まだ電車が動いていない、深夜から朝にかけて営業している店がない等、動けるようになるまで、どこで何をして時間をつぶせばいいか、現地に着いてから途方に暮れることもしばしば。ある程度の到着時間は分かっているのですから、その後の時間の使い方をあらかじめプランニングしておきましょう。

・バス停から目的地・目的時間までのルートを確認しておく
高速バスを降りてからも、目的地まではまだ行程があるはずです。移動手段と、そこに着くまでの時間を確認しましょう。その上で、どのポイントでどのくらい時間をつぶせばいいのかを把握します。

・近隣に、少し長めに落ちつける場所を探す
一番ベストなのは、24時間営業の入浴施設を利用することです。お風呂でゆっくり体をほぐしたいなら、そういう施設を活用しましょう。シャワー設備のあるネットカフェも利用価値が高いです。特に女性は、メイクをする場所が確保できると安心できますね。

シャワーがなくても、横になる席のあるネットカフェやまんが喫茶があると、少し体を休めることができます。これらの施設がなかった場合、終日営業や早朝営業をしている喫茶店やカフェ、飲食スペースのあるコンビニなど、比較的長時間いられて座れる場所をさがして、移動する時間までのんびり過ごせるよう、事前に調査しておくといいのではないでしょうか。

高速バスでのプチ旅行気分を楽しもう!

高速バスは電車での移動とは違い、ある程度固まった人数で動くことに加え、途中の交通状況しだいで、多少の時間のずれは発生するものです。とはいえ、タイムスケジュールを組んで運行されているので、集合時間をきちんと守るのは当たり前のことです。出発時だけでなく、SAでの休憩後の集合時間も、単独で無断行動をすることのないよう、時間のマナーはしっかり守って下さい。

時間を守って、これまで述べてきたポイントを押さえれば、高速バスはコスパの良い、ちょっとした遠足気分のプチ旅行になるはずです。移動そのものを余裕をもって楽しんで、快適なバスの旅を満喫して下さい。

Evelyn

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