「はじめて」をわかりやすく。

水上を滑走して気持ちいい! 初めて水上バイクに乗りたいと考えている方に

水上を滑走して気持ちいい! 初めて水上バイクに乗りたいと考えている方に

かなりのスピードで水しぶきを豪快にたて、身体を使って思い切りコーナリング…。そんな光景を見ることが多くなった水上バイクですが、羨ましがってばかりではいけません。購入するには少しだけ大変ですが、運転などは決して難しくありません。初めて水上バイクに乗りたい方へ方法や費用などをご紹介したいと思います。

みやびん

この記事のアドバイザー

みやびん

ハード系アラサー男子


CLOSE

目次

1.そもそも水上バイクとは?

水上バイクは、一体どのような乗り物なのでしょうか。ジェットポンプの噴流によってエンジンと連動してインペラが回転し、船底から水を吸い込み、その水を勢いよく後方に噴射して推進力を得ています。

ハンドルと連動するジェットノズルの方向を変えて旋回するので、アクセルオフではハンドルを切っても旋回しません。このような特性を踏まえ、近年発売される主要機種には、危険回避のため、アクセルオフでも穏やかな旋回を確保する装置が装備されています。

日本では船舶職員及び小型船舶操縦者法における特殊小型船舶が水上バイクのことになります。運転するには、特殊小型船舶操縦士の免許が必要になります。(2003年6月の法改正後、専用免許になり、ボート免許では操縦することは不可能。ただし、改正前に取得しているなら操縦可能)

水上バイクは、どんなメーカーがあるの?

多くのメーカーが水上バイク販売に参入していましたが、現在は国内販売メーカーとして、カワサキ(ジェットスキー)、ヤマハ(マリンジェット)、ボンバルディア(シードゥー)の3メーカーから販売されており、その呼び名は登録商標されています。呼び名はそれぞれ違いますが、同じ水上バイクです。

その他に、海外ですとイタリアのHSR-BENELLI社(ベネリー)、アメリカのGibbs Sports Amphibians社(クアッドスキー)などがあります。その中でもクアッドスキーは何と水陸両用になっています。

水上バイクの利点と欠点

他の船舶と比べての利点と欠点になります。

【利点】
船体が小さいので停泊場所を選びません。仮に停泊しても端に寄せれば交通の迷惑になりにくいでしょう。また、狭い水路でも通行が可能で、どこでもすり抜けができます。そして、船舶に比べると燃費が良い事と保険料や税金、検査料金などの維持費が比較的安く済みます。トレーラーに載せて自動車で牽引したり、クルーザーなどの大型船舶に積載が可能となります。

【欠点】
主に運転についてになりますが、船と違って体が船体で覆われていないため、事故の時に衝撃を直接受けることになります。これはモラルの問題になりますが、運搬手段として乗り入れ禁止の区間にも自動車を乗り入れる人が多いことや漁業従事者、海水浴客、近隣住民に対しての騒音や環境問題などの温床になっています。

2.水上バイク免許を取得してみよう

バイクという名が付いているくらいですから免許が必要になってきます。この免許なしで水上バイクを運転することはできませんし、操縦にあたっての心得、交通の方法、運行のルールを学ぶ必要があります。

水上バイクには、どんな免許が必要? 

一般的に言われる「水上バイク免許」(ジェットスキー免許)の正式名称は「特殊小型船舶操縦士」で、水上バイク専用の免許です。航行区域は陸岸から2海里(約3.7Km)までとなります。水上バイクを楽しむには、必ずこの免許が必要で、「1級船舶免許」「2級船舶免許」では操縦できません。なお、水上バイク免許は15歳9ヶ月から受講可能で、免許発行は16歳となります。

費用はどのくらいで、どこで取得できるの?

特殊小型船舶操縦士の免許は通常、教習所で取ることになります。その際の費用ですが、一般的に、学科・実技講習料:約22,000円、受験・免許代行申請:約5,600円、法定費用(身体検査料:約3,200円、学科試験料:約2,600円、実技試験料:約16,000円、登録免許税:1,500円)計約23,300円で合計約5万~8万円ほどかかります。

学科講習は6時間、実技講習は1時間30分、学科試験が50分、実技試験が約30分です。2日程度で取得可能となっています。教習所は海のそばにしかないと思いがちですが、海のない埼玉などでも行われており、全国規模で展開されています。また、国交省認定の教習所ですと、実習を終え、修了審査に合格すると国家試験は免除になります。自動車の免許取得と同じですね。

以下の教習所は国交省登録の教習所です。修了検査を受けて合格すると国家試験が免除になり、全国展開している教室などで教習が行われています。

3.水上バイクっていくらぐらいするの?

新品で購入しますと、100万円~250万円ぐらいが相場となります。中古ですと、20万円~150万円くらいまで幅広く販売されています。ですので、初めて乗る場合には良品な中古を見つけることをおすすめします。

免許を取得するところから合わせてみると、新規で水上バイクを購入してだいたい260万円ぐらいでしょうか。しかしここに今度は維持費が発生します。バイクを水辺まで運ばなければならないので、トレーラーと呼ばれる索引する車を購入します。

このトレーラーが15~35万円程度となります。そしてこのトレーラーもれっきとした車になりますので、車庫証明が必要でその書類や費用がかかります。もちろん車検などもあります。細かいところではヘルメットやウエットスーツなども含め、いろいろと足していくと、トータル400万円超となるでしょう。

水上バイクは、レンタルは可能? 

水上バイクのレンタルショップのほとんどが神奈川の湘南海岸か千葉の房総半島あたりにあります。意外なのが茨城や群馬などにもショップがあり、こちらは河川専用で営業されています。しかし残念ながら都内では見当たらない様子です。

続いて費用については、そのレンタルショップによって違うのですが、基本的には入会金が発生し、約20,000~50,000円くらいになります。水上バイク自体のレンタル料は季節や機種によって異なりますが、おおよそ6時間で20,000~25,000円といったところでしょうか。いずれにしてもレンタルする場合、「特殊小型船舶操縦士」の免許提示が大前提になります。

水上バイクに初めて乗る時に必要なものは?

初めて水上バイクに乗る事で頭がいっぱいになり、浮かれ調子になりがちですが「ついうっかりしていた」とか「たまたま忘れてしまった」とかでは済まない状況もありますので、以下の所持品はしっかりと持っていくようにしましょう。

特に「法定備品」に関しては、所持していないと罰則規定に引っかかり、高額の罰金を支払ったり、点数の減点、最悪なところでは取り調べという名目で何度も海上保安庁に出頭しなければならなくなりますので注意が必要です。

【法定備品】(絶対持っていないといけないもの)
・特殊小型船舶免許証
水上バイクに乗る時に不携帯ですと、罰金10万円を取られますので注意してください。

・係船索(ロープ)
基本は1本持っていればいいのですが、複数本持っているといろいろと使えます。

・ライフジャケット
認証マーク(「USCG」か「桜マーク」)がないと、水上バイク用のライフジャケットとして認められません。

・小型船舶用信号紅炎もしくは携帯電話+防水ケース
信号紅炎は2本で1セット、携帯電話は、航行区域において圏外でなければ大丈夫です。

モラルが問われる水上バイク

昨今、水上バイク人口も増えてきていますが、それに比例してモラルの低いライダーによる暴走や無資格者による未熟な操船が後を絶たず、マナー違反というものに悩まされる問題も増加してきています。その問題を解決すべく、自治体や有識者、行政までが動いています。それに関連してメーカーによる安全対策も取られてきています。

例えば、滋賀・琵琶湖では水上バイクの安全講習会を行い、それを受講しないと琵琶湖での操船ができない条例があります。そのような対策が広まりつつある中で、結局のところ最後はやはり水上バイクを操船する操縦者のモラルに頼るところが大きいのではないでしょうか。

これから実際に水上バイクの免許を取る方も出てくると思いますが、技術だけでなく安全対策や環境にやさしい操船をお願いしたいです。

特殊小型船舶操縦士教本―水上オートバイを安全に操縦するために

¥1,900(税込)

水上オートバイ専用の「特殊小型船舶操縦士」免許を取得しようとする人のための学科&実技テキスト。

みやびん

この記事のアドバイザー

みやびん

ハード系アラサー男子




この記事をシェアしよう

こちらの記事もおすすめ