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初めて夏目漱石を読む方へ。夏目漱石とはー生い立ちやオススメ作品をご紹介

初めて夏目漱石を読む方へ。夏目漱石とはー生い立ちやオススメ作品をご紹介

かつては千円札にその肖像が採用され、その名を知らない人はいないのではないかと思われる夏目漱石。小説家として有名な夏目漱石ですが、英文科を卒業し、海外留学経験も豊富なのをご存じでしょうか。今回は初めて夏目漱石を読む方へ、夏目漱石の生い立ちやオススメの書籍をご紹介します。

えりりこ63

この記事のアドバイザー

えりりこ63

元日本語教員で2児の母


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目次

2.初めて夏目漱石を読むならコレ!おすすめ作品をご紹介

多くのヒット作を生み出した素晴らしい文豪のイメージとは裏腹に、その人生は苦労や不幸の多いものだったといえます。そんな夏目漱石が描いた様々な作品の中で、初めての方にオススメしたい3作をご紹介します。

初めての夏目漱石①坊っちゃん

「親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしている」という一度読んだら忘れられないフレーズから始まる中編小説、坊っちゃん。四国の学校に赴任した新任教師、坊っちゃんの反抗精神が描かれています。

若さゆえの血の気の多さや罵詈雑言、暴力などがありつつも、義理人情も忘れない、そんな坊っちゃんは夏目漱石の数ある作品の中でももっとも大衆的だといえ、現代になっても多くの人に愛され続けています。

こころ 坊っちゃん (文春文庫―現代日本文学館) | 夏目 漱石 | Amazon

¥638(税込)

青春を爽快に描く「坊っちゃん」、知識人の内部の葛藤を真摯に描く「こころ」。夏目漱石の二大作品を一冊に収めた漱石文庫の決定版。

初めての夏目漱石②吾輩は猫である

「吾輩は猫である。名前はまだない。」冒頭のこのフレーズは、作品を知らずとも1度は耳にしたことがあるという人も多いでしょう。長編小説であるこの作品は、夏目漱石が最初に書いたものでもあります。

書かれたのは第一高等学校や東京帝国大学でのトラブルで夏目漱石が神経衰弱に陥っていた年の暮れ。気分を良くする治療の一環として、高浜虚子に勧められて書き始めたのだそうです。

「吾輩は猫である」では、中学の英語教師の家で飼われている自身を「吾輩」と呼ぶ猫が、猫の視点から見た様々な人間模様を描いています。この作品のモデルは夏目漱石が37歳のときに家にやってきて住み着いた黒い猫なのだそうです。

吾輩は猫である (新潮文庫) | 夏目漱石 | Amazon

¥693(税込)

わがままな人間のことが、時折気の毒になる――。日本一有名なネコのおかしな人間観察日記。昭和36年刊行の新潮文庫版は123刷、228万部超え! 今なお色褪せぬ、漱石40歳の処女小説。

初めての夏目漱石③三四郎

初めて夏目漱石を読む方にオススメしたい3作目は「三四郎」。全13章からなる長編小説です。

主人公は、東京帝国大学に合格して九州からやってきた23歳の三四郎。田舎者の三四郎が都会で経験する人との交流や恋愛について描かれています。青春時代に多くの人が抱く様々な思いがたくさん詰まった作品です。

また、この「三四郎」には続きがあり、「それから」「門」の三部作となっています。三四郎だけを読むのももちろん面白いですが、機会があればぜひ続きの2作も読んでみてください。

三四郎 (新潮文庫) | 夏目漱石 | Amazon

¥374(税込)

「迷子の英訳を知っていらしって」学問、友情、恋愛への不満や戸惑い。何度読んでも新鮮な気持ちになれる、みずみずしい永遠の傑作。『それから』『門』へと続く前期三部作の第一章。

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