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大人でもトランペットをはじめたい!今からでも分かるトランペット

大人でもトランペットをはじめたい!今からでも分かるトランペット

オーケストラや吹奏楽だけでなく、マーチングやジャズビッグバンドなど、様々なジャンルにおいて花形楽器であるトランペット。ちょっとハードルが高そうなイメージの楽器ですが、案外気軽に始めることができます。今回は、トランペットとはどんな楽器なのかといった基本情報から、上手になるコツまで詳しくお伝えします。

みかんサンド

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みかんサンド

海外在住ブロガー


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目次

1.トランペットって、どんな楽器?

どんなジャンルの音楽にも登場し、かつ主役として活躍する花形楽器・トランペット。華やかなメロディーや、壮大なファンファーレの音、有名なアニメ映画で主人公が演奏している姿を思い浮かべる人も多いでしょう。その存在感の大きさから、一度は挑戦してみたい楽器の1つですよね。まず始めにここでは、トランペットの歴史や特長など、トランペットの基本的な情報をお伝えします。

なんと、紀元前からある楽器

トランペットの歴史は古く、なんと紀元前にまでさかのぼります。紀元前2000年のエジプトの絵画にトランペットが描かれており、その存在が実証されていますし、約3000年前のエジプトで見つかった出土品の中から、青銅製と銀製のトランペットと思われるものも見つかりました。初めのトランペットは、1本のストローのようなまっすぐで単純な楽器でした。素材は木や植物の茎、樹皮、粘土、人骨、金属など、時代や大陸によって様々です。

もともとは音楽を演奏するためではなく、宗教的な儀式や軍隊で使われていました。聖書には「終末を告げるラッパ」という記述があり、宗教と強い結びつきを持っていたことがわかります。また、ギリシャ時代、ローマ時代には、戦争行進にトランペットが用いられ、その後もヨーロッパの王侯は必ずラッパ隊を持っていたと言われています。この頃の楽器の形はまだ、単純な短い管でした。

純粋に音楽の演奏として使われるようになったのは、17世紀に入ってから。その頃はまだ「ナチュラル・トランペット」と言われる自然倍音しか出ないものでした。ファンファーレが今でも単純な音の組み合わせで演奏されているのは、こういった歴史があったためです。

19世紀になるとようやく、現在のようなピストントランペットが開発されます。しかし当時は、ホルンを祖先に持つコルネットが金管楽器の王でした。19世紀末、安定した音質と演奏性能を手に入れたことで王座の地を奪還。20世紀にようやく、現在のトランペットが一般化されたというわけです。

トランペットの魅力

なんと言っても、その存在感が最大の魅力。高音楽器であるため華やかさがあり、かつパワフルさも兼ね備えているので、オーケストラ、吹奏楽、ビッグバンドなど、人数の多い場でもメロディラインを吹くことが多いのが特長です。
また、楽器そのものが軽量かつ小型で、持ち運びがしやすいのもポイントです。本体の重さは1キロほど。ケースは種類によりますが、本体と合わせてもおおよそ3キロ程度なので、女性でも軽々持ち運ぶことができます。

さらに、トランペットは維持費がかからないところもメリット。構造が非常にシンプルなので、定期的な調整はあまり必要ありません。また、サックスやクラリネットのような木管楽器はリードを始めとした必要な消耗品が多いのですが、トランペットには内部も含めて、消耗するパーツはあまり多くありません。また、演奏後のお手入れもシンプルで、練習が終わったら、あっという間に片付け終わります。なんと分解清掃も自分自身でできてしまいますので、あらゆる面で扱いがしやすい楽器と言えるでしょう。

また、楽器本体も、他の管楽器に比べると安価です。初心者向けのエントリーモデルは5万円程度から良いものが買えますし、かなり良いものでも30万円ほど。多くのブランドがハイエンド・モデルとして出しているのも、30万円から50万円くらいです。ちなみにアルトサックスのエントリーモデルは10万円から、相当に良いものは50万円以上です。

トランペットの難しいところ

多くの人が挫折してしまう理由の一つが、「音を出すのが難しい」こと。ピアノやドラムのような打楽器、同じ管楽器でも木管楽器は比較的、初心者でもすぐに音が出せるようになります。でもトランペットのような金管楽器は唇を振動させて音を出すため、この技術の習得に時間がかかります。また、息の速度と運指で音を変えますが、この感覚もなかなか一朝一夕には身につかず、途中で諦めてしまう人が多いのです。

さらにトランペットは、メンタルの状態が演奏に影響しやすいとも言われています。練習ではいつもできたのに、本番で緊張して音が出なかった、などはよくあることです。

2.レッスンに行ってみよう

さて、トランペットの魅力がわかったところで、さっそく始めてみましょう!でも、いきなり楽器と教則本を購入して、独学で始めることは、あまりおすすめしません。ここではその理由と、うまくなるためのポイントをお伝えしていきます。

やっぱり、プロに習うのが一番

前述したとおり、トランペットの最初で最大の難関は、「音を出すこと」です。そのため、初めがとても肝心。自己流で音を出していくと、高い音が吹けなくなってしまうことが多くなります。さらに、楽器は演奏者のクセや特長をどんどん吸収していきますので、楽器そのものが、良い音が出にくいものになってしまうのです。

つまり、自分自身の吹き方に変なクセをつけないため、さらに楽器自体も良い音を出やすいものにするために、初めは、プロに教えてもらうのが得策だと言えるでしょう。

音楽教室の探し方

では、トランペットはどういったところで習うことができるのでしょうか?ヤマハ、島村楽器、シアーミュージックなどの大手音楽教室は全国に展開していますし、教室数が多いので、自宅や職場などから通いやすいところが見つかりやすいでしょう。

初めは、月謝も比較的安く、同じレベルの仲間と一緒に練習できるグループレッスンがおすすめです。教室や地域にもよりますが、グループレッスンの月謝は8,000円前後、マンツーマンだと1回あたりが6,000円からが相場です。多くの教室では体験レッスンをやっているので、実際にレッスンを受けてみて、講師、雰囲気、レッスンスタイルなどを確認しましょう。

なお、特に始めたばかりの初心者にとって、立地条件は意外と大切なポイントです。どんなにレッスンや講師が良くても、通うのが大変な場所であれば、長く続けることが難しくなるでしょう。通学することが苦にならず、かつ講師やレッスン内容に満足できるところを選ぶのがポイントです。

目標とするプレイヤーを探そう

上手になるコツの1つは、「この人のように吹けるようになりたい」という目標をつくることです。トランペットはシンプルな楽器ですが、その分、吹き手の個性がとても強く出る楽器でもあります。華やかな音色のイメージが強いですが、渋い音、色気のある音など、様々な音色が出せる楽器なのです。

そのため、とにかく始めは、できるだけたくさんのプレイヤーの演奏を聴きましょう。今はYouTubeなどの動画やSpotifyなどの音楽アプリで、無料でもたくさんの音楽を聴くことができます。ジャンルにあまりこだわらず、いろいろなトランペッターの演奏を聴くと良いでしょう。「この人の音色や、吹き方が好き!」というお気に入りプレイヤーを見つけたら、今度はその人の演奏をひたすらたくさん聴きましょう。曲調などによって吹き方を変えていたり、演奏形態(バンドか独奏かなど)によっても印象が違ったりするかもしれません。

彼(あるいは彼女)の特長を真似て、それをどんどん取り入れてみてください。最初はどうやって取り入れたり、真似をしたりしたら良いのかわからないかもしれませんが、大切なのはイメージすること。あんな音を出したい、あのアドリブが吹けるようになりたい、など、練習の際に常に頭に思い描くことで、彼らに少しずつ近づくことができるようになります。

ちなみに、練習の際に注意したいのは、「練習しすぎないこと」。木管楽器などに比べて、トランペットは口を酷使するため、短時間で口が疲れて音が出なくなってしまいます。そんな時は無理をせず、たくさん音楽を聴いたり、筋トレをしたりするのがおすすめです。プロの演奏家も、楽器の練習はほどほどに、腹筋を鍛えるトレーニングを一生懸命している、という話もあります。

3.他の人と一緒に演奏してみよう

楽器が少しずつ演奏できるようになってくると、一緒に演奏したり練習したりする仲間が欲しくなってきます。同じトランペット同士で練習をしたり、違う楽器の人たちと一緒にバンドを組んだりすることで、より音楽を楽しむことができますし、そこからいろいろなものを吸収し、成長することができます。そこで最後に、音楽仲間を作ってさらにトランペットを楽しむ方法をご紹介していきます。

仲間を探すには?

周りに音楽仲間がいない場合でも、見つける方法はたくさんあります。1つは、通っている教室で紹介してもらうこと。大手音楽スクールだと、仲間募集の掲示板があったり、セッションレッスンを受けることができたりします。発表会などの様々なイベントを通して、気の合う仲間と出会うこともあるでしょう。

そして、今はネット社会。SNSなどを通じて、仲間を募るのも良いでしょう。一緒に集まって練習することができなくても、お互いに練習の成果を報告し合ったり、励まし合ったりすることができる「みんチャレ」などのアプリなどもありますので、試してみましょう。

上達してきたら、バンドに参加するのも

ある程度演奏できるようになったら、地域のサークルなどに入ることもおすすめです。クラシックならばオーケストラや吹奏楽、ジャズならビッグバンドなど、大人数で演奏できる機会はたくさんあります。様々な楽器の音が重なり、厚い層になったときのハーモニーは、単独では作ることのできない美しさです。また、仲間と切磋琢磨し、一緒にステージに立って演奏することの喜びは、何にも代えがたい素晴らしい経験ですので、ぜひ一度体験してみることをおすすめします。

メンバーの性別や年齢層などによって、バンドの雰囲気や目指すところは様々ですので、一度練習を見学に行ってみると良いでしょう。大手音楽教室では、教室の生徒同士でバンドを組んでいるところもあります。

トランペットを始めることで仲間をつくり、より豊かな音楽ライフを

トランペットに限らずですが、楽器を始めると、音楽のある日常になります。自宅や移動中にたくさん音楽を聴いたり、自主練習をする、レッスンに行く、という新しい習慣ができたりします。それはきっと心地よく、精神的な豊かさを感じられるものではないでしょうか。

また、音楽を始めることのメリットの1つは、様々な人と出会えること。レッスンの講師だけに留まらず、同じ教室の人、練習仲間、バンドに入ればその仲間、バンド仲間の友だち、さらに隣町のバンドの人、…など、音楽仲間の輪はどんどん広がっていきます。

トランペットを始めたみなさんが、音楽の楽しさと喜びにあふれた日常生活を送り、素晴らしい出会いと仲間によって、さらに豊かな日々を過ごされることを願っています。

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【明るい音色】金管楽器の一種であるトランペットは、高い音域を得意としており華やかで明るい音色が特徴として、アタック感が強くアンサンブルでも埋もれにくいことから、主旋律を担当することも多いです。

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