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小劇場は敷居が高いって思っていませんか?初めての小劇場を楽しむ方法

小劇場は敷居が高いって思っていませんか?初めての小劇場を楽しむ方法

興味はあるけど難しそう。初心者にとっては敷居が高いと思われる小劇場での観劇も思い切って行ってみれば意外に楽しめるんですよ。いくつか予備知識を持って臨めば、怖くはありません。その面白さを知ればはまる人続出の小劇場。どんな人でも楽しめるポイントをお教えします!

yoshikyo

この記事のアドバイザー

yoshikyo

バレエ大好きフリーライター


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目次

1. 知っておくと安心な小劇場の基礎知識

小劇場の魅力を知るにはまず、小劇場とはどういうものを指すのかなど、初心者にもわかりやすい基礎知識から学んでいきましょう。

小劇場が多い下北沢

そもそも小劇場って何?

小劇場とは言葉通りで言えば小さい劇場ですが、一般的には劇場のことを指すのではなく、小さい劇場で上演される演劇のジャンルを表しています。

劇場の種類で言うと、およそ3,000席規模で主にオペラ・バレエ・クラシックコンサートが上演される大劇場。それよりも少し規模が小さい500~1,500席規模の各都市の市民会館や文化会館などの劇場では、コンサートなどの他にお芝居やミュージカルなどの公演が行われていますこのあたりが、多くの人が馴染みのある劇場ではないでしょうか?

これに対して、小劇場とは、一般的に300席未満の劇場を指すことが多いようです。そのような小さな規模の劇場で上演される演劇が、ここでいう小劇場というものになります。

小劇場の魅力とは?

さて、そんな小さな劇場でのお芝居と、他の演劇やお芝居との違いから、小劇場の魅力とはどういうものなのかをみていきましょう。

まず1つ目の魅力は、舞台と客席との距離が近いということです。舞台と客席とが近いということは、演者の表情が良く見えて細かい心理描写などがわかりやすくなります。セリフの「間」や息遣いなど、俳優の演技に込めた繊細なニュアンスを表現できるのです。それなら、表情のアップが見え、マイクで良い音響で聴けるテレビや映画の方がわかりやすいのでは、と思いませんか?
 
そこが、小劇場の2つ目の魅力で、その場で今まさに生で起きていることを体験できるというところなのです。生の舞台では、どんな俳優さんでも同じ演技は二度とできるものではありません。また、周りの演じ手との掛け合いなどで微妙な違いもあり、今日はこんな風に演じてみようと日々変えているという俳優さんもいらっしゃいます。そんなたった一度きりしかないという生の魅力が小劇場の良さでもあります。

3つ目の魅力は、冒険的であったり実験的であったりなど、それぞれの芝居によっての個性を強く打ち出せるというところです。大きな劇場での演劇だと、上演にかかる費用も高く必ず多くの大企業などのスポンサーの存在が必要となります。そうなると、そのスポンサー企業の意向も無視することはできず、出演者や演出などにも影響が出ることがしばしば見受けられます。その点、小劇場だとチケット販売の収入や自分たちのやりたいことに賛同してくれる協力者としてのスポンサーなどで賄えるため、自由に舞台を作ることができるのです。そんな自由さ、他で見たことがないような個性が小劇場の一番の魅力とも言えそうです。

2. 小劇場での観劇へ向けて

小劇場の魅力について少しお分かりいただけたでしょうか?まずは、一度体験してみたいと思ったら、次は実際見に行くための手順を説明しましょう。

初めて見る演目の失敗しない選び方

見てみたいなと思ったけれど、どこから手を付ければいいのかわからない方におススメするのは、ローチケ。「小劇場」と検索をかけると、全国で上演される小劇場の情報が出てきます。他のサイトではジャンルとしての小劇場ではなく、劇場規模での小劇場の情報が多く出るのに対して、ローチケはここで言う小劇場の情報がきちんと出てくるので、このサイトで調べるのがいいと思います。

またローチケには小劇場特設サイトがあります。こちらのページは、色んな劇団や集団の名前が一覧で出てきて、それぞれの舞台の紹介文や舞台日程やチケット情報もくるので、とりあえずかたっぱしからクリックして見るといいかもしれません。
 
とりあえず、まずは自分が行けそうな地域の劇場での演目を選んでみましょう。地方都市だとこれである程度決まってくるのですが、東京だとそれでも絞れません。その場合は、それぞれの舞台の内容文や写真を見て、「ピン!」ときたもので選ぶのはどうでしょうか?なんとなくおもしろそうとか、かっこいい俳優さんがいるとか、自分が共感できそうな題材とか何でもいいのです。

失敗しない選び方、と言っていますが失敗など本当はないんです。たとえ訳が分からなかったとしても、新しい体験ができたことを楽しめばいいのです。

チケットはどんな方法で買えばいい?

演目をすでにローチケで選んだのなら、そのままチケット購入ができます。今は小劇場といえども、よほどコアな演劇集団でない限りたいていはチケットサイトで取り扱いがあります。

または、会場で直接販売などもありますので、調べたサイトやチラシに記載の通りチケットを購入すればいいだけ。初めての観劇するのなら、チケットサイトからの購入が一番楽簡単でおススメです。

当日までの準備は?

さてチケットも手に入れたら、舞台を最大限楽しむためにある程度の準備をしておくのがベター。

準備と合わせて、可能ならお連れさんを誘ってみましょう。初めての地に足を踏み入れるにも心強いし、つまらなかった場合の保険にもなります。ただ、気心が知れた安心できる相手でないと、余計お連れさんに気を遣うことになるので、相手選びは慎重に。

お連れさんがいてもいなくても、最低限の準備として見るお芝居の概要やストーリーは調べておきましょう。チケットサイトの紹介文はもちろん、ほとんどの場合その劇団のSNSや公式サイトを持っているので、そちらのチェックもお忘れなく。劇団員の素顔や舞台を作っていく様子なども見れば、親しみもわいてきて舞台を見るのが楽しみになります。

見る前から自分でワクワク感を演出して、当日を迎えれば準備はOK!

3. いよいよ本番!小劇場を楽しむ方法

いよいよ、観劇当日!ドキドキ・ワクワクをより一層盛り上げて本番に臨みましょう。

小劇場を楽しむためのファッション・持ち物ってある?

オペラやクラシックコンサートと違って、ファッションは特にこれという決まりはありませんので、悩む必要はありません。強いて言うなら、その舞台の内容・見る劇場に見合ったファッションでしょうか。メルヘンチックなファンタジーならかわいらしい服装でもいいですが、本当に小さな古い劇場の場合、あまり綺麗な服装だと汚れが気になることもあるので、カジュアルで楽な服装が一番無難です。
 
持ち物としては、劇場に自動販売機がない場合もあるので飲み物や軽食などがあればいいでしょうか。座席が狭いことが多い小劇場なので、あれもこれもと言うよりも、できるだけ荷物は少なくするのが大切です。

観劇前後の時間の過ごし方

舞台の時間に寄りますが、観劇前には腹ごしらえをしていくことをおススメします。上演中にお腹が鳴って、気になって集中できないということは避けたいものです。

また、観劇後はお連れさんがいれば一緒に感想を語り合いながらお茶したりお酒を一杯飲んだりするのも楽しいもの。舞台を見るという非日常の空間からすぐに家に帰ってしまうと一気に気持ちが冷めるので、少しでも長い時間余韻に浸りたいです。この時間を楽しみたいと思ったら、お友だちを誘うことを考えてみてください。

底知れない小劇場の魅力、自分なりの楽しみ方を見つけましょう

はじめての小劇場の楽しみ方を紹介してきましたが、いかがでしたか?なんとなく、小劇場の魅力がおわかりいただけたでしょうか。

小劇場といっても、色んな劇団があり色んな舞台があり、それぞれに個性があります。内容が難しくて訳が分からないというイメージがある小劇場ですが、分からないことのおもしろさ、言葉遊び的な台詞回しのおもしろさ、舞台セットのおもしろさなどその魅力は無限大です。

一度見た舞台がピンと来なかったとしても、それで諦めずにまたいくつか見るうちに、それぞれの違いが分かってきて、前見た舞台と全然違う、あの舞台はこうだったんだ~などまた比較対象ができると感じ方も変わってくるはずです。そうなると、今度はどんな舞台に出会えるだろう?と底なし沼のようにはまっていくかもしれません。自分の知らない世界を覗いてみたいと思ったら、ぜひ一度小劇場へ足を運んでみてください。

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