
ぶどう狩りに初めて行ってみよう!美味しいぶどうでお腹も心も満たそう
2020.09.22 | 551view
子どもから大人まで、人気の高いフルーツであるぶどう。ぶどう狩りは聞いたことあるけど、行ったことないという方も多いでしょう。最近は家族や友人、デートなどでも人気のぶどう狩りは、食べ放題システムなどもあり、注目されています。初めてのぶどう狩りもこれを見ればバッチリです。
目次
1.ぶどう狩りのシステムとは?
もぎたての新鮮なフルーツを味わうことができる果物狩りは、子どもから大人まで楽しめるレジャーです。中でも、ぶどうはフルーツの中で人気が高く、年々ぶどう狩りを楽しむ方が増えています。
「ぶどう狩り」って、聞いたことはあっても、体験したことのない方も多いかと思いますが、実は日帰りでも行くことができ、気軽に楽しめるイベントなのです。個人で予約して行くこともできますが、最近ではバスツアーも多いので、車をお持ちでない方はツアーもおすすめです。
ぶどう狩りのシステムは、大きく分けて「量り売り」と「食べ放題」というプランが多いです。
量り売りの場合は、自分が気になる種類のぶどうをもぎ取り、そのぶどうの重さをはかって購入する形となります。料金は、ぶどうの品種や重さによって金額が変わりますが、だいたい1房(700g)1,200円前後が目安です。また、農園によっては入場料がかかることもあるので、事前に確認をしましょう。
食べ放題はその名の通りですが、食べきれなかった分は買い取ってお持ち帰りをすることが多いようです。費用は農園によって様々ですが、食べ放題の場合40〜50分と時間制限を設けているところが多く、大人料金が1,500円前後、子ども料金(中学生以下)が1,000円前後で、小学生以下の子どもは500円前後がおおよその目安です。
ぶどうの種類
近年、品種改良もされて新種のぶどうも開発されており、農園によって種類が様々です。もし、自分の好みのぶどうがあれば、その品種があるか問合せをしてみるのも良いでしょう。
また、ぶどう狩りに参加するのを機に、自分の好きなぶどうを見つけるのも楽しいと思います。ぶどう狩りが行われるぶどうの品種の中でも、メインで人気の品種と旬の時期をご紹介します。
デラウェア(7月)
種無しであることがほとんどで、小ぶりでつるっと皮が剥けるので、小さなお子さんでも食べられることから人気が高いです。
巨峰(8月〜9月)
ぶどうで一番有名な品種です。種あり種なしそれぞれあるので、味の違いを楽しむのもおすすめです。
甲州ぶどう(9月下旬〜10月末)
唯一の日本原産品種で、甘みと酸味が絶妙な美味しさであるぶどうです。
ピオーネ(8月)
巨峰とマスカットの交配種でできたぶどうで、大粒で食べ応えがあります。甘くて美味しい人気のある品種です。
シャインマスカット(8月〜9月)
皮ごと食べられるシャインマスカットは近年人気が高まっており、パリッとした皮の食感と、口いっぱいに広がる甘さがたまらない美味しさです。
ロザリオ・ビアンコ(9月〜10月)
上品な甘さとたっぷりの果汁を楽しめる品種で、緑色の種なしのぶどうです。種ありの品種を栽培している農園もあります。
マスカット・ベーリーA
ポリフェノールが多く含まれる品種で、ワインやジュース、ジャムなどの原材料に使われることの多い、濃厚なぶどうの味を楽しめる品種です。
美味しいぶどうの見分け方
初めてのぶどう狩り、できれば美味しいものを味わいたいですよね。美味しいぶどうの見分け方を知っておけば、ぶどう狩りが何倍も楽しくなります。
なんとなく粒が大きいと美味しいのでは?というイメージがありますが、大きいから甘いというわけではありません。だいたいの品種は最高糖度に達すると、それ以上糖度は上がらないので、大きい方が甘みが増すということはないようです。
房の全体を見て、粒が充実していて張りがあるぶどうは甘みが凝縮していて美味しいことが多いです。また、ぶどうは根っこから遠い枝になっている方が美味しいので、収穫する枝の場所も選びましょう。
どうしても自分で選ぶのは不安という場合には、農園の方に美味しいぶどうを見つけるコツを聞いてみるのも良いかもしれませんね。
2.初めてのぶどう狩りで押さえておくべきポイント
ぶどう狩りの持ち物や服装は?
初めてのぶどう狩りとなると、どのような服装で行けば良いのか悩みますよね。
特に決まりはないですが、虫がいることがあるので長袖にパンツスタイルがおすすめです。汚れる可能性もあるので、汚れが目立たない服装が良いでしょう。ぶどうの色が服に着いてしまうと染みになるので、小さなお子さんは、スタイやスモックなど着ていると汚れを気にせずに楽しめます。
また、ぶどう園では、ぬかるまないように工夫をされているところが多いですが、畑なので高さのあるヒールなどは避けて、履き慣れたスニーカーがおすすめです。
持ち物については、虫除けスプレーと虫刺され薬は必須アイテムです。他、除菌スプレーやウェットティッシュなども、ぶどう狩りとした際に手を清潔に保てるので持っていると安心でしょう。手を洗う際のタオルもお忘れないようにしてください。
雨天でも屋根が付いていれば問題ありませんが、園内は傘をさせない場合があるので、カッパの用意もあると良いかもしれません。
夢中になってぶどう狩りを楽しんでいると、水分補給も忘れがちになってしまうので、飲み物が持ち込み可能であれば、持参していきましょう。
ぶどう狩りの場所を選ぶポイント
色々なぶどう園があるので、どこに行けば良いのか迷うところですが、ファミリーで行くのであれば、お子さんにも食べやすい種無しで皮ごと食べられる品種を栽培しているところが良いでしょう。また、無農薬栽培であれば安心して食べることができるので、栽培に関してもチェックしてみてくださいね。
お手洗いが園内に完備されているのか、おむつ交換台の有無やベビーカーでの入園が可能かどうか、なども事前に確認しておくこともおすすめです。
ペットと一緒に行きたい方は同伴の可否や、雨天でもぶどう狩りが可能かどうかも事前に聞いておくと安心ですね。
そして、10名以上の団体で行きたい場合には、駐車場の兼ね合いで受け付けていない所もあるので、必ず施設へ問い合わせをしましょう。
友人と一緒に楽しみたい方は、バーベキューができたり、周辺にも観光スポットがある場所であれば、ぶどう狩りと共に楽しめるのでどこのぶどう園に行くか迷った場合には、周辺も一緒に調べるのもおすすめです。
3.人気のぶどう狩りスポット
関東編
久保田園(山梨県甲州市)
40種類以上の品種を栽培している、量り売りタイプで楽しめるぶどう園です。様々なぶどうを試食して、お気に入りのものをお土産に購入しましょう。
こちらの施設では、遊具や卓球台があり、ファミリーで訪れるにはもってこいです。また、果実園では珍しくペットも同伴可能なので、みんなで楽しむことができます。
ぶどう狩り久保田園:http://kubotaen.net/
秩父フルーツファーム(埼玉県秩父市)
こちらは食べ放題の果実園です。なんと、ぶどう狩りだけではなく、バーベキューもセットになっているプランもあるので、友人と一緒にワイワイ楽しめます。近くには橋立鍾乳洞や秩父神社などの観光スポットがあるので、ぶどう狩りのあとに寄り道しても良いかもしれません。
秩父フルーツファーム:http://www.fruit-farm.jp/
フルーツパーク久松農園(茨城県かすみがうら市)
食べ放題の果実園で、ぶどうの他にも梨や柿などの果物も栽培しています。そのため時期が合えば、他の果物狩りも一緒にできるので、旬の果物をたくさん味わうことができます。
2020年にHPをリニューアルしており、経営者の温かさが伝わるHPは、所々クスっと笑ってしまう可愛らしさもあり、思わず行ってみたくなる果実園です。
フルーツパーク久松農園:http://www.hisamatsu-nouen.jp/
いちごの里(栃木県小山市)
名前はいちごの里ですが、ぶどうも栽培しており、種無し巨峰を60分食べ放題で味わうことができます。地元の食材を使ったビュッフェレストランやカフェも併設しているので、ゆっくりと食事をしたい方にもおすすめです。
完全予約制でインターネットでの予約もできるため、予定が決まったら早めの予約をしましょう。
みはらしファーム(長野県伊那市)
南アルプスを望む高原で育った美味しいぶどうを、食べ放題で楽しめます。ぶどう狩りの他に、そば打ち体験や季節のジャム作り、ダチョウ牧場があり、ファミリーに楽しめる場所ということで、人気のある施設です。ぶどう狩りは要予約なので、お忘れなく。
関西編
フルーツハーベスト 田中農園(兵庫県豊岡市)
50年以上前からぶどう園を営んでいる田中農園は、直売所やカフェも経営されており、有機肥料を使って安心で美味しいぶどうを栽培しています。ぶどう狩り体験をした方は、一人一房ぶどうを持ち帰ることができます。
フルーツハーベスト田中農園:http://fruit-harvest.com/
有田巨峰村 森園(和歌山県有田郡)
こちらではぶどう狩りと併せて梨狩りも楽しむことができます。食べ放題プランで、摘み取ったぶどうは持ち帰ることができるので、お土産もバッチリです。
センス・オブ・ワンダー大阪(大阪府南河内郡)
ぶどうの他にも季節ごとの果物がりができる、ファミリーに人気の施設です。周辺にアスレチックや芝生などがあるので、果物狩りのあとには自然の中で遊ぶことができます。
みとろ観光果樹園(兵庫県加古川市)
甘くて大粒なぶどうを堪能できる果樹園は、子どもにも大人気で直接もぎ取とる食べ放題です。持ち帰りもできるので、自宅でもぶどう狩りの余韻を楽しめますね。
みとろ観光果樹園:http://www.mitoro.jp/
自然の恵みのあすかぶどう園(奈良県高市郡)
その名の通り自然いっぱいのぶどう園で、食べ放題のプランです。雨天時でも屋根付きなので安心して楽しむことができます。販売所もあるので、プレゼント用のぶどうを購入するのも良いでしょう。
あすかぶどう園:http://www5.kcn.ne.jp/~asuka_bu/
初めてのぶどう狩り!自分で収穫すると一層美味しい!
目の前に広がる種類豊富なぶどうを見ると、大人までもワクワクする気持ちになります。旬の時期だからこそ楽しめる果物狩りは、季節限定の自然がくれた楽しいレジャーです。バスツアーなどを検討している方は、毎年人気が出ているぶどう園はすぐに予約が埋まってしまうので、旬が始まる前からチェックをしておくのも良いかもしれません。
普段食べているフルーツとは一味異なる味わいを、お腹いっぱい堪能して心もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。