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簡単にできる趣味「切り絵」を始めてみたい方へ

簡単にできる趣味「切り絵」を始めてみたい方へ

一枚の絵を、小さなナイフで切り取り、芸術を仕上げていく「切り絵」は、SNSなどでの投稿ももちろんのこと、メディアなどでも取り上げられることが増えてきた趣味です。自分の手で美しい切り絵作品を生み出すことができれば、そこにかけた時間も素晴らしい記憶となることでしょう。そんな「切り絵」をはじめてみたいけれど上手にできるか不安、という方に向けて、切り絵の楽しみ方や取り組み方についてをご紹介します。

Aries

この記事のアドバイザー

Aries

元IT系のOL兼ライター


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目次

1.切り絵とはどのようなことをするの?

「切り絵」は、紙を切り抜いて図柄や絵柄、キャラクターなどを表すものです。単純に絵を切り抜くだけでもよいですが、台紙となる紙と切り抜く紙に色の変化をつけてコントラストにしたり、また非常に細かい細工を施して、美しく仕上げるものもあります。

近年、SNSやテレビなどでも扱われる機会が多くなったテーマですが、切り絵の歴史は古く、日本では奈良時代から神様に捧げる儀式として行われております。また、さらに古い歴史をもつものでは中国でも「切り紙(剪紙)」として、お守り・飾り物として嗜まれてきたという歴史があります。

切り絵

切り絵はどうなったら完成?

切り絵は基本的に、「切り絵用」として、切り抜く部分と残す部分がはっきりと分けられている絵柄を選んで切り抜き、一枚の作品に仕上げていくものです。

しかしながら、必ずしも「切り絵用」の図柄を使う必要はありません。たとえば、気に入ったイラストや写真、また自作の絵などを切り絵の題材として、切り絵練習に使ったりということはよくあることです。

このため、一応は「絵に描かれた時点で想定している陰影を切り取ったら完成」としてもよいですし、「さらに切り抜きを入れて完成度を上げていく」ということもできる、ゴールラインを自分で設定できる趣味であるともいえます。

切り絵に特別な才能は必要?

切り絵の完成品などをインターネット上、SNS上などで見たことがある方は、素晴らしい作品を見て、「何か特別な才能がなければできないのではないか」「自分は手先が不器用だからできないのではないか」と不安に思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、切り絵を実際に楽しんでいる方は口を揃えて「才能は必要ない」「才能よりも根気強さが重要」といいます。これは事実で、切り絵の作業は確かに緻密なものになりますが、その動作を分解すると決して常人には不可能な手の動きをしているわけではなく、ただ切り抜く範囲に忠実に、ただし万一にもずれや行き過ぎがないように、少しずつ少しずつ完成に向けて紙を切り抜いている、ということがわかります。

このような切り絵の実際の作業内容を見てみると、やはり切り絵に必要なのは特別な才能やセンスというわけではなく、むしろ「根気強さという才能」が必要なのだという切り絵作家の言葉が真実なのだということに気付かされます。一日で一気に終わらせようというのではなく、ひたすら地道にコツコツと続けていくことこそが、素晴らしく緻密な切り絵作品の完成に欠かせないのです。

切り絵

2.切り絵を始めてみたいと思ったら

では、「切り絵」を始めてみたいと思ったら、どのような準備が必要なのでしょうか。まだ切り絵を行ったことがないという方は、切り絵を楽しむためにどのようなものが必要なのかということについてはなかなかイメージが湧きづらいでしょう。

公開されている切り絵作品などのように、見事な作品を作るために必要なものについて、以下の項目に解説していきます。これから切り絵を始める方は、ぜひ必要なものをチェックしてみてくださいね。

切り絵に必要な道具

切り絵に必要なものって?

家で何かを作るという趣味には、いろいろと道具立てが必要なものが多くあります。そのため、「切り絵」にもいろいろと道具が必要なのではないかと考えている方も多いでしょう。

しかしながら、基本的に切り絵は、紙を切り抜くためのデザインナイフと、下敷きがあれば楽しむことができます。本格的に切り絵の世界に進み始めたら、細かい部品を扱うためのピンセットや、保存用のスプレーのりや、定規などを揃えていくとより切り絵を楽しく行うことができるでしょう。

また、デザインナイフにも種類があり、角度の緩いものと鋭いものとがあります。これは線が長く大きなパーツを切り抜くときには角度の緩いもの、線が短く小さなパーツを切り抜くときには角度の鋭いものを使うといったように、用途ごとに使い分けることでより正確な作業ができます。

自分の習熟度や、完成させようとするデザインに合わせて、道具を増やしていくのがよいでしょう。

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滑らず長時間使用しても手が疲れにくいラバーグリップを採用した、本格細工用アートナイフです。付属の3種類の刃で幅広い用途に使えます。

切り絵のテーマとなる絵はどこから調達する?

道具が揃っていても、実際に何をテーマとして切り抜くのかというのが切り絵のもう一つのポイントです。

切り抜くテーマの絵は、初心者向けには初心者の練習用の本などが販売されているほか、インターネットでも練習用の図柄が公開されているため、印刷して取り組んでみるのもよいでしょう。

また、著作権があるので公開はできませんが、自分の好きな漫画やアニメなどのキャラクターを切り絵の練習に使っているという方も珍しくありません。

初心者が練習をする際には、線が単純で、大きなパーツのある図柄を選ぶのがよく、慣れてきたら細かいパーツや曲線の多い図柄を選ぶとよいでしょう。

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カッターナイフ専門メーカーのオルファが、長年の経験をもとに作った高品質のマットです。軟・硬・軟のサンドイッチ構造で、両面とも使えます。カラーは目にやさしく、気品あるソフトグレーです。1cm刻みの便利なグリッド入りです。

3.切り絵の楽しみ方のコツ

切り絵の楽しさは、コツコツと図柄を切り抜いていって自分の思い描く形を完成させていくことにあります。

とはいえ、図柄が複雑になればなるほど、その作業時間や期間も長くなっていくため、その作業に楽しみがなければ続けることも難しくなってしまうでしょう。

切り絵の制作を進めていくと、どのような楽しみや達成感を味わうことができるのでしょうか。以下には、切り絵を続けていくうえでの楽しみ方のコツについてご紹介します。

切り絵では何を楽しみに進めていけばいい?

コツコツと地道な作業が必要となる切り絵の制作は、根気が必要となる趣味といえます。その地道な作業の果てに、美しい作品の完成形を思い浮かべながら作業を進めることで、楽しみながら切り絵の制作を続けることができるでしょう。

単純に「影絵」の要領でシンプルな図柄を表現するのももちろん楽しいですが、そこからさらに細かい切り抜きを付け足して複雑な模様を作り出したり、紙を折って片面を切り抜き、広げてシンメトリーなデザインパターンに仕上げるなど、いろいろな楽しみ方があります。

また、台紙の色の組み合わせを変えることで、同じデザインでも違った雰囲気の作品を作り出すことができます。

色々な切り絵

切り絵が上手にできたらSNSで公開も!

写真やイラストなどもそうですが、自分の作った制作物に対してリアクションや評価があると、モチベーションにも大きく影響があります。

プロとして活動している方は、展示会や展覧会など、制作物を発表する機会にも恵まれていますが、個人で趣味としている方にはこれまで、なかなかそのような機会は与えられてきませんでした。

しかし、現代はSNSを利用する人が多くいます。うまくできたと思う作品があったら、ぜひそれをSNSに投稿してみるとよいでしょう。同じ趣味を持つ方や、切り絵の作品が好きな方から、肯定的なリアクションがある場合もあります。ただし、著作権には注意して、公開しても問題のない制作物を選ぶようにしましょう。

切り絵をSNSにアップ

切り絵は時間をかけて納得のいく作品を作ろう!

切り絵の制作には多くの時間や日数がかかります。細い線や小さなパーツを切り抜いて、毎日少しずつ作業を続けていくことで、やがて素敵なひとつの作品が完成するという趣味です。

ときに、思い通りに作業が進まなかったり、難しい工程に入ることもあるでしょう。そのようなときでも、投げ出してしまわずに少しずつ少しずつ作業を進めていけば、必ず完成させることができます。これは切り絵の魅力のひとつとも考えることができます。

せっかく切り絵に関心を持ったのであれば、完成を急いで雑な作業となってしまうよりも、じっくりと腰を据えて、たとえ時間がかかっても納得のいく制作をするほうが、よいモチベーションとなることは間違いないでしょう。

初心者は、最初からあまり構えずに、気軽に、少しずつ進めていければいい、というぐらいの気持ちで初めてみるのが、切り絵を楽しむためのコツであり、またそのような姿勢で進めていけることこそが、切り絵の魅力でもあるのです。

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