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独特の雰囲気がクセになる!はじめてスタンリー・キューブリックの世界に触れる人へ

独特の雰囲気がクセになる!はじめてスタンリー・キューブリックの世界に触れる人へ

スタンリー・キューブリックという映画監督をご存知でしょうか?あまり映画を観ない人には聞き慣れない名前かもしれませんが、彼の影響を受けた人は数知れず。鑑賞者を虜にする独特の雰囲気やブラックユーモアが特徴で、亡き今も多くの人から支持を得ています。初めて作品を観るのなら、ぜひ独自の世界観に触れてみて下さいね。

たかなし亜妖

この記事のアドバイザー

たかなし亜妖

フリーライター


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目次

2.キューブリック作品に触れよう

キューブリックの作風

「キューブリック作品」と呼ばれるほど特徴の強い映画たち。斬新なストーリー展開や洗礼されたサウンド、そしてカメラマン時代の腕を生かした美しき画(え)が観る人をグイグイと引き込んでいくのです。

有名どころのサウンドを挙げるならスティーヴン・キング原作である映画「シャイニング」でしょうか。ホラー映画としては100点満点をあげたくなるほどの不気味なサウンド、オープニングが強く記憶に残ります。全体を通して不気味な雰囲気が続く作品なのですが、この音楽がより恐怖を高めているのは間違いありません。

どの作品を観ても細部まで細かく作られているのがキューブリック作品の魅力でもあります。そして一度観たら忘れられない、奇抜なストーリーが人気の秘訣でしょう。

不気味なホテルの廊下の映像。ただそれだけで怖い!

キューブリックは長く愛されている映画監督ですが、パンチの効いた作品が多いために好き嫌いがハッキリと分かれるのです。序盤はドキュメンタリー映画が目立ちますが、名を挙げるにつれて暴力描写、過激な描写も増えていくため、苦手意識を持つ人も多いでしょう。ブラックユーモアを含んだシニカルさも魅力の一つなのですが、快活なコメディが好きな人には、少し腑に落ちないところがあるかもしれません。

また作品によっては分かりづらい物語進行や展開が見られるので、普段からあまり作品に触れることをしない人にとっては、とっつき辛い世界観であることは確かです。ですがハマる人はハマるので、食わず嫌いは非常に勿体ないこと。気になるストーリーがあるのなら、一度はぜひ最後まで鑑賞して頂きたいものです。

シニカルでセンセーショナル・・・評価は分かれます

映画人としてのこだわり

映画監督の中では特にこだわりを強く持っていたというキューブリック。「完全主義者」という呼び名がつくほど、映画製作に時間がかかることで有名だったのです。どんな些細なシーンも納得のいくまで撮影し続ける姿勢は流石としか言いようがありません。

ですが同じシーンを何度も撮り続けるため、現場では度々衝突があったのだとか。確かに何テイクも撮り直しを命じられたら、キャストもスタッフもヘトヘトになってしまいますよね。たった数秒のシーンにも数週間、一作品に400日間の撮影期間を設けたりと、彼の手掛ける現場は相当ハードだったことが伺えます。

そんなこだわりに反発する人間も多かったようですが、後世に残る作品を排出していることは事実。彼らの努力の結晶は、今でも多くの映画ファンから愛され続けているのです。

キューブリックの影響は大きい

彼の作品に触発されて映画界入りを果たした人、作品からインスパイアされる人が後を絶たず、没後20年が経過した今も尚、映画界に影響を与えています。20世紀を代表する映画監督、残したものは非常に大きいのでしょう。

比較的新しめの映画ですと「ハーレイ・クイーンの華麗なる覚醒」がキューブリック作品の「時計じかけのオレンジ」の美学に影響を受けているそう。独特の美的センスがキラリと光り、どこかクセになる作品です。そんな“中毒性”に惹かれた映画人たちは、案外多いのかも……?

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