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ただの箱じゃない。アコースティックな打楽器カホンを始めませんか?

ただの箱じゃない。アコースティックな打楽器カホンを始めませんか?

カホンは一見すると木箱のような見た目の楽器。楽器の上に座って演奏するスタイルは、音楽好きなら一度は見たことがあるのではないでしょうか?最近は気軽に始められる大人の趣味としても人気を集めています。音楽初心者にもおすすめのカホンの始め方をお伝えします。

natsume

この記事のアドバイザー

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音楽・料理・ファッション好きWEBライター


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目次

1.カホンってどんな楽器?

カホンはこんな楽器です

カホンは、素朴な音色が特徴の楽器です。アコースティックな音楽との相性が良く、最近ではJ-popなどでも使われるようなメジャーな楽器になってきました。椅子のように軽く丈夫でコンパクトな楽器なので持ち運びも簡単で、場所を選ばず演奏できるのも大きな特徴です。

カホンのルーツは南アメリカのペルー。フラメンコの伴奏に使われることもあることからスペイン発祥と思われることもあるかもしれませんが、今やペルーの文化財ともなっている打楽器なのです。ペルーの音楽の中でも高山地帯で盛んなフォルクローレは有名ですが、カホンは海に近い地域が発祥のアフロペルーという音楽でコンガなどと共に演奏されます。

カホン

スペイン語で箱や引き出しという意味のカホンは、はじめはただの木の箱を叩きリズムを刻んでいたものでしたが、楽器として定着し1960年ごろ現在の形になったと言われる比較的新しい楽器なのです。

カホンは初心者&自宅でもできる!

実はカホンは楽器初心者でも始めやすい楽器です。その理由のひとつにシンプルな奏法で演奏できるということがあります。カホンは楽器本体を叩く位置を変えたり強弱をつけて叩いたりすることによって音色を変えて演奏しますが、基本的には低音、高音、タッチ(高音を軽く叩く)の3つの音の出し方しかありません。

コツさえ押さえてしまえば初心者でもすぐに簡単なリズムを叩くことができます。もちろん複雑なリズムや奏法は数えきれないほどありますが、シンプルな故に上達が分かりやすく、練習のモチベーションを保ちながら楽しく演奏ができる楽器です。

また、初心者にとっては自宅でも演奏が楽しめるというのも魅力ではないでしょうか。ドラムなどの打楽器のように音が響きにくいカホンであれば、自宅で気軽に叩いて練習することもできます。楽器の置き場所にも困らないコンパクトさや、おしゃれでインテリアに馴染みやすい見た目なども初心者に人気の理由となっています。

2.カホンのはじめ方

カホンの演奏に必要なもの

では、カホンを始めたい方に用意してもらいたいものを順に見ていきましょう。まずはカホン本体を選びましょう。価格はメーカーやモデルにもよりますが、初心者であれば大体1万円台後半のものを購入するのが安心です。詳しいカホンの選び方は後述しますが、自分の気に入った音や大きさ、見た目にもこだわって選びたいですね。

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¥20,020 (税込)

打面は積層ハードウッド製で、ペルースタイルでねじ止めされ、ねじの締め方で鳴りを調節可能。

・ボディーはソリッドハードウッド
・大型のゴム足で安定
・スネアワイヤは調節可能

次に用意しておきたいものはメトロノームです。特に打楽器の練習では均一にリズムを叩くことが大切になります。練習のうちから繰り返しメトロノームの音に合わせていると正確に叩けるようになります。

SEIKO セイコー メトロノーム クリップ式 デジタル ブラック DM51B | メトロノーム | Amazon

¥1,636(税込)

あらゆる楽器奏者の日々の練習に必要な機能を、譜面台や洋服などにはさめる小型クリップに凝縮したデジタルメトロノームです。

最後に用意したいのが初心者用の教則本です。自宅で練習する場合はひとつずつ段階を踏んで練習できる教則本は欠かせませんし、教室に通う方も基本に立ち返って練習できる本が1冊あるととても便利です。

ここからはじめるカホンの教科書 CD付(シンコー・ミュージックMOOK) | |本 | 通販 | Amazon

¥1,320(税込)

箱形のシンプルな楽器ながら、叩く位置によって音が変わり、“疑似ドラム”としても機能するカホンは、その手軽さからここ数年急速に認知が高まっています。本書はそんなカホンに興味を持った人のための入門書。

また、カホンの埃よけや、持ち運んで練習することがある場合は布製のケースの用意もしておくと便利です。カホンとセットになっていることもよくありますが、別で購入する場合はカホンのサイズに合うかどうかを忘れずに確認してください。

特徴を押さえてカホンを選ぼう

カホンは見た目がシンプルなこともあって、ぱっと見ただけではそれぞれの違いが分かりにくいかもしれません。でも箱の中の構造や大きさなどによって出すことが出来る音は様々です。まずはカホンの構造を説明します。

カホンは外から見ただけでは木の箱のような見た目をしています。前に張られている叩くための板(打面)と、その他の面(ボディ)に分かれていて、それぞれ材質は異なることが多いです。楽器の後ろ側には音を抜くための穴(サウンドホール)が開いています。楽器の中は空洞になっており、中には「響き線」と言われる金属製の線が張られています。この線が共鳴することでカホンの独特の音が鳴っているのです。

・響き線について
この響き線には一般的に2種類あります。一つはギターの弦と同じ弦を張るワイヤータイプ、そしてもう一つはスネアドラムの裏に使われるスナッピーという線を使ったスナッピータイプです。ワイヤータイプもスナッピータイプもそれぞれ出る音が違います。

ワイヤータイプは歯切れのいい音が出るのが特徴です。軽く叩いただけでも音が出るので、強弱がつけやすく、繊細な演奏に向いています。また、スナッピータイプは、スネアドラムを叩いたときのような余韻がある音が出せます。叩き方によっては迫力のある音が出せるのでバンドの演奏でも存在感のあるプレイができます。

この響き線での選び方は好みもありますが、初心者が一台目に選ぶのであれば、好みもありますが、音の粒がそろいやすいスナッピータイプがおすすめです。

Pearl パール スナッピー SN-1420I | Amazon

¥1,533(税込)

14インチ用/20本
スネアコード&フィルム付き

カホンを選ぶときには大きさと材質にも注目

まずカホンにとって大きさは音のバランスを決める大きな要素です。標準の大きさは高さが約46㎝、幅が30㎝前後、奥行は30㎝ほどですが、それよりもサイズが大きければ大きく低い音が、それよりも小さければ小さく高い音が出ます。

また、カホンは基本的には木で作られている楽器ですが、材質によって音は変わります。打面はボディと違う材質で作られており、そのカホンの音色や叩き心地を決めます。木目の綺麗なものやペイントがされているものなどそれぞれのカホンの個性が打面に出てきます。ボディに使用する素材は木材やファイバーグラスなどがあり、木材なら柔らかく優しい音、ファイバーグラスなら鋭く硬い音が出せます。

カホンの音を決める要素を紹介しましたが、これらを踏まえてまずは楽器店に行って試し打ちをしてみるのがおすすめです。最近では大きな楽器店なら5~10点ほど店頭に並んでいることも多くなってきました。ご紹介した要素から自分に合う一台を探してみてください。

SAKAE OSAKA HERITAGE サカエ オオサカ ヘリテージ カホン CAJ-100 | Amazon

¥33,867(税込)

●特徴
強靭なフレーム構造と薄い合板の組合せにより4方向全ての面で演奏が出来る多様性。
正面打面はラバーウッド材をコーテッド処理によりブラシ奏法が可能。(側面/ラバーウッド)
響き線のテンションを上下調節可能。

3.カホンを叩いてみよう

カホンを叩くストリートミュージシャン

カホン叩き方の基本

まずは基本的なカホンの4つの叩き方をマスターしましょう。

まずはカホンの基本となる低音を出すことができる「ロー」(「ベース」とも言います)。打面の中央を親指以外の手のひら全体で叩きます。力を入れすぎないのがポイントです。いろいろな場所を叩いてみて、真ん中のいちばん音が響きやすい場所を狙って叩くのが良い音をさせるためのポイントです。

二つ目はスネアドラムのような高い音を出せる「ハイ」(「トーン」とも言います)です。親指以外の指全体で打面の上部を叩きます。

三つ目の叩き方は、「ティップ」といい、カホンの上部の縁を軽い力で叩く奏法です。ほとんど聞こえない程度に優しく叩いて、リズムの間を取るための奏法です。

四つ目は、「スラップ」という叩き方です。叩く位置はハイと同じですが、手をゆるめて指の付け根を当てるようにし、手首のスナップを聞かせて強く叩きます。リズムにアクセントを加える奏法です。

四つの方法を使って、リズムのパターンを練習していきましょう。

カホンの叩き方 ~4種類の基本奏法~

カホンで挑戦したいテクニック

カホンは楽器全体を使って演奏することができる楽器です。叩く位置や道具を使うことで、無限に音のバリエーションが生まれる、意外にも奥の深い楽器です。

叩く時の手を開いたりやわらかく閉じて指先だけで叩いたりするだけでも、音の印象はずいぶんと変わります。また、拳で叩くと硬くリズミカルな音を出せるトップやサイドを叩く方法や、足を使って叩く方法、打面に指先を順番に打ちつけてタラララッと装飾的な音を出す方法もあります。カホンには固いルールはありません。色々試して楽しんでみてください。

また、カホンはシンプルな楽器なだけに、他の道具を使って演奏することでさらに面白い効果が得られるのも魅力のひとつ。カホンブラシはドラムのスティックのような先にブラシが付いているアイテム。手の代わりにブラシで打面を叩くと優しくより繊細な音になります。

また、カホンを叩きながら使えるフットパーカッションも面白いアイテムです。靴の上から装着して、足でリズムを取ると、タンバリンのような音を鳴らしてカホンの演奏を華やかにする効果があります。

MEINL Percussion マイネル フットパーカッション Foot Shaker FS-BK 【国内正規品】 | Amazon

¥1,705 (税込)

足に装着して正確に鋭いビートを刻むことができる、プラスチック製のシェイカー
ストラップ上の最適な位置に取り付けることにより、より短くコントロールされたサウンドを生み出すことが可能

カホンの音色に癒されよう

カホンに慣れてきたら、コンガなどの他の打楽器やギターなどコードを乗せて演奏できる楽器と合わせてみるのもおすすめです。カホンは前述の通り、持ち運びもしやすい楽器です。

外で楽器を持ち寄って好きなようにセッションするのも楽しめるかもしれません。他の楽器と合わせることで、自分に足りないテクニックが見えてきたり、もっと上達しようというモチベーションを上げたりする効果もあります。

素朴なカホンの音色は叩いているだけでやさしく癒されるような気がします。ぜひカホンを味わい尽くしてみてください。

ammoon カホンドラム ポータブル ストラップキャリーバッグ付き | Amazon

¥5,840(税込)

特別なバズ風の効果やトーンを作るために、内部にいくつかの弦を使用して設計されています。付属のミニレンチで弦を緩めたり締めたりして、カホンの音を調整できます。持ち運びや収納に便利なボックスドラムストラップとキャリーバッグが付いています。

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