
ただの箱じゃない。アコースティックな打楽器カホンを始めませんか?
2020.07.23 | 498view
カホンは一見すると木箱のような見た目の楽器。楽器の上に座って演奏するスタイルは、音楽好きなら一度は見たことがあるのではないでしょうか?最近は気軽に始められる大人の趣味としても人気を集めています。音楽初心者にもおすすめのカホンの始め方をお伝えします。
目次
1.カホンってどんな楽器?
カホンはこんな楽器です
カホンは、素朴な音色が特徴の楽器です。アコースティックな音楽との相性が良く、最近ではJ-popなどでも使われるようなメジャーな楽器になってきました。椅子のように軽く丈夫でコンパクトな楽器なので持ち運びも簡単で、場所を選ばず演奏できるのも大きな特徴です。
カホンのルーツは南アメリカのペルー。フラメンコの伴奏に使われることもあることからスペイン発祥と思われることもあるかもしれませんが、今やペルーの文化財ともなっている打楽器なのです。ペルーの音楽の中でも高山地帯で盛んなフォルクローレは有名ですが、カホンは海に近い地域が発祥のアフロペルーという音楽でコンガなどと共に演奏されます。
スペイン語で箱や引き出しという意味のカホンは、はじめはただの木の箱を叩きリズムを刻んでいたものでしたが、楽器として定着し1960年ごろ現在の形になったと言われる比較的新しい楽器なのです。
カホンは初心者&自宅でもできる!
実はカホンは楽器初心者でも始めやすい楽器です。その理由のひとつにシンプルな奏法で演奏できるということがあります。カホンは楽器本体を叩く位置を変えたり強弱をつけて叩いたりすることによって音色を変えて演奏しますが、基本的には低音、高音、タッチ(高音を軽く叩く)の3つの音の出し方しかありません。
コツさえ押さえてしまえば初心者でもすぐに簡単なリズムを叩くことができます。もちろん複雑なリズムや奏法は数えきれないほどありますが、シンプルな故に上達が分かりやすく、練習のモチベーションを保ちながら楽しく演奏ができる楽器です。
また、初心者にとっては自宅でも演奏が楽しめるというのも魅力ではないでしょうか。ドラムなどの打楽器のように音が響きにくいカホンであれば、自宅で気軽に叩いて練習することもできます。楽器の置き場所にも困らないコンパクトさや、おしゃれでインテリアに馴染みやすい見た目なども初心者に人気の理由となっています。