
楽器初心者でも大丈夫!ウクレレをはじめてみませんか?
2020.07.04 | 748view
ハワイアン音楽の優しい音色が特徴の楽器ウクレレ。他の弦楽器に比べて持ち運びしやすく音も小さいため手軽に始められることも魅力です。このウクレレ、実は五線譜のような楽譜が読めなくても簡単に弾けるってご存知ですか?基本的なルールを覚えてまずは一曲弾いてみましょう!
目次
1.ウクレレを始める前に
ウクレレと言えば、南の島らしいのんびりとした優しい音色を思い浮かべる方も多いと思います。ハワイで生まれた弦楽器のウクレレは、日本でもジェイク・シマブクロさんなどが奏者としてよく知られています。ハワイアンだけでなく、つじあやのさんなどJ-POPのアーティストの楽曲でも使われるような身近な楽器です。
大人も楽しいウクレレの魅力
大人が新しく始める趣味として、ウクレレは非常におすすめと言えます。
まずひとつめの理由は手に入れやすいことです。ウクレレは楽器店には必ずといってよい程並んでいる商品ですし、インターネット通販でも様々な商品が購入できます。価格も安いものでも1万円程度で手に入ります。楽器の大きさもコンパクトで場所を取らないので、購入してからも収納スペースには困らないのも嬉しいです。
二つ目の理由は楽器初心者でも上達しやすいことです。ウクレレはギターより2本弦が少ない4本弦の楽器です。そのため弦を押さえる動きもシンプルで覚えやすく、楽器も小さいのであまり力もいりません。また楽譜が読めなくても、ウクレレには「タブ(TAB)譜」と呼ばれる指で押さえる場所を記した譜面があり、書いてある通りに押さえれば演奏に必要なコード(和音)を鳴らすことができます。楽器を持ったことがない人でも楽しく上達できます。
ウクレレを始めるために用意するものは3つ!
ウクレレを始める方が最初に揃えるべきものは3つあります。
まずウクレレ、初心者用の譜面一冊、そしてチューナー(弦の音を合わせるための器具)です。あとは必要に応じてケースなどを購入することをおすすめします。
ウクレレ本体は、インターネット通販などで探すと3,000円のものなども売られていますが、趣味として長く続けたい場合は安くても1万円以上のものを手に入れるのが良いでしょう。

¥6,580(税込)
ウクレレをこれから始める皆さまに必要なアイテムを厳選! 付属品内容:安心を保証する国内保証書(保証期間3年)、チューナー、名曲11選のウクレレ教則本、ベーシック・コード・チャート、ピック、ストラップ、ポリッシングクロス、ソフトケースも付いています。
そして、さらに必要なのはウクレレ初心者用の楽譜の載った本です。インターネットでも好きな曲の楽譜の検索・購入はできますが、初めてウクレレを触る方にはやはり紙の楽譜に沿ってマイペースに練習するのがおすすめ。
難しいところやコツなどをすぐに書き込めるのも紙の譜面ならではのメリットです。楽器店などの初心者向けの教則本などがあればぜひ手に取ってみましょう。

超初級 初心者でもラクラク弾ける! かんたんソロウクレレ60 | |本 | 通販 | Amazon
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ウクレレを買ったばかりの初心者でもラクラク演奏することができるソロウクレレ曲集。
かんたんなアレンジとなっていますので、初心者の方でも演奏する楽しみを存分に味わうことができます。
そして最後に必ず用意してほしいのがチューナーです。弦楽器であるウクレレは、基本的に四本それぞれの弦の音が決まっています。この音を合わせる作業を「チューニング」と言い、音を合わせるための器具は「チューナー」と呼ばれています。
ウクレレはナイロン弦と言われる柔らかい太い弦が張られていることが多いのですが、弾いているうちに弦が緩み、音が変わってしまうこともある楽器です。正しくきれいな音を出すためにはこまめなチューニングが必要になるので、手軽で正確に音を合わせられるデジタルチューナーが良いでしょう。
2.ウクレレで1曲弾いてみよう
まずはチューニングからスタート
待ちに待ったウクレレを手に入れたら、まずはチューニングから始めましょう。ウクレレは基本的に左手側にネック(細長い、弦が張られている部分)、右手側にボディ(穴が開いている方)が来るように、そして右腕で抱えるように持ちます。弦にはこのネックの上から1弦、2弦、3弦、4弦と名前がついています。1弦が最も低い音、そして4弦が最も高い音を出す弦です。
それぞれの弦をチューニングしていくには、まずチューナーの電源を入れ、ネックの上についている板(ヘッド)のつまみを締めたり緩めたりして音を鳴らしながら音を合わせます。1弦は、チューナーの画面に「G」が表示されるように合わせます。そして次に2弦を「C」、3弦を「E」、4弦を「A」になるように合わせます。これで基本のチューニングは完了です。もし合っているか不安な場合は、購入した楽器店などで聞いてみるのも良いでしょう。
ウクレレのタブ譜に慣れましょう
ウクレレを弾くならまずは覚えたいのがタブ(TAB)譜の読み方です。弦楽器の音は弦とフレット(ネックの位置)の押さえ方で決まりますが、タブ譜は押さえる弦の上に数字(フレットの数字)が書かれたもので、見慣れれば直感的にどの位置を指で押さえればよいか分かるようになります。
まずはコードを押さえるのに慣れるために、簡単な曲を1曲弾いて覚えてみましょう。
ウクレレをはじめる1曲におすすめしたい曲
初めての1曲は聞きなれた好きな曲から練習するのが上達への近道です!はじめは左手と右手が違う動きをするのに戸惑うかもしれませんが、ゆっくり着実にコードを押さえるうちに必ず滑らかに弾けるようになります。おすすめの曲を3曲ご紹介します。
・Happy Birthday
誕生日パーティーの伴奏にも使えるこの曲は簡単な3つのコードで弾くことができます。ストローク(右手で弦を弾く動き)もゆっくりで初心者の方でも楽しく練習できそうですね。
・チェリー/スピッツ
スピッツの名曲、チェリーは初心者でも楽しく弾ける曲のひとつです。聞きなれた曲を弾けるようになる感動をぜひ味わってみてください。
・島人ぬ宝/BIGIN
思わず歌いたくなってしまう島人ぬ宝は、簡単なコードですが達成感が味わえる曲です。ウクレレを弾きながら歌う、弾き語りも目指してみましょう。
ハッピーバースデイ・トゥ・ユー【初心者向けウクレレコード動画】/ Happy Birthday to You Ukulele w/ chord
3.ウクレレを楽しく弾くための3つのこと
まずは好きな曲をウクレレで弾いてみよう
いざ練習を始めようという方に挑戦してほしいこと、それは「よく知っている好きな曲」から練習を始めてほしいということです。ハワイの楽器だからといって聞きなじみのないハワイアン音楽から始めなくても大丈夫。
身近なJ-POPや歌謡曲などから入ってみると、コードを押さえるタイミングやストロークの仕方などが自然と覚えられて、上達も早く、楽しく練習できます。
ウクレレのチューニングはこまめに合わせて
ウクレレは弾いているうちにチューニングがズレやすい楽器です。練習を始めるときには必ずチューニングをしましょう。また、時間を決めてこまめにチューニングをし直すようにしましょう。
正しい音で練習することでコードが正しく押さえられているか、うまく弾けているかを確認しやすくなり、上達に1歩近づきます。
ウクレレで1曲通して練習するのが近道
ウクレレで『島人ぬ宝』を弾いてみよう!プロが教える初心者向けコード&レッスン|Funmee!![ファンミー] - ukulele -
教則本などを見て、コード(和音)がずらりと並んでいるのを見て気が遠くなった方もいるかもしれません。ウクレレを弾くためのコードは初心者には覚えきれないほどありますし、すべて覚える必要は全くありません。しかし覚えていくほど弾ける曲の幅はどんどん広がっていきます。
効率よく弾けるコードや演奏方法を増やしていくための近道、それは曲をはじめから終わりまで通して練習するというものです。1曲を何度も通して弾いているうちに、スムーズに演奏できたという達成感が味わえますし、自然に楽しくコードが覚えられ、演奏にも磨きがかかっていきます。
弾けるようになったら…ウクレレの楽しみ方
ひとりで演奏するのも楽しいのですが、ウクレレ同士の重奏やほかの楽器との合奏も楽しめるのがウクレレの良いところです。ウクレレサークルなどに参加したり、他の楽器をやっているご友人などとセッションしてみたりするとより楽しみが広がります。
また小さく軽くて電源なども必要のないウクレレは、部屋の外へ持ち出しやすい楽器。自然の中で演奏してみるのもおすすめです。海やキャンプなどに持って行けば、優しい音色と自然の音に癒される時間になります。
ぜひウクレレのオリジナルの楽しみ方を見つけてみてください!