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【はじめての寄席】テレビやCDとは全然違う!臨場感や迫力満点、初めての寄席で生落語の楽しみ方!料金やチケットの買い方もご説明します。

【はじめての寄席】テレビやCDとは全然違う!臨場感や迫力満点、初めての寄席で生落語の楽しみ方!料金やチケットの買い方もご説明します。

落語ブームと呼ばれている昨今、以前は全国各地にあった寄席も、大都市に僅かに数件残るのみで地方では聴く機会が少ないと思います。また敷居が高く、チケットも買い方や値段に心配な方も多いと思います。そこで実は初めてでも十分に誰でも気軽に楽しめる娯楽であること、楽しみ方を紹介したいと思います。

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目次

1.落語って何?

落語とは一体どんなもの?

歌舞伎や狂言など日本の伝統芸能のひとつで、話し言葉や所作を主に噺(はなし)を進めていくものです(噺とは落語そのものや昔話を意味する言葉で、落語家のことを「噺家(はなしか)」と呼ぶこともあります)。

噺の最後にオチをつけるのが特徴で、和服を身にまとい正座で、手ぬぐいと扇子を使用しながら話し言葉と演者の所作で進めていきます。以前はオチがある話から「落とし話」と呼ばれていてそれが転じて「落語」という呼び方に変わったとされています。

落語には古典落語と新作落語と大きく2種類あります。主に明治時代以前に作られたものを古典落語、大正時代以降に作られたものを新作落語と呼んでいるようです。

また関東の落語を江戸落語、関西の落語を上方落語と呼んでいます。特徴としては、お互いに地元の言葉(江戸弁と関西弁)を主に用いたり、同じ噺でも題名が違ったり(例えば江戸落語の「酢豆腐」が上方落語ではNHK朝の連続テレビ小説のタイトルにもなった「ちりとてちん」と呼んだり)します。

内容そのものも大きく違うもの(例えば「まんじゅうこわい」)もあります。また上方落語では地元以外の地域を舞台にした題目や旅情ものが多いなどといった特徴もあります。そして舞台上には江戸落語は座布団のみに対し上方落語は座布団の前に見台と呼ばれる小さな台、膝隠(ひざかくし)と呼ばれる衝立、小拍子という小さな拍子木が見台上に置かれ、その拍子木を鳴らすと効果音やお囃子が流れるのが特徴です。

寄席が由来の言葉いろいろ

 現代の日常会話で使われている言葉の中には由来が落語や寄席の世界から来ているものがあります。その一例をご紹介します。

・寄席
現在では落語などの演芸を披露している場所のことを指します。語源は風変わりな人のことをと呼び、そういう変わった人を寄せ集めた場所という意味で使われていたとされています。(※ちなみに現在の寄席の世界では落語以外の芸を披露する人を「色物」と呼んでいます。)

・ヨイショ
元々の語源は重たいものを持ち上げる掛け声だが、落語の世界では噺の登場人物に加え同業の噺家さんやお客さんの心や気持ちを明るく軽いものにするという意味で使われていた。現在では落語だけでなく、芸能の世界全般で広く使用され、一般の社会でも相手を持ち上げたり同調するときに使われています。

・トリ
その日の最後に演目を行う人のことを指す言葉です。一番実力や人気、キャリアなどがある人が務めることが多いですが、以前は一番最後に演目を行う人が今日の出演料の「取り分」を全員分決めており、それが転じて生まれた言葉だとされています。

・ステテコ
下半身に穿く下着の一種で江戸時代は「股引(ももひき)」と呼んでいました。現在は主に膝丈かそれ以上ある締めつけ感のない下着を指します。

由来は諸説ありますが、江戸や明治の頃に吉原(当時江戸に存在した遊郭)の幇間(ほうかん:宴席などで芸者を助けたり客や場を盛り上げる人)が踊っていた「ステテコ踊り」を、明治時代の落語家がネタで用い、裾から見えた股引を脱いでほしさで「捨ててこ、捨ててこ」と言っていたことから、本来の股引より「ステテコ」という呼び名が広まったとされています。

2.落語を生で聴いてみよう

寄席に行ってみよう

落語は独演会や様々なイベント等で聴くことができますが、聴きたいと思ったときに聴くなら寄席に行くことをお勧めします。昔ながらの建物や内装で、演者さんとお客さんの距離も近く、目の前で生で見る落語には迫力やテレビでは感じられない緊張感などがあり、メディアを通して見るものと全く違うものに感じると思います。

代表的な寄席は東京都内では浅草演芸ホール、新宿末廣亭、鈴本演芸場、池袋演芸場などがあり、東京以外では大阪市の天満天神繁昌亭や名古屋市の大須演芸場、2018年にオープンした神戸市の神戸新開地喜楽館などがあります。

行っている場所・日時、チケットの購入先や価格

東京都台東区にある浅草演芸ホールは365日開館していて誰でも気軽に楽しむことができます。昼の部と夜の部に分かれており、通常は昼の部が午前11時40分から始まります。チケットは基本的にホール窓口での当日券販売のみで予約やネット販売などはありません。

価格は大人1名3000円です(2019年10月1日より)。ちなみに夜の部は16時40分から21時まで開催されていて夜の部のみの入館だと割引料金が設定されています。席は全席自由で、座れないときは立席での観覧です。席が空いたら着席して楽しむことができます。

3.楽しい時間を過ごすポイント

漫才やマジックなど落語以外の演芸も楽しめる 

演目は落語がメインですが、通称「色物(いろもの、いろもん)」と呼ばれる落語以外の演芸も楽しめます。寄席でよく行われているものは、漫才(会話をするようなやりとりで進めていく話芸)、コント(笑いを目的とした寸劇)、漫談(一人で進めていく話芸)、浪曲(三味線を用いて話を進めていく芸)、講談(話の筋を説明し調子をつけながら知的な興味をそそるような話を進めていく話芸)、紙切り(はさみと紙のみでアート作品を即興で作る芸)、奇術(マジック)などが行われています。

落語や演目の噺、演者さんについて予備知識がなくてもその噺を聴いたり、演目を観るだけで十分楽しめると思います。面白かったら笑う、感動したりすごいと思ったら拍手を送るような楽な気持ちで楽しめると思います。

自由度が高く、過ごし方は人それぞれ

飲食についても、館内に売店がありますが持ち込み自由で演目中も飲食可能です。また泥酔したり他の方へ迷惑をかけなければ飲酒も可能です(ただし館内は禁煙)。

また、お客さんの入れ替え制がないため、一度チケットを購入すれば追加料金なしで閉館まで楽しむことができます(ただし途中退出は不可)。なので昼の部と夜の部をそのまま続けて楽しむことができます。

私語や演目中の私語や離席、携帯電話の電子音はもちろんマナー違反ですが、映画や舞台などとはやや異なり演者さんが注意がてらそれをいじって笑いに変えてくれることもあり、イライラすることを逆に和やかな雰囲気に変えてくれることがあります。ただしこれらの行為はマナー違反で他の方に迷惑をかけるので気をつけましょう。離席はできるだけ演目と演目の間や中入り(小休憩)の時が好ましいです。もちろん携帯電話の設定も迷惑にならないように変更しましょう。

落語は楽しいだけでなく、心も体も健康にして、幸せな気持ちにしてくれる

日本の伝統芸能とういうこともあってか、古臭いとか地味、敷居が高そうなどマイナスなイメージもあるかもしれません。でも実際はそうではないことも多く、新作落語は時代設定が現在というものが多く、内容が分かりやすく所作や話し言葉も激しめで印象に残りやすいため初心者にはお勧めだったりします。敷居も前述の通り決して高くなく、価格も他のホール型の娯楽に比べ比較的安価で、会場内も自由度が高いことからむしろ楽しみやすいのではないかと思います。

また、途中退出はできませんが追加料金なしで閉館まで居られるため、ずっと笑っていたり感動していられるため、幸せな気持ちになり、体も心も健康でいられるのではないかと思います。ある落語家さんが登場時の枕(演目前の話)で「落語のように想像しながら笑うと頭が活性化されて目で見たもので笑うより健康にいい」ともおっしゃっていました。

最近では空前の落語ブームと呼ばれていて、落語に興味を持ったり、聴いてみようと思っていらっしゃる方が増えています。もし落語に興味を持たれたなら一度足を運んで楽しんでみてはいかがでしょうか?

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