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はじめて御朱印を授かる前に知っておきたいマナーと作法について

はじめて御朱印を授かる前に知っておきたいマナーと作法について

近年パワースポットなどのブームもあり若い女性たちを中心に御朱印集めが流行っていますが、御朱印をスタンプラリーのように集める方もいらっしゃいます。御朱印の本来の目的や守らなければいけないマナー、御朱印を集めるための御朱印帳の購入方法についてもご紹介していきます。

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目次

1.御朱印を授かる前に

近年パワースポットなどのブームにより神社や寺院を参拝し、御朱印を集めることが流行っています。中にはスタンプラリーのような感覚で集めている方もいらっしゃるようですが、御朱印についての意味などをお伝えしていきます。

御朱印とはどんなもの?

朱印(しゅいん)は、主に日本の寺院や神社において、参拝者向けに押印される印章、およびその印影のことで、敬称として御朱印(ごしゅいん)とも呼ばれています。簡単に申し上げるとお寺や神社にお参りをした際に奉納したことを印すハンコのようなものになります。

御朱印とは、寺院や神社に参拝して授かることが出来るものです。元々は寺社に写経を納めた際の受付印だったと言われています。現在でも写経を納めないと朱印を授かることができない寺院などもあります。

御朱印の基本は中央に寺社・神仏などが書かれ、墨書で寺社名・神仏名など、参拝日や「奉拝」などの文字が書かれることが多くなっています。無人の神社では書き置きであったり、御朱印を行っていない場所もあります。また、服装に輪袈裟や白衣姿などでないと応じない寺院、事前に電話やインターネット等での連絡が必要な寺社もあるので、全てのお寺や神社で頂けるものではありません。

神様への敬意を払いながら丁寧に手書きをするものですので、記念スタンプと勘違いすることは禁物です。

御朱印がブームになった理由とは

御朱印の歴史自体は古く、室町時代末期の御朱印が確認されています。当時は、前述の通りに写経を納めた際の受付印であったとする説が有力となっています。

御朱印がこれほどまでに人気になったきっかけとしては、2000年代にパワースポットを巡るブームに起因します。老若男女問わず、パワーを授かれるようなスポットに行列が出来るなど、寺社仏閣に触れる機会が増えてきました。また、近年では2013年の伊勢神宮における「式年遷宮」がテレビなどで取り上げられるようになり、寺社仏閣をめぐる人が増えてきたタイミングで「御朱印ブーム」も到来することになります。

寺社仏閣側もご朱印にイラストを描いたり、特徴のある御朱印にすることで参拝客を呼び込むような御朱印が増えてきます。そのため、スタンプラリーのような扱いをしている参拝客も増えていきました。

参拝客を増やしたい寺社仏閣側が多くなってきたこととパワースポットなどのご利益を得たい観光協会などが御朱印を使ったイベントなどを増やしていったことで全国的に御朱印を集めることが流行していきました。一方では、御朱印を書く件数が増えすぎて対応を辞めたり、納経料・初穂料の値上げを行う寺社も出てきていることが問題ともなっています。

2.御朱印をもらう前に~神社参拝の作法~

神社の参拝の流れ

参拝をするにもただ鐘を鳴らしてお参りするわけではありません。はじめから終わりまで参拝の流れがありますので簡単にお伝えします。

まず、神社へ行くと鳥居があります。神社の鳥居には、私達が住む社会と神様の領域を区切る結界の意味があるとも言われています。普段私達が家におじゃまするときと同じように一礼してからくぐるのが丁寧なくぐり方とされています。参拝を終え境内を出る際も同じように、社殿の方に向き丁寧に一礼すると尚良いです。

神殿に向かう途中の参道の中央は正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様の通り道とされています。なので参道の中央を避けて進むことで敬意の表します。右でも左でも大丈夫ですが、人の流れを逆らうと迷惑になってしまいますので注意しましょう。また、やむを得ず参道を横切る際は、屈行という作法で、頭を下げ腰をかがめながら横切るか、中央で神様の方を向き一礼してから横切るという敬意の表し方もあります。

入手水舎の水で心身を清めます。

入手水舎の水で心身を清めます。作法は以下のようになっていますので、ご参照ください。

① 右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清めます。
② 柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めます。
③ 柄杓を右手に持ち直し、左の手のひらに水を受けて口をすすぎます。
④ 口をすすぎ終えたら、もう一度左手を水で流します。
⑤ 最後に水の入った柄杓を立て、柄に水を流してから伏せて置きます。

手水舎で清めたあとは再び神前に向かいます。歩く時は正中を避けて通りましょう。
参拝の時は神様と向き合うため真ん中に立つようにして下さい。神社でのお賽銭は主に、神様に日頃の感謝の気持ちを伝えるために納めるという意味があり、お寺へのお賽銭は、自らの欲を捨てる修行の意味を持ち、お布施とされています。

お賽銭は、験担ぎや縁起を担いだ語呂合わせの言葉を耳にしますよね。せっかくなのでよくいわれている金額とその語呂合わせをご紹介します。

5円 ご縁
11円 いい縁
20円 二重に縁
25円 二重にご縁
41円 終始いい縁
45円 終始ご縁

また、穴の空いている5円や50円は「見通しが良い」とされ、お賽銭にふさわしい硬貨ともいわれ、反対に10円は「遠縁」で「縁が遠ざかる」、500円は「これ以上の硬貨(効果)がない」ともいわれています。語呂合わせではありますがこちらを参考に小銭をためておくと便利ですし、財布を取り出すより小銭入れに入れておくと取り出しやすいのでおすすめです。

お賽銭を入れたら拝礼をします。拝礼の仕方は、深いお辞儀を二回繰り返し(二礼) 、両手を胸の高さで合わせ、肩幅程度に両手を開いて拍手を二回します(二拍手 )。その後は両手をきちんと合わせて心を込めてお祈りをし、最後は両手を下ろしてもう一度深いお辞儀(一礼)をします。

3.御朱印を授かるために

My御朱印帳を用意しよう

御朱印帳は、御朱印をいただくお寺や神社の社務所や授与所で購入するのが正式とされています。知名度のある神社やお寺には基本あります。しかし、1箇所に1冊づつを揃えると経済的にも負担になり、置き場所に困ってしまいます。はじめに参拝した御朱印帳を、ずっと使っても問題はないとされているそうなので、1冊を大事に使うのが良いと思います。

また、お寺で購入した御朱印帳を神社で御朱印をお願いした場合に、神社側でその御朱印帳を受け付けてくれない可能性もあります。お寺と神社は宗教上にも大きく異なりますので、御朱印だからといって一緒にはせずに神社用とお寺用で御朱印帳は分けるようにしましょう。

市販で御朱印帳を購入する場合は、特に寺社仏閣の刻印は入っていませんので、お寺用にしても神社用にしても大丈夫です。文具店にもありますし、Amazonや楽天は種類も豊富なのでお気に入りが見つけやすいと思います。

御朱印帳 46ページ 蛇腹式 ビニールカバー付|Amazon

¥2,106(税込)

【本紙素材】国産奉書紙
【納経スペース】46ページ(1頁:17.8cm×11.8cm)

御朱印を授かるときに守らなくてはいけないマナー

御朱印は参拝を終えてからいただくものです。お参りをする前にいただくのはご法度です。社務所や授与所は開いている時間が決まっています。旅行中などせっかく来たからといって時間外にいただくことはやめてください。事前に時間を調べておくと安心です。

書いて頂いてる間は大声を出したり、覗いたり、書いている人の妨げにならないように気を付けて下さい。Web上で見かける御朱印があると思いますが、これと同じように書いてくださいとお願いする方もいらっしゃるようです。ですが、御朱印を書いてくださる人が常に同じではありません。あくまでも授かるものになりますので、書いてもらう内容について要求しないようにしましょう。御朱印代としてお金を払う際は、なるべくお釣りが出ないようあらかじめ小銭を用意しておくのがエチケットになります。

御朱印ブームにより限定御朱印や珍しい御朱印が高額で転売され問題になっています。御朱印は参拝の証です。ご利益のあるものなので購入したものではご縁も何もありません。実際に転売が理由で御朱印の授与をやめてしまったり、制限がかかったケースもありますので、インターネットなどで転売したり、また購入することもマナー違反となります。きちんとマナーを守って、ご自身で参拝をしたうえで御朱印を授かるようにして下さい。

御朱印の授かり方とお代について

御朱印は社務所か授与所でいただけます。御朱印を依頼する時は「御朱印をお願いします」と申し出て書いていただきたいページを開いて渡します。御朱印を受け取る時は「ありがとうございます」と敬意を払い、感謝の気持を込めてお礼を述べましょう。

御朱印代はお寺や神社によって様々ですが、300円のところが多いです。御朱印ブームの影響で1,000円近くまで値上げしていることもありますので、事前にホームページなどで調べておくと便利です。

御朱印帳を忘れてしまっても書き置きのものや半紙に書いていただける場合があります。いただいたものは持ち帰って御朱印帳に貼り付けます。液体のりは染みてしまうので、スティックのりがおすすめです。

可愛いものから珍しいものまで御朱印も色々です

御朱印はご利益を得られるだけでなく、一つの趣味としても楽しめます。こちらの画像は東京都杉並区高円寺駅近くの氷川神社と日本で唯一と言われる気象神社の御朱印です。この日はこどもの日だったので節句の印が押されています。また、参拝した日の天気や季節によっても印が変わります。

その他にも御朱印帳の見開き1ページに描かれている御朱印もあり、その迫力や美しさは圧巻です。さらに手書きのものと言うのはそのときにしか出会えないものです。このように全国各地でカラフルなものやオリジナリティ溢れるものは特別感があるのでついつい集めてしまいたくなりますね。国内旅行パックには御朱印ツアーもあるそうです。作法やマナーをしっかり守り、迷惑のかからないように御朱印を集めていただきたいと思います。

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