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はじめてのシェアハウスでも快適なシェアライフを送るための秘訣

はじめてのシェアハウスでも快適なシェアライフを送るための秘訣

経済的であるだけでなく、いろいろな人と出会うことができるなどといった理由で、ますます人気が高まっているシェアハウス。でも、他人と一緒に暮らすことに対して抵抗や不安を感じ、躊躇してしまうかもしれません。ここではシェアハウスで、安全で楽しく快適に暮らすための、基本の「き」をお教えします。

みかんサンド

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みかんサンド

海外在住ブロガー


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目次

1.シェアハウスの特長、タイプについて知ろう

シェアハウスと一言で言っても、その種類は様々です。ここではまず、シェアハウスとはどういうもので、どのようなタイプがあるのかといった大枠をご紹介していきます。もしかしたら、シェアハウスに対するイメージが、変わるかもしれません。

そもそもシェアハウスって?

日本ではまだまだあまり馴染みがないシェアハウスですが、欧米などでは学生や独身の若者たちにとって、とても一般的な居住方法です。一つの家やマンションの部屋で、複数人で共同生活を行います。欧米では、個室やバスルームがいくつもある家が多いのでそれが比較的容易ですが、日本の一般的な一軒家やマンションは、バスルームが2つ以上ある住居は少ないですよね。そのため日本のシェアハウスは、シェアハウスとして利用してもらうためにリフォームされていたり、そのために建てられたりした建物が多いのが特長です。

シェアハウスのメリットは、1人暮らしよりも家賃などの費用が安く済むこと、1人暮らしでは難しい広い空間や施設が利用できること、人との出会いがあること等が挙げられます。一方で、プライバシーが守られない場合があったり、共同生活によるストレスを感じたり、様々なトラブルが起こる可能性があるなどがデメリットと言えるでしょう。

シェアハウスの住人たちは、独身で働いている人たちが大多数。会社員やフリーランスなど職業は様々ですが、学生の利用は少ないようです。外国人を受け入れているところが多いのも特長です。

どういうタイプがあるの?

シェアハウスをタイプ別に分ける方法はいろいろありますが、まずわかりやすいのは、その規模です。ざっくりと分けると、

①5人前後の小規模
②30人前後の中規模
③50人以上の大規模

の3つです。

①は一軒家タイプが多く、住人同士の距離がかなり近くなります。特別な設備などはあまりなく、欧米のルームシェアに近い形と言えるでしょう。

②はマンションのようなタイプで、シェアハウスのために建てられた建物が多いようです。広々としたリビングや屋上があるなど、一人暮らし+αのメリットが得られる環境です。

③の大規模タイプは、もともと社員寮だった建物をリフォームした場合などが多いです。とにかくたくさんの人と出会えますが、顔も名前も知らない住人も多くいます。ジムや大浴場、シアタールームなどがあるところも多く、一般の住居にはない施設が使えるのが特長です。

また、女性専用ハウス、男女混合ハウスという分け方もあり、①の小規模の場合は女性専用であることが多いです。男性専用シェアハウスというのはごく稀ですが、中規模以上のものだと、フロアごとに男女が分かれていることもあります。

住んでみたいのは、どのタイプ?
3つのタイプと、それぞれの特長、メリット・デメリットを簡単にお話ししましたが、自分に合いそうなのはどのタイプでしょうか?大人数は苦手だから小規模?ジムやシアタールームを使いたいから、大規模?間を取って中規模、などいろいろな考え方があると思いますが、まだこれだけでは大きな決め手がないです。次からはもう少し具体的に、個室や共用スペースのシステムなどをお話ししていきます。

2.部屋や設備について細かく見ていこう

次に、個室や共用スペースなど、シェアハウスの中はどうなっているのかを見てみましょう。ここでお話しするのはあくまで一例ですが、どういうところなら住んでみたいかをイメージしながら、ぜひシェアハウス選びの参考にしてみてください。

個室の広さ、家具について確認しよう

ドミトリー(複数人が1部屋に寝るタイプの部屋のこと)があるところもありますが、基本的には1人1室が与えられます。部屋の広さ、方角、窓の位置や数、日当たりなどを確認するのは、一般的な部屋探しと同じです。

ふつうの部屋と違うのは、家具付きが多い点。ベッド、机と椅子、クローゼット、ミニ冷蔵庫などです。すでに1人暮らしをしているなどで、備え付けの家具が不要な場合は家賃が安くなったり、家具の一部だけ不要な場合は撤去してもらうことが可能な場合もあったりします。逆に家具の持ち込みができない場合もありますので、何があって何がないのか、何が可能なのかを事前にしっかりチェックしましょう。火気厳禁で、ストーブやこたつなど持ち込みの暖房器具の使用が禁止されているところもあります。

また、洗濯物をどこに干すのか、も意外と重要です。共用の干し場があるのか、各部屋のベランダなのか、部屋干しだけなのか、個室と一緒に確認すると良いでしょう。

キッチンや洗面所、お風呂などの共用部を確認しよう

次に、水回りなどの共用部についてです。シェアハウスによっては、個室に洗面台だけ、あるいはミニキッチンやユニットバスが付いているところなどもありますが、一般的にはキッチン、洗面所、バスルームは共用であることが多いです。

特に自炊をする人は、キッチンの広さ、コンロの数、冷蔵庫の大きさなどは気になるところ。冷蔵庫は、自分が使えるスペースが決まっているのか、どこにどれだけ入れても良いのかといったルールも違いますし、あるいはキッチンに共用冷蔵庫はなく、個室のものだけというパターンもあります。また、食器類は共用なのか自分で用意する必要があるのか、鍋や包丁などといった調理器具は揃っているかも確認しましょう。塩や油などといった、一部調味料などが共用になっているところもあります。

洗面所やトイレ、お風呂は、人数に対する数がとても重要です。たとえばトイレの数が、3人に対して1つの場合と、5人に対して1つの場合では、使うタイミングが重なる確率がかなり違ってくるからです。特に混み合う朝の時間帯など、タイミングが重なって待ち時間ができるとふだんの生活にストレスがかかりますので、ここは重要なポイントの1つ。また、男女別なのか共用なのか、シャワールームだけなのかバスタブがあるのかなど、特に女性はよく確認しておいた方が良いでしょう。

ハウスルールには、どんなものがある?

いろいろな人同士の共同生活ですので、当然、いろいろな規則があります。まず気になるのは、共用部の清掃やゴミ出しなどについてですが、これはだいたい3パターンあり、

①当番制
②挙手制で、仕事をすると家賃補助が出る
③すべて業者が行う

の3つです。どれが良いかは好みによるかと思いますが、①や②は、③に比べてトラブルが起こりやすいとも言えます。

また、その他、シェアハウスごとに様々なルールがあります。一部、例をご紹介します。

・お風呂、洗濯機、リビングのテレビの使用は●時~●時まで
・玄関に置いておける靴の数は3足まで
・住人以外の人を連れてきてはいけない・事前申請が必要
・共益費が固定の場合、水道光熱費が規定を超えたら値上げする
・他の住人の部屋を訪ねてはいけない


などです。必ず入居前に、管理者に確認しましょう。

3.実際にシェアハウスの内見に行こう

こんなところに住んでみたい、というイメージができてきたら、ネットで検索してみましょう。「ひつじ不動産」などシェアハウスに限定して探せるサイトもたくさんあります。気になるところをいくつかピックアップし、内見の予約を取りましょう。いろいろなシェアハウスを見て比較してみることは、意外と楽しいものです。

足を運ぶことで、見えてくることがある

街の様子や駅からハウスまでの距離感、そして部屋の中や共用部の様子をしっかり見てみましょう。特に水回りなどの共用部は、きれいに使われているかもよく見た方が良いですね。また、トラブルがあったときのためにも、管理者の対応も重要です。

そしてシェアハウスの場合は、住人が家にいる可能性の高い、週末に内見するのがお勧めです。どんな人たちが住んでいて、どんな雰囲気で暮らしているのか、人を見るとよくわかると思います。

ここだけは譲れない!というポイントを考えよう

ライフスタイルや好みによって、譲れないポイントや逆に重視しないポイントなどがありますよね。「帰りが遅いので、深夜でもキッチンが使えるところ」「荷物が多いので、個室の収納が広いところ」「外国人がたくさん住んでいるところで交流したい」など、いろいろなこだわりがあるかと思います。

その反対に、「家にはほとんどいないので狭い個室でもOK」「自炊をしないからキッチンにはこだわらない」など、妥協できるポイントも出てきます。ちなみに著者は、お風呂にゆっくり入りたいのでバスタブがある点が必須でしたが、荷物は少なかったので個室は狭くても問題ありませんでした。

いろいろ頭で考えてみることも大事ですが、実際にいくつか物件を見てみると意外なところが気になったり、逆に重要だと思っていたところがそうでもなかったり、初めと考えが変わることも多くあります。ぜひ時間の許す限り、いろいろなスタイルのシェアハウスを見てみてください。

シェアハウス選びで大切なこと:自己管理とシェアメイトとのコミュニケーション

最後に、シェアハウスで生活をする上で、最も大切だと考えることをお伝えします。

まずは、防犯と自己管理です。複数の赤の他人と一緒に生活をするのがシェアハウスですので、残念ながらトラブルはつきものです。冷蔵庫に入れていた食材がなくなった、お風呂に置いていたシャンプーを勝手に使われた、といったものから、部屋に勝手に入られた、ものを盗まれたなど、あってほしくないことも起こりうるのが共同生活。そのため、部屋に必ず鍵をかける、盗られて困るものは個室に置くなど、ある程度の対策が必要になります。困ったことがあればすぐ、管理者に相談しましょう。住人相手に直接言いにくいことがある場合も、管理者が仲介になってくれますので、こまめにコミュニケーションを取っておくことが大切です。

そして、シェアメイト(住人)同士のコミュニケーションを積極的に取りましょう。住人と全く関わらずにひっそりと暮らしている人もいますが、シェアハウスに住むことは、いろいろな人と出会えるチャンスです。性格が合わない人ももちろんいると思いますが、一緒にごはんをつくったり、休日にどこかへ出かけたりといった交流を通して、一生の友だちができる可能性もあります。新しいビジネスが生まれるかもしれません。コミュニケーションを取っておくことは、シェアハウス内での防犯にもつながりますので、ぜひ多くの人と話をして、仲を深めることをお勧めします。

この記事を読んでシェアハウスに興味を持ち、様々な可能性や人脈を広げていただくことができたら、この上なく幸いです。

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シェアハウスで暮らす若者がここ数年で急増中。それも学生や友人同士のみならず、まったくの他人である社会人同士で集まって暮らすケースも少なくない。いったい彼らは、どんな理由でどんな暮らしをしているのか?本書では、数多くのシェアハウス住人へのインタビューや、シェアハウス専用不動産業者への取材などを通じ、その中身を検証する。

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