
赤ちゃんが母乳やミルクを卒業したら離乳食をはじめよう!
2019.10.21 | 132view
赤ちゃんが母乳やミルクからいよいよ別の食べ物を口にするとき、ちゃんと食べてくれるか、喉につまってしまわないか、何かと心配ですよね。離乳食をはじめて食べさせる新米ママ(パパ)さんへ、赤ちゃんが喜ぶ離乳食作りや上手な食べさせ方をご紹介します!
目次
1.離乳食っていつから食べられるの?
5、6ヶ月頃から開始します
月齢以外の目安は…
・よだれの量が増えてきた
・首が座り、支えると座れるようになってきた
・大人が食べているものを見て口をパクパクしたり、ジッと見つめるなど食べ物に興味を示すようになってきた
・母乳やミルクだけだとなんとなく物足りなそうな様子を見せるようになってきた
最初は比較的アレルギーが起きにくいお粥を与えることから始めるのが一般的です。お粥はなめらかなポタージュ状になるように10倍粥にして、まずはひとさじ(ミニスプーン1杯分)から与えます。この時期の赤ちゃんは、舌で食物を喉の奥に送り、飲み込めるようになっているので、ゆっくり慎重に口に運んであげましょう。始めの1ヶ月は1日に1回、午前中の授乳前にあげるのが望ましいです。1ヶ月を過ぎたら1日2回に増やしていきましょう。
また、初めてあげる食品は1日1品1さじから始めましょう。離乳食を口から出してしまうときは、スプーンですくい取って下唇の上に乗せてあげれば再びそれを口にし、徐々に口から出すことも減っていきます。
7 、8ヶ月頃の離乳食
この時期はモグモグ期と呼ばれており、離乳食開始のペースト状のものが食べられるようになったことを目安に更に食材を増やし、回数も増やしていきます。回数は1日2回で安定させ、離乳食のあとは母乳やミルクを飲みたがるだけ飲ませてあげてください。
但し、夜は生活リズムを乱さないよう19時までに食べさせるようにしましょう。食べられるものは初期よりも更に増えますが、味が濃いものや茹でても歯ぐきや舌でつぶせないような固い食材は避けるようにしましょう。
また、味つけはまだせず、炭水化物、タンパク質、ビタミン類を含む食材をバランスよく使うように心がけ、素材の味を生かした献立で食材が持つ本来の味を味わえるよう工夫をし、赤ちゃんの味覚を養うようにしましょう。
9ヶ月から11ヶ月頃の離乳食
この時期の赤ちゃんは、手づかみ食べをしたがるようになります。そして食べ物に触って感触や温度を感じたり、食べ物がこぼれたり落ちたりするところをじっと見つめることがあります。
赤ちゃんはこの一連の流れの中で好奇心や五感が刺激され、食べ物をつかんだり口に運んだりすることで、物と自分との距離感覚を学んでいきます。手指の皮膚への刺激は、脳の活性化にとってとても重要だと考えられており、感覚機能や運動機能・認知力などが身についていくと言われています。
手づかみは汚いからとやめさせようとはせず、どんどんやらせてあげるようにしましょう。
また味つけですが、塩・醤油・味噌も薄めであれば使用できます。大人のものと一緒に煮込み、赤ちゃんの分だけ分けて薄めに味つけするのもよいでしょう。食事の回数は3回に分けるようにします。
12ヶ月から18ヶ月頃の離乳食
離乳食が完了する時期であり、パクパク期と呼ばれています。この時期の赤ちゃんは、1歳を過ぎて立ったり歩いたりできるようになり、食べられるものも大人のものにどんどん近づいていきます。
ご飯はお粥から軟飯へ移行し、おかずも歯ぐきで潰せるくらいの大きさや固さにして薄味のものにすれば大人のものとほとんど変わらない内容の献立も可能です。例えば薄味のオムレツや肉団子、手づかみ食べしやすいパンや短く柔らかめに茹でたうどんなどは、赤ちゃんも歯ごたえを楽しみながら食べることができ、さほど準備に手間がかからないためお勧めです。
また、食事で補えない栄養素をおやつで補うことも大切な時期です。おやつは1日2回、午前中と午後に与えるのが理想です。
2.離乳食を作るための調理器具や食器を準備しましょう
家にあるもので使えるもの
離乳食初期の場合、食材をポタージュ状にしたりペースト状にするだけなので、家にある調理器具で事足りることも多いです。
・まな板
・包丁
・小鍋
・蓋のあるフチの厚い鍋(おかゆ用)
・裏ごし器
・大きめのスプーン(裏ごしするため)
・ブレンダー
・計量スプーン
・計量カップ
・スケール
専用グッズを揃える
今は専門店やネット上でよりコンパクトに、用途に分けて使うことのできる離乳食専用の調理器具が沢山出ています。
カット・おろしプレートや、蒸しプレート、お食事ボウル、調理用スプーン、裏ごしプレートなど一通りのものがセットされており、これさえあれば離乳食づくりは怖いものなし!レンジで蒸して、つぶして、そのままフタをすると保存もできます。
煮沸消毒、食器洗浄機、電子レンジ対応。そしてなんと5~6ヶ月離乳食初期、7~11ヶ月離乳食中期、12~18ヶ月離乳食完了期、大人用メニューまで50ものレシピもついているそう!ありがたいですね!

エジソン(EDISON) 離乳食調理セット ママごはんつくって
¥2,488(税込)
たくさん作れてママがパパッと調理しやすい大きいサイズ。レンジで蒸して、つぶして、そのまま食卓にご家庭の調理器具として長く使える大人向けのシンプルなデザイン
[製造国] 日本
[対象] 5ヶ月 ~

¥1,320(税込)
食べてくれな~い、手が回らな~い、栄養足りてる?―ママの“困った”を、とことんサポート!5カ月から1歳6カ月まで。1週間分、冷凍&レンチンだけ!
ただでさえ忙しいママさんです。頑張りすぎないことも大切ですね!どれも手間はかけずに愛情たっぷりというレシピばかり。それは助かりますね!
調理器具や食器の消毒方法
離乳食開始時頃になると赤ちゃんも好奇心旺盛になり、いろんなものを口に入れてしまう時期でもあり、ある程度抵抗力がついてくるため、毎回食器を消毒をする必要はありません。
洗浄する際は、洗剤は市販のもので大人の食器と一緒に洗って問題ありません。すすぎ残しがないようによく洗い流しましょう。洗い終わりはすぐに水滴を拭き取り、自然乾燥ではなく、清潔なふきんやキッチンペーパーなどできれいに拭き取りましょう。水滴が残っていると雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
これは普段の調理でも同じですが、肉や魚など生ものを調理する場合、まな板やスポンジは分けるようにしましょう。肉や魚等の生ものを調理した後に使用するスポンジは小さい肉片等が残りやすいので注意しましょう。スポンジは大人と赤ちゃん用、あるいは食器洗い用と生もの用などと分けても良いですね。
離乳食は仕上げに小さく切ったり、刻んだり、潰したりすることが多いです。加熱後に使う包丁やキッチンバサミ、すり鉢やおろし金などでは生ものは扱わないようにしましょう。使用した場合は、煮沸消毒や漂白剤を使用して消毒をすると安心です。特におろし金やすり鉢などは隙間に食材が残りやすいですので意識して洗うようにしましょう。
包丁やまな板、キッチンバサミ、離乳食用器具などは定期的に消毒をしましょう。毎日ではなく週に一度等、煮沸消毒や漂白剤を使用して消毒をすると安心ですね。
3.お出かけの際に持っておくと便利なもの
レトルトの離乳食

和光堂 グーグーキッチン [9か月頃から] おすすめセット ベビーフード 6種×2袋(12袋)
¥1,652(税込)
毎日忙しいママの代わりに、和光堂おすすめラインアップをセレクトしました。
人気メニューを中心に、主食とおかずのメニューをバランスよく、さらにお肉・お魚・お豆・レバーなど、お子さまに食べさせたいタンパク素材をバラエティ豊かに揃えました。
こちらのシリーズは、月齢に合わせた味つけがされており、最大で7段階の大きさや固さになっているそう。主食とおかずのメニューがバランスよく揃っていて、お肉・お魚・レバーなど、バラエティに豊んだタンパク質が摂れますね。

無添加・無着色の北海道産野菜フレーク4種お試しミニサイズセット かぼちゃ/とうもろこし/じゃがいも/にんじん
¥1,520(税込)
商品詳細:北海道産 野菜フレーク4種お試しミニサイズセット ※かぼちゃフレーク40g×1袋 ・にんじんフレーク40g×1袋 ・とうもろこしフレーク40g×1袋 ・じゃがいもフレーク40g×1袋 ・便利な簡単レシピ付
賞味期限:製造日から1年
新鮮野菜を保存料を使用せずに無添加・無着色で加工したもの。お湯や水を加えるだけで作れるタイプなので、とっても楽です!離乳食以外にもサラダドレッシングやジュースとしてお料理に使用することもできます。
レトルトの離乳食は色々なメーカーから出ています。勿論、無着色・無香料の無添加のものがほとんどですから、忙しいときや出先でも安心して赤ちゃんに食べさせられますね。
うどん・ヌードルカッター

コンビ ベビーレーベル ヌードルカッター & スプーン LT ( レーベルライム )
¥808(税込)
サイズ(外装):幅57*奥行28*高さ145(mm)
お子さまに与えやすい長さに切れるカッターとフィーディングも可能なスプーンのセット(ベビー用食器)です。
離乳食中期以降の赤ちゃんとの外食はうどん屋さんやパスタ店が便利です。その際、うどん・ヌードルカッターが大活躍!ママやパパがうどんやパスタを多めに注文してうどん・ヌードルカッターを使って麺を短く切れば、赤ちゃんも一緒に食べられます。但し、コシの強さが売りのお店だとカッターで短くしても赤ちゃんが麺が食べづらいかもしれませんのでご注意を!
手ぶらで行ける!離乳食が食べられるレストラン!
今、離乳食メニューが充実しているレストランが増えています。無添加のものはもちろん、無農薬野菜を使用した離乳食や店内にキッズスペースがあるレストランなど、子どもが喜ぶレストランがたくさんあります。その一部をご紹介します。
高い天井と広々した店内はどの席でもベビーカーごと入れる空間。授乳室は個室。ソファー、おもちゃ、おむつ交換台があり、ベビーチェアも豊富。開放的で眺めの良いテラス席もあります。子連れ・ペット連れに優しいお店です。
なんと、お店のシェフが考えた離乳食はどれも無料です!初期・中期・後期に分かれた離乳食はレシピも公開されていて、赤ちゃんが家では食べないのにここに来たら初めておかわりしたという声もあるそうです。シェフが毎日丁寧に出汁をとり、季節の食材を使っているそうです。まさに食育のためのレストランですね!
他にも…
・IKEA(市販のベビーフード無料サービス)
・不二家レストラン(市販のベビーフード無料サービス)
・デニーズ
・フォルクス
・ロイヤルホスト
など、さまざまな有名ファミリーレストランで離乳食が提供されています!ファミレスは見つけやすいので、気軽に赤ちゃんに離乳食を食べさせることができて助かりますね。
「食べること」の大切さや喜びを伝える
食べることは生きることであり、喜びであり、幸せでもありますね。誰しもが赤ちゃんのうちに食べることの大切さを学んでいます。人は成長するにつれ、好き嫌いが増えていくものですが、離乳食を食べている時期は、味つけのされていない素材そのものの味を味わえる貴重な時期なのかもしれません。
また、この時期は咀嚼をして食べ物の固さや飲み込み具合を学べる大きな機会でもあります。是非、赤ちゃんの間に色々な食べ物にチャレンジさせてあげたいものですね!