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無表情に見えて意外と人懐っこい…初めてカメの飼育をしたい方に

無表情に見えて意外と人懐っこい…初めてカメの飼育をしたい方に

基本的なことをしっかり理解していれば、カメの飼育は他のペットに比べてもそれほど大変ではないと言われます。カメは飼育環境を整えることで非常に長生きをします。そこで、初めてカメを飼いたいとお考えの方へ費用や飼育の仕方を紹介させていただきたいと思います。

みやびん

この記事のアドバイザー

みやびん

ハード系アラサー男子


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目次

1.カメの特徴を知ろう!!

カメは見た通り一部の種類を除き、全身が鱗(うろこ)に覆われています。また体を収納できる甲羅を持っていて、四肢が発達しています。カメと言えば、固い甲羅ですが、カメの肋骨と背骨から出来ており、その表面は皮膚が角質化したものとなっています。カメのエサとなる食べものは、雑食性となっており、植物性でも動物性でも食べています。

飼育できるカメで人気の種類はどんなカメ?

ここでは特に人気があり、よく日本で見られる種類のカメを紹介したいと思います。

・ニホンイシガメ
頭と甲羅が黄褐色で、日本固有種です。他のカメに比べ、やや神経質で臆病な傾向があり、近年その数は激減の一途をたどっています。甲羅の長さは大体15~25cmになります。

・クサガメ
身体の色は黒褐色となっていて、その色と形から幼体は「ゼニガメ」と呼ばれています。元々は中国から朝鮮半島に生息していた個体が移入したと推測されています。現在は日本各地で見られるようになっています。甲羅の長さは大体は20~30cmとなります。

クサガメ

飼育するときに注意しなければならないカメ

・ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)
子供の頃に水槽で飼育しているカメといえば、ミシシッピアカミミガメでした。とても飼いやすいカメで、幼体のミドリガメが「カメすくい」として縁日の遊びとして定番となっていました。飼育しやすい反面、成長するとかなり大きくなり甲羅の長さも28cmほどになります。

しかし、ミシシッピアカミミガメは、外来産(北米原産)のため、2020年に特定外来生物への指定が予定されているため、飼育ができなくなります。特定外来生物に指定されますと新規の飼育ができなくなり、指定前に飼育していた場合、飼育を続けるためには届け出が必要になります。そのため、大量に遺棄され個体数が増える恐れがありますので、安易に飼うのは止めた方がよいでしょう。また、遺棄する行為は自然界とのバランスを崩すことになりますので、絶対に止めましょう。

ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)

2.カメを購入する前に抑えておきたいポイント

一般的にカメは飼いやすいと考えられていますが、実は小まめなメンテナンスを求められます。水換えや温度管理にも十分な配慮が必要となってきます。特に夏場、冬場はまめに世話をしてあげないといけません。しかし、環境管理をしっかりしてあげるとカメは非常に長生きする生物です。安易な気持ちでなく、最後まで飼い続けるという気持ちで臨んでほしいと思います。

健康なカメの見分け方

まず、目がぱっちりしていてまぶたが腫れてないものを選びましょう。そして甲羅が硬く、首や手足にカビのようなぬるぬるがないもの。重くて甲羅を掴んで持ち上げると元気にバタバタと動くものを選びましょう。

お店によっては、餌を与えているところを見せてくれる場合がありますので、その時には餌によく食いつくものを選びましょう。

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飼育に必要なもの

カメの飼育をはじめる前に水槽などカメの飼育ができる環境を用意する必要があります。カメがかわいいからと言って、ペットショップなどで個体だけを購入しても、飼育環境が整っていなければ、すぐに元気がなくなったり死んでしまったりします。そのようなことが無いように個体を購入する前に環境を整えてあげましょう。最低限必要なものをお知らせします。

・水槽
はじめに必要なものは、当たり前ですが水槽です。飼育する予定の個体の大きさや個数によって、用意したい水槽のサイズが異なってきます。個体の大きさが、10cm程度であれば、幅45cm×奥行30cm×高さ25cm程度の水槽で飼育可能となります。
一度に何頭も飼育する場合は、エサ場や各個体が重ならないようにするために、より大きな水槽を用意してください。

・水槽に設置する石やシェルターなど
カメは爬虫類なので、常に水中にいるわけではありません。水から陸へと上がって、甲羅を太陽の日に当てて日光浴などをして、体内でビタミンを合成したりしています。そのため、水槽にも陸のような場所を石やシェルターなどを置いて、設置する必要があります。
またシェルターについては、身を隠すためにも役立ちます。日が強く当たり過ぎたり、落ち着いて過ごせる場所としても必要になりますので、用意してあげてください。

・照明・ヒーター
カメは甲羅干しをするため、室内で飼育する場合、人工的な太陽光を当ててあげることが必要になります。紫外線を発するライトを設置することで、人工的な日光浴をさせましょう。
またカメは寒いところが苦手です。冬は、通常の場合は、冬眠をしてしまうため、冬も変わらずに飼育する場合においては、ヒーターなどを設置して、暖かい環境を整えるようにしましょう。

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飼育する場合、カメの食べ物

飼育するカメの種類にもよりますが、水槽で飼育するカメは雑食性と考えて間違いありません。エサはあまり悩まずにペットショップなどで販売されている「カメのエサ」で大丈夫です。

エサは与えすぎても、少なすぎてもダメです。1日1回程度とし、食べ残しが出ないような分量をあげるようにしてください。水槽の環境を悪化させる原因の多くは、食べ残しのエサになります。動物性のエサは特に腐りやすく、環境によくないので、食べ残しがあった場合は、すぐに取って捨ててあげるようにしましょう。

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3.まめさが必要なカメの飼育法

カメは臭いという印象がありがちですが、それは間違いで本当は汚れた水が悪臭の原因なのです。カメが水中で排泄をすることと、水量が少ない環境で飼育するため悪臭の原因物質が蓄積しやすいのです。

解決法としては、フィルターを用いて水を動かし水流を発生させ、止水が生じないようにすることと、まめに水換えを行って、汚れが溜まらないようにすれば臭いは大幅に抑えられます。この観点から特に夏場は毎日、少なくとも数日おきには水換えをおこないましょう。

カメ飼育における夏や冬の管理について

カメは爬虫類なので、変温動物になります。外部の気温により体温が変化する生き物なので、外の気温は飼育する上で重要になります。例えば、夏の場合、日光が直接当たるような場所に水槽を放置してしまうとカメは日光による体温の上昇が激しく、熱中症になってしまいます。自然の環境よりも過酷な場所では生きることができませんので、日陰を作ってあげたり、エアコンの効いた部屋で管理するようにしてください。

冬場は、カメの種類によって対応が異なりますが、冬眠させずに飼育する場合は、必ずライトなどを用意してカメが凍えない環境を作ってあげましょう。水温も氷が張ってしまうような寒さは耐えられませんので、ヒーターで水が冷え過ぎないようにします。

冬眠するカメの場合は、冬眠する環境作りが大切になります。初めて飼育する場合は、冬眠させるのは難しいと思います。もし冬眠させる場合は、冬眠させる前にエサを十分に与えるようにしてください。

カメ飼育の注意点

どんなに綺麗に飼育していてもカメは、「サルモネラ菌」などのばい菌を保有しています。例えば、サルモネラ菌に感染するといわゆる食中毒のような症状となり、吐き気や腹痛、発熱や下痢などを引き起こします。それ以外にも人体に害をなす細菌を保有している可能性がありますので、カメを触った後は必ず手をよく洗ってください。また、水換え後の飼育水にもサルモネラ菌がいる場合があります。台所の流しなどには捨てないようにしてください。

カメは愛情に応えてくれる

カメは縁日での「カメすくい」や身近な河川に住んでいることから、飼育しやすいペットとしてよく飼われています。しかし、カメの寿命は長く、ミシシッピアカガメでさえ30年も長生きします。ですが、ミシシッピアカガメを30年間買い続けた人は少ないと思います。そのくらい、飼育をし続けるのは難しい生き物でもあります。

水を綺麗に保つことと温度の調節を忘れないように細やかな気配りが必要なペットになります。またカメは意外と大きくなります。3㎝ほどだったミドリガメも大きくなると30cmにもなるため、飼育する水槽の大きさも個体の成長に合わせて、大きくしてあげる必要があります。

思ったよりも手がかかるカメですが、水槽の中を歩きまわっている姿やエサの野菜などを人間の手から食べてくれる姿などを見るととても癒されますし、ペットとしての愛情も強くなってきます。どの生物を飼育する場合にも共通することですが、寿命を全うさせてあげられるような気持ちで飼育を始めてください。

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みやびん

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