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はじめての水草アクアリウム 魅力から初心者向けの始め方まで

はじめての水草アクアリウム 魅力から初心者向けの始め方まで

人間にとって水は癒しをもたらすもの。そこに水草があればなおさらです。眺めているだけで気持ちが落ち着く、そんなアクアリウムの魅力から作り方まで、初心者向けにその世界を紹介します。

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目次

1. アクアリウムの世界へようこそ

アクアリウムって何?

アクアリウムということばをご存じでしょうか?

水生生物を飼育する設備全般のことを指し、水族館もいわば巨大な「アクアリウム」です。飼育する水生生物の中には魚も水草も全て含まれるので、アクアリウムと一口に言っても、さまざまなものがあります。

自宅で水槽に熱帯魚やメダカなどを飼育している人は多いですが、それらは趣味で楽しむアクアリウムの代表的なものと言えるでしょう。充分知られている魚のアクアリウムについては情報も多いので、今回は水草だけを飼育するアクアリウムについてお話ししたいと思います。

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アヌビアスナナ(2ポット)とウィローモス付流木M(2個)に、さらにおまかせ水上葉(10種×5本)がついたセットとなっております。赤系の水草も本セットに含まれており、情熱的なレイアウトに仕上がります。

水草アクアリウムの魅力とは?

熱帯魚などの飼育が魅力的なのは、誰でも容易に想像できることでしょう。でも、水草だけのアクアリウムって楽しいの?と疑問に思う人もいるかもしれません。実は水草と言ってもその世界はかなり奥深いのです。

水草も地面で生育する植物と同じで、多種多様な種類があります。長く伸びて水中をゆらゆら漂うものや、苔のように地面に這うように広がるものなど、いろいろな形のものがあります。庭で植物を育てるように水槽の中で様々なものを育てて増やす喜びを味わえる、つまり、水草のアクアリウムとは、水槽の中で楽しむガーデニング

どんな水草をどんな風に配置するかも自分でデザインできるので、その水槽は、世界でたった一つの自分だけの世界になります。庭のガーデニングは広い空間ですが、水槽の中という比較的小さい空間の中で作るので、キャンバスに描く絵のように、自分だけが描けるアート作品とも言えるでしょう。

アクアリウムは育てがいのある癒し空間

そして部屋の中のというのも魅力的なポイントの一つ。くつろぎの時間にいつでも見ることができます。水には人の気持ちを落ち着かせ、浄化し、癒しを与えるといった精神的にいい作用があります。ゆらゆらと漂う水草を眺めていると、忙しいときにもほっとできそうですよね。
 
水槽の管理はなかなか難しく、水草を育てることも簡単ではありませんが、難しいからこそ、育っていく水草を見ると、深い喜びを感じられるのです。

小さい水槽の中に存在する、日々変化していく世界。そんな自分だけの生きたアートを作り、育て、眺める。それが水草のアクアリウムの魅力なのではないでしょうか。

2. アクアリウムの始め方

初心者が始めやすいアクアリウム

アクアリウムには、「ダッチアクアリウム」「ネイチャーアクアリウム」の2種類のスタイルがあります。

ダッチアクアリウムは、いろいろな種類の水草だけで構成されたアクアリウムです。水槽の手前に背の低い水草、後ろに行くにつれ背の高いものを配置し、立体的に見せるのが特徴です。日本庭園のように統制の取れた美しさを楽しむことができます。

奥行きの感じられる配置は理想的な世界を作れます

ネイチャーアクアリウムは流木や石なども使いながら、水草と共にレイアウトして楽しむのが特徴です。自然の水中の景色をそのまま水槽の中に再現しようとするのがネイチャーアクアリウムです。

自然のありのままの姿を再現できます

また、そんなに場所を取らず、機材も揃えずに始めることができる、「ボトルアクアリウム」というものもあります。自分の好きな小さいボトルや小瓶などで作ることもでき、ろ過装置などもいらず、とても手軽にでき可愛らしいことからこの分野の愛好者もいます。

小さくて手軽なボトルアクアリウムは初心者向き

初心者はまず、初期費用もそれほどかからず手軽に始められるボトルアクアリウムから始めてみるのがいいのではないでしょうか。ある程度慣れてきたら、小さなボトルで育てた水草を利用して大きめの水槽に挑戦してみましょう。

スタイルとしては徹底的に管理する必要があるダッチアクアリウムよりも、自然の姿を楽しむネイチャーアクアリウムの方が初心者には適しています。多少雑然としていても、それを楽しめばいいのですから。

ボトルアクアリウムの始め方

では、ボトルアクアリウムを始めてみましょう。準備するものは3つだけ。ボトルと、と、です。

まずはボトルアクアリウムの主役となるボトルを準備します。あまり小さいとレイアウトするのも大変で、流木や石などが入れられません。直径10㎝以上にしておきましょう。

雑貨屋さんやアンティークショップなどで気に入った瓶を見つけるのはもちろん、100円ショップで良さそうなものを探してみるのもいいですね。蓋はあると安心ですが、密閉してはいけないので無くても大丈夫です。お気に入りのボトルが手に入れば、オシャレ度がグンと上がり、テンションもアップすることでしょう。

ボトルの底に敷く砂は、「ソイル」という名前で販売しているものがいいでしょう。バクテリアが繁殖して水草を育てるのにいい水質を保ってくれるのでおすすめです。ペットショップや100円ショップでも買うことができます。

水は水道水を使用しますが、カルキ抜きのため一日日光に当てる必要があります。それが面倒な場合は、カルキ抜き用の薬品を使ってもいいでしょう。高価なものではないので、ソイルと一緒に買っておくと便利です。

作り方の手順

①ソイルを瓶の底に2~3㎝敷き詰めます。

②その上に流木や石など用意したものを配置します。拾ってきたものでも構わないのですが、異物などが付いていることがあるので、その場合はよく洗ってください。面倒な場合はペットショップなどで購入しておきましょう。

③カルキ抜きをした水を入れたら、準備は完了です。
 
④いよいよ、メインの水草を入れます。ろ過器、二酸化炭素発生装置などを使わないので、そのような環境でも育ちやすい水草を選んでおくといいでしょう。

草丈の短いものならオーストラリアンノチドメで、クローバーのように小さい愛らしい葉っぱが魅力です。それよりも大きめの厚い葉で存在感のあるアヌビアスナナも、丈夫で初心者にも育てやすいです。

細く長くゆらゆら揺れる、いかにも水草という形状のウィローモスが、ボトルアクアリウムには最適です。背の高いタイプでは、底の砂から生やしたり、浮かべて横に這わしたりすのに適したアナカリスもおすすめです。

涼しげな水草のアナカリス

これらの水草は、特別な装置がないボトルでも生育しやすいので、難しく考えずに好きなようにボトルの中に配置すれば大丈夫。長めのピンセットを使って、優しく水草をはさみ、底砂に植え込むようにしてください。

水草が砂に定着するまでしばらく時間がかかるので、様子を見ながら待ちましょう。

ボトルアクアリウムの管理方法

水草も光合成が必要なので元気に育てるためには光が大切です。かといって、直射日光は厳禁なので、明るい窓際でカーテン越しの日光が当たる場所に置くのがベストです。

もしそのような場所に置けない場合は、アクアリウム専用の照明を当てるといいでしょう。電気代があまりかからないLEDのものをおすすめします。

お手入れとして、週1回くらい水替えをします。でも、ボトルをひっくり返して水を捨てるわけにもいきませんよね。そこで初心者向けに、簡単な方法を紹介しておきます。

まず、カルキ抜きした水をペットボトルなどに用意します。濡れてもいい場所にボトルアクアリウムを持って行き、今入っている水は捨てないまま、その上から用意したペットボトルの水をそっと注ぎ入れ、水をあふれさせます。

ボトルの容量分の水を注ぎ入れたらOK。それで、中の水はほぼ入れ替わっていますから、水替え完了となります。これなら簡単ですよね。

また、ガラスが曇ってきたなと思ったら、先端にスポンジがついたコップ洗浄用の掃除グッズで、ガラスの表面をそっと拭きましょう。お手入れとしてはこれくらいで大丈夫です。

費用はどれくらい?

ボトルアクアリウムの場合、大掛かりな設備がない分、費用もかなりお手頃です。水草以外は全て100円ショップでも買えるので、ボトル・ソイル・流木・石だけなら最低500円もあれば大丈夫。水草込みでも1,000~3,000円くらいで始めることができます。

水槽での本格的な水草アクアリウムの場合、60㎝サイズの水槽で必要な機材も一式揃えると、3~5万円くらいは最低でもかかるようです。最初にそこまで費用をかけるのも大変なので、まずはボトルアクアリウムから始めてみるのがいいのではないでしょうか。

簡単とはいえ、面倒だし何を揃えればいいのか悩んでしまう……そんな手っ取り早く始めたいという方には、セット販売されているものをおすすめします。必要なものは揃っていて、たいていは説明書もついているので、失敗することもなく安心です。

思い立ったが吉日。いろいろと悩む前にまずはセットから始めて、分かってきたら自分で買い足すなどすればいいでしょう。

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種から育てる水草アクアリウム。
水草を種から育ててアクアリウムを作りましょう。
ガラス鉢の中に種をまき、水草が育ったら入りと流木をレイアウトして完成です。

3. アクアリウムを極める

経験を積んだら挑戦したい大きめのアクアリウム

ボトルアクアリウムを育てていくと、自分の好きな世界観、好きなタイプの水草が分かってきます。ボトルアクアリウムや小さめの水槽である程度経験を積んで、もっと難しいものに挑戦したいと思ったら、60㎝くらいの水槽のアクアリウムに挑戦してみましょう。

これくらいの大きさがあるとかなりの存在感で、自分の思い描いた世界観を作り出すにのにも十分です。60㎝くらいの大きさが一番管理しやすいと言われていますので、経験を積んで知識がついた頃に最適なサイズと言えるでしょう。

その頃には水草についての知識も深まっているはずです。せっかくなら配置図を書き、自分だけの理想的な癒しの世界を設計してみてください。

ワイルドで迫力のあるネイチャーアクアリウムの配置

アクアリウムを末永く楽しむ秘訣

アクアリウムは自然を育てるものなので、飽きたからと何の手入れもせずほうっておくと、当然ですがだめになってしまいます。植物といえども生き物なので、責任を持って世話をすると覚悟して始めてください。

そのためにも初めは簡単なものから始めて、きちんと世話ができるかを見極めてから大きいものに挑戦するようにしましょう。小さなボトルの中にも、しっかりと生命が宿っていて、それが育っていくのを見ると喜びを感じられるはずです。そんな生命の輝きや自然の息吹を感じ、愛おしく思う気持ちが芽生えてきたら、徐々に大きいものにチャレンジしたり、水草の種類を増やしたりして、無理のない範囲で極めていきましょう。

すくすくと育っていく水草を大切に思えるようになれば、ずっと怠ることなく世話をし、時間をかけて美しい自然を水槽の中に作り上げることができるはずです。一過性の興味としてではなく、末永く続ける趣味として、アクアリウムをぜひ楽しんでみてくださいね。

ボトルアクアリウムは小さな宇宙のよう

アクアリウムで大自然を感じる

小さなボトルアクアリウムから水槽でのアクアリウムまで紹介してきましたが、魅力は伝わりましたでしょうか?水草だけと言っても、さまざまな種類があり、一つとして同じものはできません。小さな空間の中にも、大自然が作られていく様を日々見ることができるアクアリウムは、大きな癒しをもたらしてくれるはずです。

小さな地球といっても過言ではない水草アクアリウム。ぜひ、はじめてみませんか?

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