
はじめての七五三で困らないために知っておきたい時期と年齢について
2020.12.18 | 19view
はじめて我が子が七五三を迎えたら、嬉しいですよね。七五三を行う準備と当日の流れはどのようなものでしょうか。七五三の起源と歴史を振り返りながら、七五三の当日、主役のお子様が楽しく過ごすためにしておく準備について、みていきましょう。
目次
1.七五三を詳しく知ろう
徳川綱吉の息子の健康祈願が七五三の由来!?
11月15日に七五三のお祝いをするようになった説は、様々あります。一説には、徳川幕府の5代将軍の徳川綱吉が、長男の徳松の健康を祈願して、天和元年の11月15日(旧暦)に大々的に祝儀を行ったことが由来しているといわれています。徳松君の祝儀は、やがて大名の間に普及し、武家の風習になりました。
その後、江戸中期には町人の間にも形を変えて広まりました。しかし、町人と言っても、呉服屋が出入りするような特定の富裕層だけが七五三を行うことが出来たそうです。呉服屋と接点のない町人の家は、七五三とも無縁でした。
七五三に男女の差はあるの?
一般的に七五三は、「女の子は3歳と7歳」、「男の子は3歳と5歳にお祝いをする」とされています。七五三の起源となったと言われている儀式に男女の差があったために、男女で異なるように考えられているようです。
「髪置きの儀(かみおきのぎ)」という儀式が存在しました。これは、数え年3歳(満年齢2歳になる年)に行う儀式です。男女ともに3歳で行う儀式だったため、七五三の3歳は男女とも対象とされることが多くなっています。
男の子が数え年5歳(満年齢4歳になる年)に行う儀式を「袴着(はかまぎ)の儀」といい、男の子が袴を着用し始める儀式です。5歳で男の子が七五三のお祝いをする由来は、「袴着の儀」からきていると言われています。
また、女の子が数え年7歳(満年齢6歳になる年)に行う儀式を「帯解きの儀(おびときのぎ)」といい、幅の広い、大人と同じ帯を結び始める儀式です。女の子の7歳の七五三のお祝いの由来は、「帯解きの儀」が由来と考えられています。