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片付けが好きなら目指してみよう!初めての整理収納アドバイザー

片付けが好きなら目指してみよう!初めての整理収納アドバイザー

物を整理し、使いやすく収納することで、快適な空間を実現する整理収納アドバイザー。ものがあふれる現代で、ニーズが高まっている資格です。「片付けは好きだけど、それだけで自分にもできるのかな?」と迷っている方に、初めてでもすぐにわかる整理収納アドバイザーの資格の取り方と仕事内容について紹介します。

Yamako

この記事のアドバイザー

Yamako

整理収納アドバイザー兼webライター 個人宅の片づけ&ライター業の二足のわらじ


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目次

1.整理収納アドバイザーとは

整理収納アドバイザーってなにをする人?

2010年、「断捨離(c)」という言葉が、流行語大賞にノミネートされるほどの注目を集めたことを、覚えているでしょうか?以来、「片付け」がテレビや雑誌で取り上げられる機会が、格段に増えました。それに伴って、「整理収納アドバイザー」という肩書で、活躍する方たちを目にすることも増えましたよね。この「整理収納アドバイザー」って、片づけのテクニックを披露したり、個人宅に行って片付けをしていますが、そもそも何をする人なのでしょう?

「整理収納アドバイザー」は、ハウスキーピング協会が認定する民間資格です。実勢的なレベルまでの、整理収納のノウハウを体系的に勉強します。1級~3級まであり、1級に合格すると「整理収納アドバイザー」という肩書で仕事をすることができます。

そして、その仕事内容ですが、一言でいうと、「整理収納のノウハウを使って、お客様にとっての快適な空間を実現するサポート」です。その方法は「お客様宅を訪問し、部屋を一緒に片付ける」「片付けに関する講座を開催する」「アドバイザー宅で、実際の収納を見せる」「片付けに関する執筆活動をする」など様々。手段は違っても、整理収納アドバイザーの目指すところは、モノと空間のバランスを整え、快適な暮らしを実現することなのです。

ライフオーガナイザーとのちがい

整理収納アドバイザーとよく似た資格に「ライフオーガナイザー」があります。片付けに関する資格で検索すると、この2つの資格が出てくるので、「違いはなに?」と困惑する人も多いでしょう。整理収納アドバイザーもライフオーガナイザーも、アプローチが違うだけで、快適な空間の実現という目指すところは同じです。

大きな違いは、整理収納アドバイザーが理論と実践的なスキルに焦点においている一方、ライフオーガナイザーは思考や心の整理に焦点をおいているという点です。片付けの理論を体系的に学んでも、知識としては分かったけれど、なかなか片付けられないという人もいるでしょう。その場合、ライフオーガナイザーの勉強を通して、思考や心の整理をしていくと、片づけられるようになったという人もいます。

ざっくりした印象だと、もともと片づけが得意だった人が整理収納アドバイザーには多く、もともと片づけが苦手だった人がライフオーガナイザーに多いように感じます。

整理収納アドバイザーに向いている人の特徴3つ

・片付けが好き
当然ですが、まず何よりも片付けが好きなことです。中には、「3度の食事より片付けが好き!」という強者も。そこまではいかなくても、「片づけていると楽しい!」「片づけた後の空間を見ると心がワクワクする」など、ポジティブに取り組めることが必須です。

・想像力がある
整理収納アドバイザーとして仕事を始めると、当然、他人の家の片付けをすることになります。仮に、実際に出向いて片付け作業を行うことをしなくても、片づけに関する悩みを聞き、アドバイスをすることもあります。その場合、自宅ではありませんし、お客様宅を訪問してもせいぜい数時間、普段のお客様の生活の様子を実際に見ることはできません。また、お客様が片づかない原因を全て把握しているとも限りません。

そのような状況で、より適切な判断をするには、足りない情報を補ったり、引き出すために、想像力が欠かせません。「もしかして、こういう行動をしていないかな?」「こういう原因も考えられないかな?」など、想像力を大いに巡らせ、あらゆる角度から、考えていく必要があります。

・論理的に考えられる
整理収納アドバイザーには、「何から手をつけていいか分からない」「これをどこに置けばいいのか分からない」「スッキリさせたい」「もうちょっと減らしたい」など、ざっくりした相談や依頼も多くあります。この場合、ぼんやりした悩みや希望を、論理的に考えながら、具体的な原因や解決策に落とし込んでいく必要があります。

たとえば、家中のハサミを集めたら、8本あったという場合を考えてみましょう。「何本まで減らし、どこに置くのか?」を考えるときには、「いつ、だれが、どんなとき、どれくらいの頻度で、どこで使うか、使う人にとって出し入れしやすい場所はどこか」などを、論理的に考え、適切な量と場所を導いていく必要があります。

2.整理収納アドバイザーの資格をとるには

資格の種類(3級、2級、1級)

3級は、3級認定講座に参加すればすぐに取得できます。決まったテキストはなく、整理収納アドバイザーが、それぞれ得意なテーマ(「実家の整理」「時間整理術!」「家事整理入門」など)で開催している認定講座の中から、自分に合った講座を選んで参加することができます。3時間程度のごく基本的な内容であり、1級取得に必須ではないため、3級は受けずに2級から始める人も多いです。

2級は、整理収納の理論や実践的なノウハウを学びます。1級を受けるには、まず2級に合格することが必須になります。しかし、2級の資格は、あくまで家庭内の整理収納という範囲に限定されているので、「整理収納アドバイザー」と名乗って仕事をすることは認められていません。

1級は、2級での内容をさらに深く学び、プロとして活躍するための知識やスキルを学びます。1級に合格すると、整理収納アドバイザーと名乗り、プロとして仕事をすることができるようになります。

勉強方法は2パターン(講座に出席orユーキャンの通信講座)

整理収納アドバイザー1級を取得しようと考えた場合、方法は2通りあります。

・ハウスキーピング協会の講座に出席
おすすめは、1人で外出する時間がとれる人、一緒に学ぶ仲間がほしい人などです。大部分の人が、この方法で資格を取得します。1級合格までの流れは以下のとおりです。

1.2級認定講座に出席(1日)→講座終了後、2級取得、準1級認定講座に申し込み可能
2.準1級認定講座に出席(2日)→講座終了後、1級1次試験に申し込み可能
3.1級1次試験(筆記・半日またはCBT受験90分)→合格後、2次試験申し込み可能
4.1級2次試験(プレゼンテーション)→合格後、整理収納アドバイザー1級取得!

・ユーキャンの通信講座
おすすめは、1人で外出する時間がとれない人、自分のペースで勉強したい人、自宅でも強い意志を持って勉強できる人、持病があり外出が難しい人などです。1級合格までの流れは以下のとおりです。

1.テキストで自宅学習、第1回・第2回の添削課題を提出→2回目が合格ラインの点数に達していれば、2級取得
2.テキストで自宅学習、第3回の添削課題を提出→合格ラインの点数に達していれば、1級1次試験申し込み可能
3.1級1次試験(筆記・半日またはCBT受験90分)→合格後、2次試験申し込み可能
4.1級2次試験(プレゼンテーション)→合格後、整理収納アドバイザー1級取得!

どれくらい難しい?資格の難易度

2級と3級は、講座を修了すれば取得できますし、ユーキャンの添削課題もテキストを読めば回答できるやさしい内容ですので、合格率はほぼ100%でしょう。

1級1次試験は100点満点中70点以上で合格、合格率は70~80%です。1級2次試験も100点満点中70点以上で合格、合格率は80~90%です。簡単、というわけではありませんが、それほど難しいということもありません。1級試験に関しては、「1回落ちた」という人には時々会いますが、「何度も落ちた」という人にはあったことはありません。

筆記試験はテキストや講座の内容をしっかり理解すれば大丈夫でしょう。2次試験はプレゼンですから、整理収納の知識以外に、資料を作成したり、人前で話したりという練習も必要になります。

3.プロとして仕事を始めよう

まずは自宅や知り合いから

念願かなって見事1級を取得したら、ついにあなたもプロの仲間入り。「こんな私で大丈夫かな?」とものおじせずに、まず一歩を踏み出してみましょう。とは言え、いきなりお金をいただいて、お客様のお宅に行くのは自信がありませんよね。まだ実績もないので、依頼してくれるお客様もいないかもしれません。

初めの一歩としてのおすすめは、まず自宅を片づけることです。1人暮らしなら、スムーズにいくかもしれませんが、家族と同居していると、なかなか勉強してきたテキスト通りにはいかないもの。そこで、実践スキルを学びましょう。

そして、その次は、知り合いや友人に「勉強中だから、片付けさせてくれない?」と声をかけてみましょう。近い存在すぎて「ちょっと…」とお断わりされてしまうかもしれませんが、案外、「片付けられなくて、困っていたの!お願い!」なんて言われることもあります。自宅以外の家の片づけを通し、経験を積んでいきましょう。

SNSで個性を発信しよう

もし可能なら、自宅や友人宅で片づけをした様子や、BEFORE・AFTERをSNSで公開することをおすすめします。メリットとしては、自分の片付けスタイルを知ってもらい、より自分にあったお客様に依頼してもらえることです。

一言で片付いた空間と言っても、「ぴっちり白い箱が並んでいるのが好き」「ナチュラルな雑貨を飾るのが好き」「出しっぱなしの楽な収納が好き」など、いろいろな好みがあります。それと同時に、アドバイザーにも、それぞれのスタイルがあります。両者の好みが合致しているほど、双方の満足度が高くなるので、よりよいマッチングのためにも、自分の片付けスタイルを公開していきましょう。もちろん、家族や友人の個人情報に配慮することを忘れずに。

働き方は人それぞれ(フリーor組織に属する)

整理収納アドバイザーとして働くことを決めたら、どのように働くかも考える必要があります。大きく分けて、組織や団体に属するのか、フリーで働くのかの2択になります。また、普段はフリーで働きながら、時々、数人の整理収納アドバイザー仲間と一緒に活動をする人もいます。

実績や経験がない場合、まずは組織や団体に属して、研修を受けたり、先輩アドバイザーのアシスタントをして仕事のやり方を勉強するという方法もあります。その場合は、組織や団体を通して仕事をするため、個人でブログやホームページを作成する手間はなくなります。逆をいえば、SNSを使うことが得意な人は、個人で仕事をするほうが、より自由で、自分にあった働き方ができるようになります。

自分の得意・不得意を見極めながら、何を大事にして働きたいのか、いったん立ち止まって考えてみると、どの方法が自分にとってベストなのか、見えてくるかもしれません。

趣味の片づけをプロの仕事にしよう

整理収納アドバイザーとして働き始めて実感していることの1つが、「片づけられなくて困っている人はたくさんいる」ということです。初めの一歩はドキドキですが、「すっきりして気持ちいい!ありがとう!」というお客様の笑顔を一度でも目にすると、「やってよかった!」と必ず思うことでしょう。

片付けって、自分で思っているよりずっと偉大な技術。その技術をぜひ、役立てましょう!

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