
ワイン好きならソムリエを目指そう!初心者でもソムリエになれる方法とは?
2021.03.25 | 201view
ワインに詳しい方やワイン好きな方なら一度はソムリエに興味を持ったことがあるかと思いますが、ソムリエになるために必要な知識や経験、試験などは知らない人も多いです。そこで今回は、初めてソムリエを目指そうと思う方へ、求められる経験や試験内容、ソムリエになる難易度などを解説します。
目次
1. ソムリエとは?初心者でもなれる?
ワイン好きの人もそうでない人も、一度は耳にしたことがあるであろう「ソムリエ」という言葉。ソムリエというと「ワインに非常に詳しい人が持つ資格」というイメージが強いですが、ソムリエとはいったい何者なのか、ワイン好きの初心者でも目指すことができるのか、そして、ソムリエ資格はどんな場面で活かすことができるのでしょうか。

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そもそもソムリエとは…
初心者でもソムリエを目指せるの?
ソムリエは、レストランなどでお客さんの希望に沿ったワインや料理に合わせたワインを選ぶサポートをする人です。実はソムリエの発祥については、詳しいことはわかっていませんが、中世のヨーロッパでの食事係というのが語源だと言われています。ソムリエの発祥地と言われており、更にワインと言えばここ!という有名国でもあるフランスやイタリアなどでは、ソムリエの国家資格が存在しています。
日本にソムリエの国家資格はありませんが、日本ソムリエ協会や全日本ソムリエ連盟の認定する民間資格はいくつかあり、日本ソムリエ協会の資格は、取得すれば憧れの「ソムリエバッジ」をつけることもできるのです。
後述しますが、ソムリエになるためには必要な職務経験というものがあります。ですから、ただ「ワインが大好きだから!」というだけでいきなりソムリエ試験を受けることはできません。しかし、これは日本ソムリエ協会のソムリエ資格の場合。実は全日本ソムリエ連盟の認定資格である、
・プロフェッショナルソムリエ
・ソムリエ/ワインコーディネーター
という資格は、実務経験がなくても受験が可能。代わりに全日本ソムリエ連盟の上部団体、「料飲専門家団体連合会」の認定開院に入会し、決められた講習を受ける必要はありますが、飲食関係の職種についていない初心者でもソムリエを目指すことができると言えます。
しかし、全日本ソムリエ連盟のソムリエ資格にはバッジがありません。ソムリエバッジが欲しい!というのであれば本格的に経験を積み、日本ソムリエ協会のソムリエ試験に合格するか、もしくは職種や経験に関係なく受験ができる、同協会の「ワインエキスパート」資格に挑戦してみても良いかもしれません。
ソムリエ資格はどんな場所で活かせる?
ソムリエ資格を活かせる場所はやはりレストラン。街なかのレストランだけでなく、ホテル内にあるレストラン、そしてバーなどでも活躍することができます。ソムリエはワインの仕入れや在庫管理はもちろん、お客様へどんなワインを希望するかのヒアリング、ワインの説明なども行います。
更に、小さなレストランやバーなどでは、同時に接客も行わなければいけませんので、ワインの知識だけでなく、プロの接客も求められます。ちなみに、筆者のよく行くワイン専門店ではソムリエ資格を持った店長さんが仕入れを行っており、地域の様々な飲食店へワインを届けています。ソムリエには飲食店での経験が必須ですが、年齢や経験を重ねたのちには、個人でワインショップを経営することもできるのも、ソムリエの魅力です。