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パソコン全盛期でも漢字は必須!初めての漢字検定にチャレンジ!

パソコン全盛期でも漢字は必須!初めての漢字検定にチャレンジ!

漢字能力を測定する技能試験である漢字検定。学校や団体で受験することも増えてきました。漢検2級を持っていると、大学受験に有利になるともいわれています。はじめて個人で漢字検定を受ける時は、何級を受ければよいのでしょうか?受験に必要な準備も含めて、みていきましょう!

ぶちうに

この記事のアドバイザー

ぶちうに

スポーツ好き元塾講師


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目次

1.漢字検定ってどんなものかを知ろう

漢字検定の概要

漢字検定、通称「漢検」は漢字の意味をしっかり理解して、文章や会話の中で正しい日本語が使えるようにする能力の検定のことです。漢字検定を受けることは、言葉を理解する力や、物事を考える力をつけるのにとても役立ちます。漢字検定にチャレンジすることで、文章の理解力が身につくと、漢字だけでなくいろいろな勉強の基礎学力として役に立ちます。知っている漢字が多いと本を読むのも楽しくなりますし、教科書の理解も早くなります。上位の級を目指すと、学校で習っていない漢字が多く出てくるので、予習にもなるし受験勉強の対策にもなります。

・漢字検定の歴史
漢字検定は、正式名称を「日本漢字能力検定」といい、財団法人日本漢字能力検定協会により1975年に開始された、漢字についての諸能力に関する検定試験です。年に3回実施している試験で、2月、6月、10月に実施されます。受験資格は子供からお年寄りまで、誰でも受験が可能となっています。学校など団体で受けるケースも増えています。

財団法人日本漢字能力検定協会は、毎年、12月12日を「漢字の日」と制定しました。その日には、「今年の漢字」が清水寺貫主(かんす)によって揮毫されます。漢字1字で、その年の世相を表すという年末の風物詩になっている行事です。皆さんも、テレビなどで一度はご覧になったことがあるかもしれません。なじみ深い年末行事ですね。

2018年「今年の漢字」発表…京都

・年々増える受験者数
漢字検定は、年々、受験者数が増えています。平成12年度をみてみると、志願者数が157万6959人で、合格者数は68万6388人でした。平成13年度は志願者数が179万7608人で、合格者数が85万9902人に増加。平成14年度からは、志願者数がついに204万4170人と、200万人の大台に乗りました。合格者数も106万7356人と、順調に伸びています。

その後、平成29年まで志願者数は200万人台を保っていました。合格者数も、100万人台の範囲で推移していました。しかし、平成30年には志願者数が198万4690人に下がりました。それでも合格者数は105万2156人と、変わらず100万人台を保っています。

各種学校が漢字検定の一定の級以上を持っていると受験に有利な資格として認めているため、最近は学校など団体で申し込むケースが増えています。平成30年は受験者数が一時的に落ち込みましたが、受験生などの志願者数は増加していくことでしょう。

2.はじめての漢字検定で準備することは?

漢字検定の級とレベルを知ろう!

・1級と10級の過去問をみてみよう
一口に漢字検定と言っても、実際はさまざまな級が存在します。一番、下の級は10級です。小学校1年生終了程度のレベルなので、ほとんどの人が合格する級だといえます。小学校レベルの級は、1級上がるごとに1学年、上がっていくと考えればよいでしょう。5級で小学校6年生修了程度のレベルです。それ以上の級だと、4級と3級は中学レベル、準2級と2級は高校レベル。そして、準1級と1級は大学・一般レベルとされています。実際に、漢字検定ではどんな問題が出るのでしょうか。

1級と10級を比べてみます。まずは、簡単な10級レベルをみてみましょう。大人ならほとんどの人が解答できる問題です。「百円」「名犬」「六本」「十月」「王女」を正しく読む問題が出題されています。「ひゃくえん」、「めいけん」、「ろっぽん」、「じゅうがつ」、「おうじょ」が正解です。大人なら、これらの漢字はスラスラと意味まで答えられるでしょう。10級は小学校1年生レベルなので、学校の勉強をしっかりしていれば取れる級になっています。

次に難しい1級レベル。「浅葱」は、なんと読むでしょうか?答えは「あさぎ」。浅葱とは、薄いネギの葉の色という意味です。「刈穫」はどうでしょう?これは「がいかく」と読みます。穀物を刈り取るという意味です。浅葱は知っているし読める、という人もいるかもしれませんが、刈穫は日常、使う言葉ではないので、知らない人も多いでしょう。「仇讐」は「きゅうしゅう」と読みます。これは「かたき」の意味があります。1級になると漢字検定用の対策をしないとなかなか合格が難しいようなレベルになっています。

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漢字検定のそれぞれの級ごとの合格基準はどれぐらい?

レベル 合格率
3級 中学卒業程度 47%
準2級 高校在学程度 37%
2級 高校卒業程度 23%
1級 大学・一般程度 6%

一番、ポピュラーな級と言われている漢字検定3級は中学卒業程度のレベルで、対象漢字数は1607字。200点満点で70%解ければ合格できます。中学卒業程度なので、中学3年生がチャレンジすることが多い級でもあります。

準2級は、高校在学程度とされ、対象漢字は1940字。3級に比べ、対象漢字が300字も増えます。200点満点で70%解ければ合格というのは3級と同じですが、受験者の半数も合格できない難しいレベルです。

2級は、高校卒業・大学・一般程度です。このあたりになると、難読漢字が多く出題され、一般的な漢字知識では対応できない問題も多く出てきます。200点満点中、80%は解けていないと合格にならず、非常に狭き門です。

漢字検定の最上の級は、1級です。1級は大学生の知識を超えるようなレベルといわれています。実際の問題は、一般常識的な漢字の知識を遥かにしのぐような難問揃いです。1級を持っている東大の大学院生や専門家が登場して、知識を披露するクイズ番組もあるぐらいの難易度です。1級取得者は、6000字もの漢字を解き、そのうち80%は解けなくてはなりません。大学入試でも1級を持っていると有利になる学校もあります。

3.漢字検定の効率的な勉強方法と試験について

過去問題集・ノートを見直そう!

漢字検定には、過去問集というのが発行されています。書店やAmazonなどで入手できるので、該当の級の過去問集を購入しましょう。試験当日、焦らないように場馴れの意味で時間を計って過去問集を解いておくと、気持ちが楽になります。問題に割く時間の配分を確認する意味でも、過去問集を解くことは大事です。自分が該当する級の過去問題を解きまくりましょう。また、自分なりに作ってきたノートを見返すことも大切です。自分のウィークポイントをチェックして、試験までに克服しておきましょう。

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試験の前にやっておくこと

・検定の日程を抑えておこう
当たり前ですが、検定の日程をきちんと押さえておきましょう。漢字検定は、例年であれば年に3回の検定日があります。ちなみに2020年の場合は、以下の3日程が発表されています。

<2020年度 検定日程>
3月1日(日) 第1回受付開始日
6月21日(日) 第1回検定日

7月1日(水) 第2回受付開始日
10月18日(日) 第2回検定日

11月1日(日) 第3回受付開始日
2021年2月14日(日) 第3回検定日

自分の都合にあった検定日を忘れずに受付をするようにしてください。
受験級ごとの検定料は、以下のようになっています。(※2019年11月現在)

受験級 検定料
1級 5,000円
準1級 4,500円
2級 3,500円
準2~4級 各2,500円
5~7級 各2,000円
8~10級 各1,500円

・届いた受験票を確認しておこう!
漢字検定の申込みをしたあとの流れをみていきましょう。

検定日の約1週間前に、受験票が届きます。受験票には、会場番号、受験番号、受験級、検定時間、氏名、生年月日、検定会場の地図と住所、最寄り駅や道順が記載されています。受験票が手元に届いてから10日あまりで受験です。ぐっと気持ちが引き締まりますね。記載された事項に間違いがないか、しっかり確認しておきましょう。

美しい日本語を使いこなすために漢字検定を

多くの中学校では、高校受験に向けて漢字検定を受験することを推奨しています。なぜかというと、漢字検定で上位の級を持っていると高校受験で有利になるからです。私立高校受験で内申書の加点となるのは、3級以上です。3級は中学校卒業レベルなので、中学1年生の場合は、いきなり3級を受けるのではなく、堅実に4級から挑戦することがオススメです。

準2級や2級になると、高校で習う範疇の漢字になります。一部の都立高校では、漢字検定の上位の級を持つ生徒を推薦選抜の条件にする学校もあるので、より上位の級を取りましょう。受験できる高校の幅が広がりますよ。

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