
美容師の仕事となり方、給料など、はじめて美容師を目指す人へ
2020.11.27 | 212view
ヘアスタイルを変える時にお世話になる美容師さん。長年人気の職業で、憧れる人も多いですよね。今回は初めて美容師を目指す人に向けて、美容師についてや、美容師になるために必要なことを解説します。また、都内近郊の美容学校を、特徴や学費を併せてご紹介していきます。
目次
1. 美容師とは?
美容師は2007年から発表されている日本FP協会の将来なりたい職業ランキングに13回中12回ランクインし、長年人気の職業です。テレビや雑誌などメディアで活躍する美容師もたくさんいますよね。憧れる人が多い美容師ですが、仕事に就くためにはすべきことがあります。
美容師になるために
美容師として働くためには、美容師免許を取得する必要があります。美容師免許は、国家試験に合格した後に申請をして、厚生労働大臣から交付されるものです。美容師の国家試験を受験するのにも条件があり、厚生労働大臣が指定する養成施設(美容学校)を卒業しなければなりません。
原則高校卒業以上で美容学校へ入学できますが、学校によっては中卒者でも入学資格がある学校もあり、その場合には高卒認定試験を受けることが一般的です。
美容師試験は年に2回、夏と冬に実施され、実技試験と筆記試験の両方に合格しなければなりません。例えばどちらか片方だけ不合格になった場合、申請をすれば半年後の試験のみ合格した方の試験が免除されます。合格率は冬の試験で約85%、夏の試験では約50%と開きがあります。
これは、冬の試験では専門学校の昼間課程に通った人が受験するのに対して、夏の試験では前回実技または筆記のどちらかが不合格だった人、働きながら通信課程・夜間課程で専門学校に通った人が受験するためです。
美容師ができること
美容師免許を取得し国に美容師として登録されたら、初めて美容師として働くことができます。カット、パーマ、ヘアカラー、ヘアセット、メイクアップなどは美容師法によって美容業とされています。
ですので、美容院で働かずにメイクアップアーティストになりたいと思っている人も、美容師免許を取得する必要があるのです。昨今ではまつ毛エクステも美容行為に当たるとされ、2008年からはアイリストも美容師免許の取得が必須となりました。
基本的には登録された美容所(美容院)で施術しなければいけませんが、結婚式や演劇などで舞台に立つ人、福祉施設などでは、出張で美容行為を行っても良いとされています。これによって、サロン以外の場所でも、メイクやヘアセットの仕事が可能です。