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在宅ワークをはじめるにあたり、知っておく、準備しておくことのポイント

在宅ワークをはじめるにあたり、知っておく、準備しておくことのポイント

なんらかの事情で、在宅で仕事をすることになった場合、いろいろと生活は変わってきます。出勤する必要がない分、家の中でまかなう部分、調整する部分がでてきます。また、さまざまな管理も自分で行わなければなりません。在宅ワークをはじめる時の心得をお伝えします。

Evelyn

この記事のアドバイザー

Evelyn

スローライフ派/元編集者


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目次

1.在宅ワークをするための場所を決めよう

在宅ワークを始める事情は人さまざまです。育児や介護で、自宅にいなくてはならなくなる方もいるでしょうし、自身の体調で、という方もいるでしょう。また、これまで家にいたけれど、とりあえず在宅で少しお金を稼ぎたい、という方もおられると思います。

かつては在宅といえば内職やテレアポ、ポスティングなどが主流でしたが、ネット環境の発達した現代では、本当にたくさんの業務が在宅ワークとして求められています。

在宅ワークと呼ばれるさまざまな業務

在宅ワークは、PCを使う業務と使わない業務に大きく分かれます。

・PCを使う業務
代表的なものはデータ入力です。生データと呼ばれる手書き原稿、もしくはデータ化できない原稿をテキスト入力する作業を指します。また、ネットに公開されているwebページから情報を収集しデータ化する作業も含まれます。原稿ではなく録音からテキストを作るテープ起こし、画像に字幕を追加する作業、翻訳などの作業も、データ入力の範疇と言えるでしょう。

PCでの在宅作業で、近年主流化しているのがクリエーター系です。イラスト・写真加工・web記事作成などがこれにあたり、webデザインやDTP、CAD制作、CG制作、プログラマ、アプリ開発、サイト運営など、専門性も収益性も高い業務が多数依頼される分野でもあります。

・PCを使わない業務
昔ながらの内職もあることはあるのですが、近年はあまり自宅では行われない傾向です。むしろ多いのは「発送代行」と呼ばれる業務で、自宅に送られてきたネットショップやオークションの商品を配送用に梱包し直し、倉庫等に発送する仕事が増えてきました。

PCを使わないとはいえ、画像の撮影や、スマホのアプリ等を使って現物の情報を定型フォーマットに入れるなどの作業は発生するため、なんらかのITスキルは必要です。また、テレアポと呼ばれる電話を使った営業や、コールセンター、電話によるカスタマーサービスなども、メインに使うものが電話とはいえ、業務指示を受けるためにはPCやスマホが必要になりますし、通信教育の採点や添削などの業務も、やはりIT機器での対応が求められます。

やりたい仕事と、そのためにどのような環境が必要かを確認しよう

自分で、これはできそう、やってみたい、という仕事があっても、自宅がそれを行うことが可能な環境かどうかは、仕事を始める上で大事なポイントになります。たとえば発送代行の場合、たとえ商品が一つ一つは小さいものでも、大量に在庫を受ける場合とか、梱包材が多種ある場合も含め、一時的な保管場所としてそれなりの広さが必要です。

クリエーター系のワークの場合、ある程度以上のPCのスペックは必要になりますし、ソフトウェアや機器を揃えなくてはできない業務もあります。また、テレアポなどの電話対応の場合、背後で子どもの声がしたり、近隣が商業施設で音を拾ってしまうなど、環境的に難しいこともありえます。

自分の家の環境をよく考慮したうえで、できる仕事が何かを選びましょう。

確実に仕事をするモードのエリアを確保しよう

自宅で「これはできる」というお仕事があったとしても、そのエリアを確保するのは、実は結構大変だったりします。自宅で仕事をする上で一番問題なのが、「私物や家族のモノ」と「仕事のモノ」が混在する可能性があることです。電話で受けた指示のメモをそのあたりに置きっぱなしにしてなくす、プリントした指示書が不要古紙に混ざってしまう、食卓で作業中に、生データに子どもがジュースをこぼす、なんてことがザラにあるのが「在宅ワークあるある」です。

また、生データの中には個人情報を取り扱うケースもあります。そういったデータを、自分以外の人が目にするかもしれない場所に置いておくのは非常に危険です。なので、とにかくそういうトラブルが起こらないよう、「お仕事エリア」という、自分以外の人、私物や家族のモノが入り込まない場所をしっかり確保することが肝心です。

PCのある場所半径1m以内、でも、A4サイズの書類キャビネット1つ、でもいいのです。所詮在宅だから、という意識でいると起こりがちな問題を回避するためにも、家の中に「オン」と「オフ」の物理的な切り替えのエリアを作りましょう。

2.在宅で仕事をするための時間をつくろう

時間給か出来高制か

在宅ワークでどのくらいの収入が得られるのか、イメージできますか?在宅ワークは、基本的に企業に雇用されるのではなく「業務委託契約」での仕事になります。業務委託契約にも2種類あり、ひとつは「委任契約」、もうひとつは「請負契約」です。

「委任契約」とは、成果物のない、時間拘束の業務委託です。たとえば電話で受ける遠隔受付業務や、在宅での事務作業がこれにあたります。企業に出社をしない代わりに、自宅で、出社をしたと同等の作業を行うことになるため、基本的に〇時~〇時まで自宅で業務にあたることが求められます。この契約による給与は時間給で計算されます。

一方「請負契約」は、成果物ありの「完全出来高制」と呼ばれる業務委託です。成果物1点につき単価設定されている場合もあれば、総量でいくら、と提示される場合もありますが、とにかく「作業した数量」、場合によっては「指定したクオリティの作業数量」に対しての報酬が収入になるわけです。

自分のキャパシティを知っておこう

以上を踏まえて、もし自分が在宅ワークを行った場合、どのくらいの仕事ができるのかを把握しましょう。もし時間給で働くのなら、何時から何時まで、他の予定を入れずに作業が可能なのか。もし出来高制で働くなら、1日のうちどのくらいの時間を確保できて、なおかつ、自分のスキルがどのくらいなのか。

特に出来高制の場合、作業の時間量とスキルをしっかり把握することはとても重要です。企業に雇用されているのとは異なり、業務委託契約の場合、労働基準法が適用されません。本来なら体調を崩すほどの残業や長時間労働は労働基準法で禁止されていますが、これが適用されない以上、どんなに長時間作業をしても、それで体をこわしても、どこからも補償はありません。

収入が欲しいからといって大量の作業を請け負うと、睡眠時間を削って納期に間に合わせる状況にもなりかねません。自分の使える時間と、自分のスキル、すなわち「自分のキャパシティ」がどの程度なのかということをよくわきまえた上で、仕事を選ぶべきです。

1日、1週間、1ヶ月の作業計画を立てよう

1日のうちどのくらいの時間を作業に充てるのかは、家での過ごし方、家族との過ごし方によって変わってくると思います。子どもが幼稚園に行っているなら、送ってから迎えに行くまでの時間とか、要介護者がいるなら、デイサービスに行っている時間と夜就寝後の数時間、など、作業に充てられる時間がどの程度かはわりと読みやすいのではないでしょうか。

ですが、1週間、1ヶ月単位での時間や作業リズムというのは、意外に読みにくいものです。家にいると家事は普通に発生しますし、食材の買い出しもしなくてはなりません。子どもの学校に行く、病院に行く、親戚付き合いがある、自分が参加したいイベントがある等のスケジュールもすべて把握し、自分自身の「休み」も考慮したうえで「1週間で働ける量」「1ヶ月で働ける量」が見えると、それ以上の仕事を請け負うことは自然と回避できますし、作業量が少ないときは追加するか、別の仕事を請け負うかを、自分の体調をはかりながら調整することも可能になります。

1ヶ月の作業量と作業時間と収入が見えると、自分の行っているワークの適正価格というものにも目が行くようになります。「こんなに働いているのにこれしか収入がない」状態なのなら、もっと効率よく作業できるよう工夫すべきなのか、自分のスキルを上げるべきなのか、あるいは別のワークを探すべきなのかが見えてきます。そのためにも、「1ヶ月」のスパンで作業を評価することは大事なのです。

3.在宅ワークを探してみよう

在宅ワーク紹介サイトとクラウドソーシングサイトの違い

昨今在宅ワークは、webサイトを通じて探すのが一番手っ取り早い方法です。以前は内職などは斡旋会社を通じて受けていたものですが、それがwebを通して行えるようになり、働き手を募集する側も応募する側もかなり楽になりました。

昔ながらの斡旋会社がwebサイト化したのがいわゆる「在宅ワーク紹介サイト」です。お仕事を探すのに、簡単な個人情報だけで登録でき、募集している内容をすぐに見ることができます。サイトは紹介をしているだけなので、マッチング後はその募集会社と個人との契約になります。在宅ワーク紹介の大手サイトは以下のサイトになります。

クラウドソーシングサイトは、その募集会社と個人の間に仲介者として存在するサイトです。「ソーシング」とは「資源利用」という意味です。自分を資源として登録し、webというクラウドの中で募集者と応募者が互いの条件を見ながらマッチングをする、その仲立ちを行います。

そのため、登録時には個人情報だけでなく、これまでの作業実績や自分のスキル、社会経験等の入力が必要になってきます。応募をしたとき、サイトは実績やスキルの部分のみを公開し、個人情報は企業側には開示されません。

また、仕事を受託した場合も、企業との契約や支払いについてサイト側がすべて管理し、間に入ってくれるので、企業と直接やり取りをする必要はありません。

クラウドソーシングの大手サイトはこちらです。

在宅ワーク紹介サイトもクラウドソーシングサイトも、それぞれに得意分野や特徴があります。エンジニア系に強いサイト、クリエイト系に強いサイト、軽作業を多く掲載するサイト、小さい子供を持つ母親ができそうな仕事に特化したサイトなど、本当にさまざまです。

その中で、自分に合った仕事を多く掲載しているところ、また、サイトに新規案件が高い頻度で掲載されるところをメインにサーチしてみてください。

仕事の内容と自分の条件をすり合わせる

自分が何ができるか、何をしたいかは、いろいろな応募内容を見れば絞れてくると思います。サイトを見ると、「え、こういう仕事もあるんだ」という意外な業務もあったりします。

やはり単価の高い仕事は、それなりに高いハードルがあるものです。自分のスキルに合いそうな、いい条件のお仕事が見つかっても、何日かは出社義務があるなど、なかなか自分の希望通りのお仕事があるとは限りません。たとえば「在宅」という形にとらわれず、家の近所で通うのが楽なところなら1日数時間行ける、という感じで自分の条件をゆるめると、選択の範囲は格段に広がります。自分の状況と条件をすり合わせながら、ある程度がんばれそうな部分は譲歩しながら探すといいのではないでしょうか。

また、時期によっても出てくるお仕事は変わってきます。今探しに行って希望通りの仕事がなくても、数日後にはいいお仕事が提示されているかもしれません。仕事との出会いもまた一期一会であると割り切って、根気よく探してみてください。

在宅ワークの探し方

単純に「お小遣い稼ぎ」で在宅ワークを探す人と、きちんと働いて収入を得、キャリアアップも目指す人とでは、ワークの探し方が違ってきます。

お小遣い稼ぎが目的の場合、長い期間継続して行う仕事よりも、単発ですぐに終わるようなパターンのワークを探すと採用されやすいです。キャリアアップ派はどちらかというと継続する仕事を選ぶので、単発のワークは競争率が比較的低めと言えます。

キャリアアップの方も、ただやみくもに単価のいい仕事、割のいい仕事を探しても、現在およそ200万人いると言われる、在宅ワーカーがあふれている状況では、なかなか採用・収入には結び付きません。自分の売りは何か、得意なことは何かをきちんと捉えて、確実にキャリアにしていくと、自分のスキルも上がりますし、実績も積み上げられます。

在宅ワークを探すときは、割のいい仕事よりも、安定して続けられる仕事内容かどうかをメインにしていくといいでしょう。続けることが苦にならない仕事は、品質もキープしやすいです。たとえば入力の仕事なら、ダブルチェックは確実に行い、クオリティの高い納品を心掛ける、それが評価されればさらに継続して仕事を任せてもらえます。

たとえ在宅ワークの期間が短期で終わったとしても、自分のキャリアアップにつながる内容の仕事かどうか、「こういう業務での経験があります」と開示できるものになりうるかどうか、を考えましょう。そういった経歴が増えてこそ、以降の応募に積極的にトライができるようになります。

在宅ワークは、お仕事を待っていても来るものではありません。「その仕事は私にやらせてください」と手を挙げて、採用されて初めてお仕事になるのです。そのために、常に情報を集め、得意分野の仕事をキャッチできるよう、アンテナを高くしておく必要があるでしょう。

在宅の楽さと責任は表裏一体!お仕事であることをしっかり理解しよう

通勤がないから、家にいてもできるから、人とのやり取りがなく煩わしさがないから、という理由で在宅ワークを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。それは在宅ワークの魅力の一つでもあります。ですが、楽だという理由だけで在宅ワークを行うと、仕事ぶりも楽な方向に流れがちになるものです。

出勤しても、在宅でも、仕事は仕事です。何か業務を行って報酬を得るためには、それなりの責任が伴います。特に在宅ワークの場合、雇用されているわけではない個人は、仕事内容の理解や守秘義務、クオリティを保ち納期を守る責任が自分ひとりにかかってきます。

そのことを踏まえたうえで、自分のキャリア、スキルを上げていく楽しみをバネに、在宅ワークに意欲的に取り組んでいくといいのではないでしょうか。

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