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インテリアコーディネーターになりたい!と思ったらはじめること

インテリアコーディネーターになりたい!と思ったらはじめること

インテリアコーディネーターとは、インテリアの幅広い知識を活かし顧客の夢を形にする、建築業界の人気職種の一つです。専門的な知識やスキルが必要となりますが、業界が初めての人でも充分目指す事が出来ます。今回は、インテリアコーディネーターになりたいと思った人がまずやるべき事等について紹介をしていきます。

Orihihc

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目次

1.インテリアコーディネーターとは

建築業界の花形職種の一つである「インテリアコーディネーター」。好きな事を仕事にしたいと願う人を中心として、目指す人が非常に多い職種でもあります。そんな多くの人が憧れるインテリアコーディネーターになる為には、どうすれば良いのでしょうか。職務内容や目指し方について紹介をしていきます。

インテリアコーディネーターの職務内容とやりがい

「インテリアコーディネーター」とは、住まい手にとって快適な住空間を作る為に適切な提案・助言を行う職業です。具体的には、「どんな風に暮らしたいか」をヒアリングし、「こんな雰囲気の空間に住みたい」というアバウトな要望を具体的に住まい手のライフスタイルに合った住空間に導き形にしていきます。インテリアの商品に関する専門的で幅広い知識や技術を駆使し、家具やカーテン、照明等の商品をトータルにプロデュースする事がインテリアコーディネーターの職務内容です。

活躍の場としては、主にインテリア関連商品を扱うショールームやハウスメーカー、また独立してフリーランスとして活動する等多数あります。業務の流れはそれぞれ異なりますが、ヒアリングをした内容を元にプランの立案、プレゼンテーション、見積、発注、納品、アフターフォロー等が主な内容となります。

インテリアコーディネーターの仕事の一番のやりがいは、自分のコーディネートによって顧客が喜んでくれたり、満足してもらえる点です。業務を通して感謝やお礼の言葉をかけてもらうのは、何よりも嬉しい事でしょう。住まいづくりは時として長期間での付き合いとなる為、打ち合わせを重ねるうちに信頼を得られれば、次の仕事に繋がる事や、仕事の枠を越えた関係性を築ける場合もあります。

インテリアコーディネーターにはどんな人が向いている?

インテリアコーディネーターは、「インテリアが好き」という事ももちろんの事、「人と接する事が好き」という人に向いているでしょう。顧客の要求を的確に受け止める傾聴力と、喜んでもらえる為にはどのようにしたら良いか思考を巡らせる想像力が必要となります。また、顧客だけでは無く職人さんや設計士等、様々な業種の人たちと関わる機会も多い為、どんな人とも積極的にコミュニケーションを取り関係性を築く事が出来る人には適しています。

また、コミュニケーションをする中で「相手の意見を尊重する」事や、「相手に寄り添う」という事も必要となります。インテリアの好みは、趣味趣向や育ってきた環境、考え方によって多種多様です。当然自分と全く異なる感覚を持っている顧客もいます。客観的なアドバイスと併せて、その人に合った提案をする事が求められます。

2.インテリアコーディネーターの目指し方

インテリアの基礎から学ぶ養成スクール

インテリアコーディネーターになる為の最も王道なパターンとして、「養成スクールに通う」という方法があります。スクールによって授業内容や通学期間は異なりますが、大凡2年間でカリキュラムを組む学校が多いようです。スクールで学べる内容としては、建築やインテリアの基礎的な内容から色彩、照明、外構、CADの操作方法等に至るまで、業界未経験の人でも即戦力となる様な実務に基付く内容となっています。この様なスクールには毎年様々な業種から求人が集まる事でも知られています。異業種からの転職を目指す人にとっては非常にメリットが大きいと言えるでしょう。

また、多くのスクールでは全日制(週5日)のクラスの他にも、週1日だけのクラスや、単位制で科目毎に学べるクラス等が用意されています。仕事や子育てをしながら週5日通う事が難しくても、週1日決められた曜日に通うクラスであれば、今の生活と両立して学ぶ事が可能です。

インテリアコーディネーター養成に実績のある学校は「町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー」、「スペースデザインカレッジ」、「東京デザイナー学院」等があります。一般的な費用の相場としては、全日制のクラスの場合だと2年間で大体130万円〜160万円程度、週1日のクラスで50〜60万円程度の様です。一括で支払うには中々の金額ですが、分割支払いや提携ローンを利用可能な場合もある為、事前にスクールに確認してみる事をお勧めします。

スクールに通う為にはそれなりの時間とお金がかかります。しかし、授業では第一線で活躍する講師陣の話を直接聴けたり、世代も業種も違う様々なクラスメイトから刺激を貰う事も出来ます。インテリアコーディネーターとして活躍していきたいという明確な目標がある人にとって、通って損をする事は無いと思います。

働きながら実務で学ぶ事も可能

企業の中には、建築業界未経験でもインテリアコーディネーターやそれに付随する求人募集がある場合もあります。その場合はいきなりお客様の窓口に立つ訳では無く、最初の頃はアシスタントとして事務的な内容を行う事も多くあります。

また、入社当初は営業職として実績を積みながら、行く行くはコーディネーター職へ部署移動が可能になるというケースもあります。建築業界での仕事は実務経験が何より優先されますので、先ずは業界に飛び込んでみるというのも有りです。その中で徐々に経験を積んでいき、ある程度のスキルが身に付いてきたら同業他社への転職も有利に働く事でしょう。

3.インテリアコーディネーターの資格取得を目指そう

試験概要と身に付くスキル

インテリアコーディネーターとしてより専門的な知識と技術を身に付けて活躍する為には、社団法人インテリア産業協会が主催する、インテリアコーディネーター資格取得を目指す事をお勧めします。

試験は毎年1度行われ、学科試験(10月実施)と、過去3年以内に学科試験に合格した人だけが受験可能な実技試験(12月実施)があります。合格者は、決められた期間内に資格登録申請手続きを行う事によりインテリアコーディネーターとして協会に登録されます。受験資格は特に決まりがなく、年齢や性別問わず誰でも受験する事が可能です。その為、毎年職業従事者以外にも他業種の人や主婦、学生等多数の人がチャレンジしている試験です。

令和元年では、一次試験の受験者数6,992人のうち合格者は2,428人(合格率34.7%)、二次試験では3,292人の受験者に対し合格者は1,896人(合格率57.6%)でした。一次と二次を通した試験全体の合格率は、25.1%という結果でした。

これからインテリアコーディネーターとして従事したい人が知識習得の為に受験しても良いですし、既に建築業界で勤務している人がステップアップとして受験しても良いと思います。学科試験では、インテリアコーディネーションの計画に関する事や構造・構法に至るまで、幅広い分野から出題されます。また、実技試験では、プレゼンテーションと論文によるインテリア計画について問う内容となっており、提案力や表現力等も必要となります。これらの知識や技術は、実務でも即役立ちます。

試験概要は以下となります。

【一次試験】
・出題形式:マークシートによる択一式
・問題数:50問
・試験時間:12:30〜15:10(160分)

【二次試験】
・出題形式:プレゼンテーション資料作成・論文
・出題数:2問(上記各1問)
・試験時間:12:30〜15:30(180分)

詳細は協会のHPに記載があるため、受験前に確認する事をお勧めします。

自分に合った勉強方法を見つけよう

インテリアコーディネーターの資格取得を目指す為に、いくつかの勉強方法があります。もちろん独学で挑戦する事も可能ですが、可能であれば先述した様な養成スクールのオプション講座や、資格取得に特化した「HIPS」等の資格スクールに通って勉強する方が合格までは早いです。

費用は通学期間によって異なりますが、6ヶ月程度のコースで30万円前後が目安です。また、通学は難しい場合はオンラインのWEB講座や、通信講座を受講するという方法もあります。こちらだと費用は5〜15万円程度に抑えられる為、自宅等で好きな時間に黙々と勉強をしたい人には良いかも知れません。

学科試験と実技試験で勉強方法を変えるやり方もあります。例えば学科試験は暗記科目が殆どの為、参考書等で勉強をし、学科試験を突破したら資格スクールに通って実技試験対策を始めるという方法です。学科試験終了から実技試験までのインターバルは2ヶ月程度しかありません。実技試験は過去3年のうちの学科試験合格者であれば受験資格がある為、実技試験対策をしっかり行う為に学科・実技の受験年度を分けるというのも一つの手です。

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実生活にも役立つ、インテリアコーディネーターの知識

勉強や実務で身に付けたインテリアコーディネーターの知識は、実生活にも役立てる事が出来ます。例えば、自室の模様替えやマイホーム購入時にインテリアコーディネーションの知識を生かす事が出来れば、自宅で毎日快適に過ごす事が出来、私生活もより充実したものになるでしょう。

また、インテリアコーディネーターとしての経験は、積めば積む程引出しが増え、その度に実務に生かされていきます。その為年齢を重ねる事がデメリットには成らず、寧ろプラスに働きます。一度知識や経験を身に付ければ、一生続ける事が出来る仕事です。ですから、建築業界で長く働きたい人にとってはとても魅力的な職業だと言えます。

インテリアコーディネーターを目指したいと考えている人は、是非一度チャレンジしてみて欲しいと思います。

Orihihc

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