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初めて外国人雇用をする時、入管法と労働法に注意しましょう!

初めて外国人雇用をする時、入管法と労働法に注意しましょう!

外国人雇用を始める場合、入管法と労働法をしっかり守らないと厳しい罰則が科される場合があります。罰則は企業と外国人従業員の両方に科される場合があるので注意しましょう。日本人を雇うのと同じ感覚でいると、思わぬトラブルに巻き込まれるかもしれません。

湊 紘毅/行政書士

この記事のアドバイザー

湊 紘毅/行政書士

法律を学びたい、と思う人達を応援する記事を書いています。


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目次

3. 外国人雇用で注意する事

外国人雇用をする場合、入管法の規定を守って雇用する事が重要です。雇用後も出入国在留管理局の調査があって、違法な労働が発覚すると、会社と外国人の両方に罰則が科される場合があります。日本は外国人に単純労働は認めていないので、申請内容と異なる労働をさせていると不法就労と見なされる危険があります。

外国人雇用で入管法は必須

外国人を雇用する際注意しなければいけないのは、主に2つです。本来就労する事が出来ない在留資格で在留する外国人を雇用しない事と、就労を許可された外国人でも許可された範囲を超えて就労させない事です。これらは外国人が持っている在留カードを見ると確認出来ます。在留カードに就労制限についての記載欄があるので必ず確認しましょう。

そして、外国人は勤務先の会社が変わったら必ず出入国在留管理局に届出る必要があります。これらの入管法に違反して不法就労に該当した場合、雇用企業と外国人の両方が処罰の対象になります。

特定技能で雇用する場合、労働法も重要になる

「特定技能」の在留資格で外国人雇用する場合、入管法だけでなく、労働法もしっかり守らなければいけません。もちろん、通常の就労ビザで雇用する場合も労働法を守らなければいけないのですが、「特定技能」で雇用する場合、違法な長時間労働やサービス残業が発覚すると、より重いペナルティが科される場合があります。

例えば、5年間「特定技能」で外国人を雇用する事が出来なくなる場合があります。「特定技能」で外国人雇用出来る業種は人手不足の業界が多いので、このようなペナルティが科されると事業に大きな影響が出てきます。そのため勤務時間や勤務内容などしっかり管理する体制を構築する事が重要になってきます。

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外国人を雇える会社は社会的信用が増す

このように外国人雇用をする場合、しっかり法令を守る事が重要になってきます。管理体制が悪く、入管法や労働法に違反している会社はそもそも外国人を雇う事は出来ないので、外国人を長期間継続して雇用している会社は労働環境が良い会社といえます。

労働環境の良い会社は社会的に信頼されるので、外国人だけでなく日本人労働者からも支持されて人が集まりやすくなります。人手不足の時代にあって、労働者をたくさん雇えるだけでも事業を行う上で有利になります。このように社会的信用が得られれば事業を大きくして会社を成長させる事が出来ます。

外国人と日本人のチームワーク / ビジネスマン

これからの外国人雇用の可能性

日本は少子高齢化の影響で労働人口は減ってきています。人手不足の業界が増えてきたので、「特定技能」の在留資格が出来ました。「特定技能」で働く職種はより現場に近いブルーカラー系の仕事を想定しています。これらの職種で外国人労働者が多くなると、今までより法令をしっかり守る事が重要になります。

外国人を多く雇える会社は有利になる

現場仕事で労働法や入管法をしっかり守れる会社は外国人を多く雇うようになるでしょう。それが労働環境の改善に役立つので、日本人労働者にとっても利益になります。日本人と外国人労働者をたくさん雇える会社は、働き手を確保出来るので事業を大きくする事が出来ます。会社は社会的にも評価されるので、そのような会社がより成長していくようになるでしょう。

社会的に評価される会社が増えれば、労働者にとっても仕事と生活のバランスを保つ働き方が出来るようになります。社会全体の利益を考えると、このような働き方が出来る会社が増えると今後日本経済が今まで以上に発展していく可能性があります。

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